ことばにするのは、夜と朝との間隙に落ちぬため。

人を想わば穴二つ

「触れたい」と「触れてほしい」のどちらが正しい恋かなんて知らない。恋に主客はいらない。触れているのか触れられているのか分からないくらいになりたい。 *** 出張...

教室、制服、男と女

男っぽい、性欲に素直な男に、「この女と寝てみたい」という視線を向けられるのは、わりと嫌いではない。 *** よく知らない男と当たり障りのない会話をしていたはずな...

あなたから遠く離れて

この一連の恋文の悪質なところは、もう触れあえないくらい遠く離れた頃合いを見計らってから本人に投げつけてしまったところだ、と思う。男がたとえ苦し紛れの戯言混じりで...

Big girl cries when

一生解除するつもりのなかった実績を、うっかり解除してしまった。 自棄になって遊ぶなら、遊び慣れている相手がいい。綺麗に遊んで、お互いなんの傷も残さずに笑っていら...

あなたに抱かれて眠る夜

誰かに飼われたかったわけではない。ただ、あなたの家にふらりと現れた都合のいい野良猫になりたかっただけだった。 Episode 7. February, 2019 何を言われても傷ついた...

星よりひそかに

なにかが足りないけれどなにが足りないのかわからないと思ってしまう夜には、たいてい男が足りていない。 *** 飲み会帰りに、すこし人恋しくなったので彼に連絡してみ...