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息子がギフテッドでした。(その1)

世の中の子育てをされている親御さんならば一度は「子供を天才にするための○○」みたいな、育児本やノウハウ本を目にしたり、手にしたりしたことがあると思います。かくいう私も数冊読んだクチです。その延長で、実際に天才といわれているお子さんのブログやら、経験をまとめた書籍を手に取ったりしているうちに「どうやら、世の中にはギフテッドといわれる、」生まれついて標準よりはるかに知能の高い子供が存在するらしい」ということを知りました。

ギフテッドとはざっくり言うとIQテストで数値が130以上もしくは明らかにある特定の分野において(特に数学系を重視するそうです)抜きんでた才能を持っている人のことを指すそうです。

子供がまだ3歳ぐらいの時、このギフテッドという人がいることを知ったのですが、その時は「あ~自分の子もギフテッドだったらいいな~」なんてのんきなことを思っていました。

けれど「こいつ、明らかに賢いタイプではないな。。言葉の遅れもあるしむしろIQは低いほうだろう。。」と思っていたので自分たちとは関係のない話だと思っていました。

しかし息子が6歳の時に、言語訓練を行っている言語療法士の方から

「この子へ質問回答がかなり独特なので念のため専門家のもとIQテストを受けてください」

言われました。「???」とは思う反面、思い当たるような部分もありすぐに検査を受けさせることにしました。

正直、「自分が試されている」ということを感じると心のシャッターをおろしてしまう息子。果たしてマトモに受けることが出来るのか。。。不安でしたが 担当した心理士の方が子供の扱いにとても精通していて、本人は遊んでいるような気持でテストを受けられたようで「めっちゃ楽しかった!」とのこと。ほっとして10日後の結果を待ちました。

そこでわかったのは息子がいわゆるギフテッドであるということでした。

特に空間認識能力、物事の法則性を見つけ出す能力が人口比の1%以下のIQ値でとても高いことがわかり、またこれは驚きだったのですが、言語の遅れにがあるにも関わらず言語理解能力は平均値よりも高いことがわかりました(どういうこと???)

言語療法士の方は息子の知能が高いことは予想していたようですが言語理解能力は低いだろうと決めつけられていたので(←ひどい。。)これには驚いたようでした。

一体どういうこと???親の私たちもびっくりしたのと嬉しいのと困惑したのとで正直複雑な気持ちになりました。

とはいえ息子がどういう特性をもった人間なのか、理解するうえでとても大きな助けになっています。

とはいえIQテスト(息子はWISC-Vを受けました)は一つの指標であってその人のすべての能力を数値化できるものではないともつくづく思いました。

だってこの言語の遅れを説明できていないのですから。

ただこれをきっかけに彼が得意なことがより明確となり、また得意なことを積極的に伸ばしてやろうという気持ちが本格的に定まりました。

そして一年経った今、彼は大好きな音楽とプログラミング、そしてテニス(ボールの軌道を追うのが好き (笑)に邁進中です。

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