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短編・童話

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短編作品と童話作品をまとめています。
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魔女型ロボット(予告?)

魔女型ロボット(予告?)

『無駄なものの中にこそゆとりを見出す』をコンセプトに造られた、外観も機能も無駄満載の魔女型お掃除ロボット。

ある時AI学習機能のバグで心のようなものが出来て、めんどくさい気持ちや淡い恋心が芽生える…

タマシイ無き機械に芽生えた陳腐な心の葛藤と成長を描くファンタジーメンヘララブストーリー?

みたいな短編を書いてみようかな?と思いついたのですが、あまりに雑多なうえにオチも浮かばないので取り敢えず

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【短編】公衆電話

【短編】公衆電話

「もしもし、あっ、俺。
別に用事があるってわけじゃないんだけどさァ …… 
なんか、家に居づらくてさァ …… 
今、外なんだけどさァ ……」

夜更けに公衆電話で長電話している男がいる。

茶色っぽい、キツネ色とでも言った方が近いだろうか。そんな色の服を着た男が公園の公衆電話で長話をしているのである。

30メートルほど離れた通りからもよく聞こえるような大きな声だ。

「それでさァ …… さっきさ

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【短編】ご主人様はまだか

【短編】ご主人様はまだか

三匹の犬が、並んで遠くを眺めている。
飼い主の帰りを待っているのだ。

毎朝、飼い主がこの方向へ出かけて行き、夕方この方向から帰って来る事を犬たちは知っている。

しかし、待てども待てども、飼い主は帰って来ない。
いつもなら、とっくに帰って来ている時間だというのに。

犬たちは、心配そうに飼い主が帰ってくるはずの方向を見つめた。

春のやさしい夕空に、そよそよと気持ちの良い風が吹きぬけた。

うら

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【短編】 夢

【短編】 夢

僕は、何かに追われて走っていた。
これはきっと、この間見た夢の続きに違いない。
この間見た夢も、やはり、僕は何かに追われていた。
そして、僕は空を飛んで逃げたのだ。
だから、今日も、空を飛んで逃げればいい。
そう思った。

ところが、今日の僕は、空を飛べない。
いくらもがいても、飛ぶことが出来ない。
やっと、宙に浮いても、足をバタバタさせるだけの低空飛行しか出来なくて、もがけばもがく程スローモーシ

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【童話】 もみじ

【童話】 もみじ

もみじくんは、秋になると赤くなります。
そして、当たり前のように、山を赤く染めて行きます。
 

でもそれは、当たり前の事じゃないのです。
もみじくんは昔、1年中みどり色だったのです。

もみじくんは、秋になると、悲しくなりました。
だって、お隣のイチョウくんや、お向かいの栗の木さんには、秋になると木の実がなるのに、もみじ君には、かわいい木の実がならないんですもの。
 

もみじくんは、泣きました

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【短編】 月の色

【短編】 月の色

 今日も、薄暗い帰り道に、黄色い月がぼんやりと浮かんでいる。あそこにウサギが住んでいる、というのは有名だ。しかし、何故、月は黄色いのだろう。ふと、そんな事が気になった。
 くだらない事のようだが、一度気になると、知りたくて仕方がない。僕は、色々ともっともらしい事を、頭の中に並べてみた。しかし、それらしい答えは見当たらなかった。

「今夜は、眠れそうにないな」

 そうつぶやいた時、都合よく一匹のウ

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