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【5分で知る不登校】不登校という選択が増える理由

不登校という選択は増えています

現状でいうと、不登校の生徒の数は年々増えています。
小中学生の不登校の数は平成30年~令和2年だけを切り取っても
16万→18万→19万(人)という感じで増え続けています。

ここ数年で不登校を選択したお子さんの話を聞くと、
ウィルスによる要因もありますが、それ以外にも多くの理由があります。

1:学校が苦しい

しゃべれない給食・遊べない放課後・制約の多い日常
子どもたちにとって、それはストレスです。
そして、そのストレスの中での悩みやいじめ、変わらず進むテストや受験。
ウィルスによってもたらされた、環境の変化と強制的な統制が不登校生を増やしている要因です。

2:考える時間が増えた

習い事や学校などがリモートや休みになったころに、
多くのお子さんが移動することが減る結果となりました。
その時間、何をするか。

SNS?趣味の時間?ゲーム?学び?
それは、あくまでもアウトプットのお話。

実は、学校のある生活とない生活を比較し、
メリット・デメリットを考えていました。
将来への不安、本当はやりたい事、自分自身ってなに、友達との関係。
そんなことを考えて『自分』と向き合っていました。

3:自分と向き合って見つける個性

他者との比較の中でではなく、自分自身で見つけた個性。
それと向き合う中で、学校(一条校)以外の選択肢を見つける子どももいます。
これからは、そういった子ども同士が同じ世代の仲間を巻き込みながら、
輪を大きく広げていく時代になると思います。

個性と特性の時代

ファッションは個性の時代と言われた頃がありました。
昭和の終わり頃だったか、平成の初め頃だったか。
みんなが『個性個性』と言い始めて、それじゃ『個性』じゃないって。
そんな皮肉めいたことが言われる時代でした。

今はどうでしょう?『ファッションは個性だ』と言われずとも、ファッションは個性であるという認識は広まっています。

これからは、ファッションという表面のものだけでなく、
生き方は個性』の時代がやってきます。
それと同時に、特性を持っている人も受け入れられやすくなると思います。

はじめの内は、生き方の個性や特性にスポットライトを浴びて、
苦しむこともあるかもしれません。

テレビで不登校の特集を組まれたり、
LDやADHDなど障害としてのカテゴライズをされることもあるでしょう。

でも、そののちに広がる世界は、
個性と特性がそのままでいられる、過ごしやすい世界になります。

きっかけはSDGs

SDGsは分かりやすい目標です。
以前の僕のように何も知らない・考えていない人が多いこの世界に、
まずは『知る』きっかけを作りました。
ただ、LGBTQに関わる方で、認知が広がることで苦しむ方がいたり、
それまでとは違った『優しい偏見』に悩まれている方がいることも知りました。

これが先ほど👆の項目で言った『苦しむこと』の部分です。

なんで苦しむのか、それは
・自分個人を見てくれる社会ではない
・結局、わかってくれていない
・社会には不適合なんじゃないか
温度感の違いからそんな思いがわいてきてしまうからなんですよね。

結局のところSDGsは『ルール』です。
それが徐々に世界に浸透していく事で
『ルール』が『マナー』になり、それを支える『モラル』が変わる

そうなってやっと、社会が●●●個性や特性に適応したということなんだと思います。

正しくは『個性不適合社会』

今の時代には、『社会不適合者』という言葉はふさわしくない
1:マイノリティに対する考えを変える
2:個々の特性を重んじて、多様化できる社会にする
3:『マイノリティ』という言葉や考え自体をなくす

これができないのであれば、そんな社会の方が
『個性不適合社会』なんです。

そもそも、『人』を『人』としてきちんと見ていれば、
誰しもが等しくマイノリティですからね。

表面の部分だけを、ものすごくぼやけたメガネで見てきたから、
『社会不適合者』なんて言葉が創られたんだ、そう思います。

これからの不登校

昔々のお話

僕たちの時代は、小学生の頃から『自分』について考えて、
それを発信することは教わりませんでした。
逆に、学校の意図に沿った『自分』を発表させられ、
その当時の『今ある職業』から選択させられてきました。

それゆえに学校を始めとして
『社会に適合するしかない』『それ以外は存在価値がない』
という暗黙の了解の中を生きてきました。

そんな僕らが25歳を過ぎたころ、『自分』について考えている世代のことを社会やメディアがこんな風にカテゴライズしました。

『悟り世代』

でも、これっておかしいですよね?
自分について考えていない時代の方がおかしいですよね?
考えていない僕らこそが『ゆとり世代』ですよね?


今とこれからのお話

今の子どもたちは、小さなころから自分について考える機会が増えていると思います。

年齢に関係なく自分で答えを出す機会が増えていて、
それを押さえつけたり頭ごなしに否定しない親も増えてきています。
そして、社会が寛容になろうと、一定の努力を見せています。

そのため、不登校の選択にも幅も広がるでしょうし、
その選択をするお子さんも増えると僕は思っています。

もし減るとしたら、理由は二つ。
①国側が不登校を止めようとする
┗実際、N高を始めとする通信制高校に『登校の義務化』を進めたりしています
②親が止める
┗『親が変化する』という方向に進んでほしい

そんな、『意図』にそぐわないものに蓋をするような社会にはなってほしくないですね。

最後に

明るい不登校で毎朝の話をしている中で、
こんなメッセージをもらいました。

将来的には『どこで学んでるの?』と聞かれたら
『あ、学校だよ~』とか『あ、家だよ~』とか言える
時代が来てほしいですね。

本当にそうだと思います。
僕も子どもたちを見かけたら、
「何年生?何の勉強が楽しい?」じゃなくて、
「今何歳なの?一番楽しいこと教えて~?」
そんな風に声をかけようって思いました。

もし、不登校で悩み、壁にぶつかって苦しいという方がいらっしゃったら、不登校のカウンセリングも行っていますので、☟の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください。

『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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