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伝えられなかった言葉たち

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オブラートに包もうとしたけど、なんか突き破った
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#コラム

笑うたびに悲しくなるほど、人生は辛くてやるせない

笑うたびに悲しくなるほど、人生は辛くてやるせない

微かな希望を込めて、名前をつけずにいた関係にやっと終わりが来た。

なんにも悪いことなんてしてないのに、どこか後ろめたい気持ちになったのは、自分でも正しくないって気付いていたからだと思う。終わったことを「間違い」だなんて思いたくはないけれど、無意味に傷ついて、無意味に傷つけたような気がしたのも事実だ。

僕らは先の見えない不安に押しつぶされそうで、それをかき消すために必死で笑おうとしていたのかもし

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教育とメディアに携わりたいから、「嫌いな人」を作らない

教育とメディアに携わりたいから、「嫌いな人」を作らない

「教育において一番大切なことは尊敬だ」

これは教育について語るとき、僕が必ず言うことである。尊敬とは、ありのままのその人を視ること。他者との対等な人間関係を築く上での必須要素であり、多くの人々が忘れていることでもある。

参照:管理職は単なる「小言のうるさい姑」になってはいけない

かなり平たく言えば、偏見持たないことになるのだが、そう容易いものではない。僕たちは知らず知らずのうち、様々な偏見を

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大人ぶったって、僕は“まだ”23歳だ

大人ぶったって、僕は“まだ”23歳だ

23歳を迎えたとき、今まで経験したことのない「何か」を感じた。切迫感と言っていいのか、責任感と言っていいのか。その感覚にしっくりくる名前はまだ見つからないけど、22歳までの僕とは明らかに違う、新しい僕が生まれてきたような気がした。

大人になる、ということなのだろうか。23歳といえば、世間的には社会人になる年齢だ。僕は浪人と休学を1年ずつ経験しているから、あと1年は学生という身分から卒業しない。だ

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僕らにとって"普通"はあまりにも難しい

僕らにとって"普通"はあまりにも難しい

日常を過ごしていて、生きづらさを感じる人たちがいる。

かくいう僕もそのうちの1人だ。小学高学年あたりから、もやもやとした違和感があった。それは歳をとるにつれて、より確かなものとなっていった。

用もないメールやめんどくさい連れション、意味の分からない若者言葉、軽い詞しか歌わない人気の歌手、急に分かったように聴きだす洋楽、つまらない芸人しか出てこないTV番組、かわいい女の子がたくさん出てくる深夜ア

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テーゼよりアンチテーゼより高次なジンテーゼ

テーゼよりアンチテーゼより高次なジンテーゼ

どこの職場でも多かれ少なかれ

先輩方の言っていることがそれぞれ違ったり、あるいは、一転二転したりなんてことはある。

そんなことに振り回された人は当然のごとく腹が立つものだが、腹が立つという感情を抱いた時点で成長は止まるだろう。

僕がいま勤務している職場では、人によって言っていることがてんでバラバラで、それに怒って辞めようとした人が居る。

その人のことを職場の尊敬する先輩に話すと、面白い答え

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最強な女

最強な女

僕は未だに高校時代の親友ほど最強な女を見たことがない。

僕が軽音楽部に入部して二日目、

僕はギターボーカルをやりたいと言っていたので、とりあえずギターを練習していた。

その時たまたま、一緒にギター教えてもらうことになった女の子。

若干ケバケバしくてやかましくて、「苦手なタイプだなぁ、話しかけてこんといて欲しいなぁ」なんて思っていた。

そんな願いも虚しく、案の定、彼女は僕を見るやいなやすぐ

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