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フランスのギフテッド教育事情

遅れてます。というか公教育ではほぼ全く行われていません。

唯一あるのは飛び級させるということぐらいだと思います。

とはいえ、ギフテッドの存在(定義)はだいぶ前からあるみたいで40代の方で子供のころ検査でギフテッドと診断された等の話を聞いたことがあって、それも、その後公の機関からそのことに関して何かしてもらったわけではなかったとのことでした。おそらく学校の先生が子供を把握するための特記事項に記載されているかもしれません。

ギフテッド教育は欧米では進んでいる、という話をよく聞きますがそもそも日本人が欧米という場合は英語圏の国の話がほとんどで、欧州(ヨーロッパ)の非英語圏は入っていないように感じます。それなら「英語圏の国々では」といったほうが正確なのにと常に思っています。話それた(笑)

ただ、ギフテッド教育に特化したような私立の学校は存在します。ただ、学費が高くて万人が受けられるのものでもなく、それも首都圏中心で不公平感を感じます。

なぜギフテッド教育が公教育で行われないのかフランス人の夫に聞いてみるとそもそも社会主義意識が結構強いこの国では変な平等意識があって、公教育は「みんな横並び」が大前提。障害があること達の支援は別としてギフテッド=できる子の特性を伸ばす教育を行うことはその前提を壊すことらしい。

意外。

変わろうとしている日本の教育よりもしかすると悪いんじゃない?考えが古すぎるだろ!と思った。確かに世界中の教育改革の波の中でフランスはうまく立ち回っていない。というか数年前にフランスは学校に通わない、完全ホームスクーリングを原則禁止した。

現在は私の息子は私立の学校に通っている。ギフテッド専門校ではないができる限り個々での習熟度に合わせた教育をしたいという方針で結果的にフランス教育省の教育要綱に準拠していない。そのために国からの助成金をもらえないので学費は普通の私立の2倍以上。正直痛い出費だができるだけ息子に良い学びの環境を与えたくて小学校までは頑張ろうと思っている。

中学以降はどうなるか今のところ分からないが息子のようなタイプは高等教育では英語圏がいいのではないかという気持ちが日に日に強まっている。

と言ってみたものの裕福な家でもないので今のうちにそのためのお金をためねば…と思う今日この頃。

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