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だって私は牡羊座の女
2022年11月1日 15:43
私は思う。深夜こそ真の自由時間であると。だって深夜ってなんの縛りも無い。朝の時刻表に追われて眠い目を擦る焦りも、昼間の授業の義務感も、夕方の塾のやる気がある生徒の素振りもいらない。深夜は、次の日を犠牲に捻出する、生産性のかけらも無い、健康と時間のいたずらな消費に過ぎないからである。自分勝手に作った時間なのだから、何をしたっていいという道理なのだろうか。日常から切り離された暗闇の中、外の音すら
2023年1月11日 05:47
泣いている時は、ひたすら、ごめんなさいと思っている。涙で、赦しを乞うている。情けない声を体と喉から絞り出して、“可哀相なてい”を繕っている。心配して欲しいと思っている。赦して欲しいと思っている。誰かが聞いていると思って泣いている。過呼吸や、キューと鳴く声も、所詮子羊の演出である。もし、泣いている時に、背中に刃物が飛んだら、「ああよかった」と思う。所詮自分で死を選べない執着者であるから、無作為に