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2Eギフテッドの息子と学校教育

息子はギフテッドですがディスレクシアです。

ギフテッドでありながら発達障害、学習障害を持つ人のことを2E(二重に特別な)と呼ぶらしいです。

ギフテッドで学習障害?どういうこと?といわれてしまいそうだけどギフテッドはいわゆる学校の中の優等生であるとは限りません。

むしろ学習に困難を抱える子も多かったりするそうです。フランスでは実にギフテッドの1/3が学校の勉強、生活に問題をかかえているそうです。

どっかで聞いた話ですが(適当ですみません)人は対話する場合双方のIQが20以上の差があるとコミュニケーションがまともに取れないとのこと。ある能力でIQが130以上ある子は平均IQ100前後に合わせた学習スタイルだと意欲がわかなかったり、むしろ理解が出来なかったりするのではないかと想像します。

息子を見ていて思うのですが、彼らは他に比べて頭がいい、ということではなく、単に思考の方法が違う、というか一般の人たちとは逆なんです。

物事を基本的に俯瞰的、立体的に見ている。だから物事の本質を直感的に理解しやすい。だから傍から見ると天才的に感じるけど一方、物事を切り抜いた一部分だけ見るのは極めて苦手。というかなんでそれを切り抜いてみなければいけないのかわからないと興味がわかないみたい。しかし一般的な人は逆で物事の一部分から認識し全体への理解が進む。勉強でいうと基礎を積み上げてそこから世界(応用)を広げて理解していく。なので一般的な教育の方法もまず「基礎」ありきなんだけどこれが一部のギフィテッドには苦手(苦痛)らしいのです。それが2Eとなるとこれが顕著になり、傍目ではどちらかというと落ちこぼれ側になります。

話を戻して(笑)、息子はディスレクシアだと冒頭に書きましたが程度でいうと軽度だと思います。読めるけど読むのに時間がかかるという程度なので。でも読むという行為はとても労力を要するみたいです。その程度?と思われるかもしれませんがギフテッドの特性で超厄介な「完璧主義」+「過興奮性」のおかけでしっかり読めない自分を必要以上に責める、もしくは見ないようにする=できる限り読まない というメンタルが働いてそれも激しく反応するのでケアする親も大変です。

親も大変なのだから学校の先生にとっては非常に扱いにくい生徒、ということになると思います。なんで一般教育の集団ではどうしても厳しくなると思います。さらに上記のと特性のおかげでまあ勉強はできなくても学校で楽しくやっていければいいと親が思ったとしても本人が学校でできない自分を許容できなくなる=学校が嫌い、になるので勉強ができないと本人自身が学校がつらくなるのです。

もーめんどくさい。

息子は現在一般教育とオルタナティブ教育(自分で課題を決めて取り組むスタイル)の間のようなことをしている学校に通っていて今のところおおむね楽しく通ってますがその代わり、家でできる限り宿題+勉強をしっかりさせています。不満そうにしながらも嫌がることがあまりなく頑張って取り組んでくれるので本人も必要性を感じているのでしょう。

というわけでそんなこんなでなんとか学校教育に入りこめてる(?)息子。

今後、思春期等を考えるとどうなるかわからりませんがとにかく親子で一歩一歩、社会の固定概念にこだわらず、息子が幸せであることを第一に試行錯誤していけたらと思っています。



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