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読みたくない息子

私が出会ったギフテッドには大きく二派に分かれると感じています。

  • 早くに読み書きができるようになりとにかく本が好きで暇さえあれば読書にふけるタイプ。フランスの小学校で飛び級するのはこのタイプ。すごく賢いが意外にもに数学系が苦手だったりする。

  • 読むのは大嫌い(もしくは読みづらい?)できることなら読みたくない。けどぶっ飛んだレベルでの数学、プログラミング、物理のセンスと熱意を持っているが学校では「地頭はいいけどできるだけ読まずにおこうとしているため努力をしないなまけ者」と先生にレッテルを貼られることが多い。

どちらも兼ね備えた秀才タイプもいるとは思うけど、私が出会ったギフテッドとわかるタイプはこの二つに分かれる気がしてます。

息子はここでいう理系タイプ。読むのが大嫌いです。というか軽度のディスレクシアかなとも疑ってます(診断としては出ていません)そうでなくてもおそらく本人が様々なことを頭で処理する速度より読むという作業が遅すぎてもどかしくイライラしてしまうのではないかと思ったりします。
その辺はADHD? と思っていますがこれも診断が下りていません…というかフランスの児童発達医療遅れてる!(←この件はまた別の記事に書く予定です)

初めは息子の読み嫌いのせいで私も息子の数学的な才能を気づけなかった、というか気づく余裕がなかった。発語は比較的早かったのになかなか話せなかったのでただただ息子は何らかの発達障害があると思い不安(今となってあると思ってます 爆)になり、様々な医療機関を渡り歩いた。
息子が6歳の時に自費で受けたIQテストでギフテッドとわかってようやく、息子の資質を理解し始め、その過程の中で実は理系大学の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)では ディスレクシアのことをMIT病と呼ぶほど、理系にやたら強い人間に多い障害ということが分かった。

脳って不思議ですね。
どうしてこうなるんだろ。

にしても、マジで、本当にもっと文字を読んでほしいです。
今の時代文字以外でも情報が得られるといっても学校の学習や試験はすべて文字。文字がしっかり読めなければ本人の資質を証明する手段も厳しいわけで
(ここでMIT病のMITの学生はどうやってMIT入ったの?とも思うが)
自由に学ばせたいとは思いつつ読むことに関しては口酸っぱく
「読まなきゃわかんないよ!」
と言ってます。

とはいえ、というかそのかいあってかなのか学校では国語であるフランス語もまあま”優”を取れるようになってきました。が、下手に賢く気が回って読解に関しては基本読まずに問題を読んで最短ルートで答えを導き出しているみたいで本当にいらん最適化が得意です。

なので少しでも本人が好きなもの、ハマりそうな書籍を与えては(夫が)読み聞かせをしている日々です。

本好きの道のりは長いです。

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