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ワークライフバランスの考え方ではライフを充実させることはできない。

昨日、朝に家事をしているときになにおれさんのVoicyを聴いていた。
「ワークライフバランスの違和感」というテーマのお話がとても良かったので、忘れないよう備忘録的に書いておきたい。

なにおれさんは、ワークとライフを二つの風船のように、同列、別々の枠で考えいたときはうまくいかなかった、という。

それが、仕事を辞めて1か月くらい休みができたときに、毎日他愛もない日常生活を送っていたとき、1日中自分でやりたいことをできた時間がとても幸せだと思い、「仕事はライフの一部分にすぎない」と実感したそうだ。

だから、仕事内容を考えがえるときに、どんな生活をしたいのか考え、その中に仕事をあてはめる、自分の理想のライフを壊さない仕事、働き方というのを考えるといい、というようなお話をされていて、なるほどと思いました。

正社員だと365日自分の人生を支配されてしまう

その考え方でいうと、看護師という私の職業柄、仕事は放っておくと24時間365日シフトで回す仕事が多い。私も今までなんどかそういったところで看護師として正社員で働いてきました。

だけれど、私にはどうしても正社員という働き方は合わなかった。お盆も夏休みもお正月も会社の365日シフトの中の「休」や「有給」で調整されている。それ以外はすべて会社で働く。

会社員なんだから当たり前だと思う方もいるかもしれないけれど、私は苦痛だった。

フリーランス看護師になって休みは自分で調整できるように

なにおれさんのようにすべてを自由に決められる働き方がいまもできているわけではないけれど、今は仕事先を分散させることで、働く時と働かない時を自分で決めて調整できるようになった。
パートや契約社員としても働いているけれど、何年もかけて自分に合っている仕事だけを残していった。
それ以外は働きたい分だけ単発の仕事で埋めていく。
夏休みなどはわざと仕事をあまり入れずに休みを優先する。

そうやって、1年で通してみると、私も自分の「ライフ」の中に「仕事」を入れている、という実感を持てるようになった。
他の人がみたらそう思わないかもしれないけれど、これはあくまで主観的な話。

一つの会社に依存していない分、仕事をするかしないかの主導権は自分で握れている、と感じている。

1年でみたら仕事がライフの一部になったけど、1日単位でみるとまだ未完成

だけど、なにおれさんのように、1日の中で、自分の好きな時間に働いたり自分の時間を設けたり、というのはなかなか難しい。
看護師仕事をしている日は、終業時間が決まっているからだ。

そう考えると、今後の目標が見えてきた。

今は働ける日があれば目いっぱい詰め込むのがクセになっていて、平日は週5日くらいのペースで働いているが、これを週4日、週休3日へと調整していく。

または、今もたまにやっているのだが、単発バイトでは時間の短い仕事をいれいていく。今も9時半から13時半とか、10時から14時などの仕事はたまにやっている。

少ないお金で暮らせるように生活の見直しをする

いますぐそれを導入できないのはやはり子育て中で子どもたちの教育費などお金がいろいろかかるからだ。
でも、もう少し見直しをしてみる。
なにおれさんも実践していたように、「まずは少ないお金で生活する」という土台作りをする。
そうすることであまりたくさん働かなくても自由な時間の余裕が出てくる。
その段階で初めて物を考える余裕が出てくる、ということだった。

時給や日給重視で、1日めいっぱい仕事をしたりもしていたけれど、でも帰るとへとへとで何も手に着かない、今日は朝も夜も1日自分で自由に使える時間が全然ない。
そんな働き方はできるだけ、もう手放していく。

できるだけ時間も節約できるよう、最近は通勤時間も考慮するようになり、単発仕事をいれる際も、自転車で30分以内でいけるところ、など近い職場を重要視するようにしたら、これはやはり効果があった。

こうやって本当に少しずつだけれど、自分で1日をコントロールできる時間を増やしていきたい。

正社員でそれができる人はその方がいい

誤解しないでいただきたいのだけれど、私は正社員の仕事がダメだというつもりはない。
私は看護師なのでシフトが特殊で、365日お盆も正月もないシフトだったので正社員の働き方が窮屈だったけれど、祝日など暦通りに休めたり、夏季休暇など充実していたり、就業時間がきっちり決まっている仕事ならばそこで働きながらここでいう「ライフ」の中に仕事をうまく入れていくことができる人もいると思う。

だからみながみな、フリーランスを目指そう、という話ではない。
『PERFECT DAYS』という映画で主人公の男性は清掃作業員として働きながらも充実した「ライフ」をまさに送っていて、完全に自分で人生をコントロールしているようにもみえた。

だから正社員だから、とか、会社員だからとか、フリーランスだから、できるできない、というわけでもないと思う。
時間的な余裕、1日の働く時間が長すぎない、とか、毎日決まった時間で就業できる、ということも大切な要素かもしれないし、1週間のうちで働く日を少なくしたらそれが可能になるかもしれない。

私の場合は半分それが達成できていて、もう半分を試行錯誤中。
そんな感じだ。

執筆時間がなくならない働き方で調整中

私の今後のライフを考えた時に、やはり執筆活動の時間を増やしていきたいという気持ちが大きい。
そのため、朝と夜、両方とも、あるいは少なくとも朝か夜、かならずどちらかは執筆作業ができるように看護師仕事を調整した。

1日の労働時間が長かったり、通勤時間が長い仕事は手放した。
生活費も少し見直してめいっぱい仕事をいれないですむように調整した。
あれもこれも全部やりながらの執筆作業はやはり無理だったからだ。

今後も見直しを続けて、「ライフ」を充実させていきたい。

仕事も子育ても家事も、いろいろやりながらの方、いっしょにがんばりましょう。


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