人間関係に行き詰まったら、「距離をおくこと」
週1~2回、パートで行っている高齢者施設の職場で、いきなり男性スタッフが新人の女性スタッフに怒鳴ったことがあった。
人間関係が良好なのが取り柄の職場で、いつもは温厚な職員の豹変ぶりに、一瞬なにが起きたのかわからず驚いた。
要するに、目上の自分に対して礼儀のない、生意気な口調で言われたことに腹が立ったらしい。
まあ、どっちもどっちで、言い方ってもんがあるよね、という話なので二人とも今後は少しずつ反省して社会人として落ち着いた対応をとってもらい、お互い不快な思いをしないよう心掛けてもらえばいいのかなと思う。
つかず離れず
社会人としてうまくやっていくためには、私はつかず離れずが一番だと思っている。
仕事上苦手な相手がいても離れすぎず、一定の距離感で接する。表面上は礼儀正しく振舞う。苦手だという態度は絶対にみせない。相手にも感じさせない。
ここもポイントだが、仲の良いスタッフともくっつきすぎない。
一定の距離感を保つ。
仕事なのだから、友達感覚にならない。
相性のいい上司だとしても、仲良くなりすぎない。友達感覚にならない。
上司として礼儀を重んじる。
仲良くなりすぎると、人間関係が濃くなりすぎて、離れたいときに面倒になる。
今回のように、仲の良い間柄だとどちらかが勘違いした結果、相手にとっては不快な思いをさせることになることもある。
そのときの反動は大きいし、修復にも時間がかかる。
私は本当に心をさらけだすのは家族だけでいい、と思っている。
それ以外の人とは好きな人も苦手な人もつかず離れず。
どんな相手にも礼儀正しく振舞う。できる限り自分が下手にでる。
物理的に距離をおく、人間関係を濃くしない
私はフリーランスで看護師をしていて、職場はつねに月4~5か所行き来している。2日続けて同じ職場にいくことはまずなくて、毎日日替わりで別の職場へいく。
これのよいところは、同じ人と会う回数を物理的に減らすことができるので、トラブルに巻き込まれにくい、ということ。
なにか職場でいやなことがあっても、次に行くのが1週間後だったら、
そんなに気にならないことも多い。
人間関係もいじめも、毎日毎日同じ人と会うから、衝突することがあるんじゃないかと思う。
子どものいじめとかを考えても、距離が近い人同士の方がよりいじめに巻き込まれると思う。
私も経験があるけれど、家が近くて一緒に登下校する友達、クラスメート、同じ部活。
ようは自分の生活空間でよく目につくから、いやな面も多くみえてくる、ということ。
それを克服してより健全で強固な人間関係を作るのだ、とがんばれる人はやってもいいと思うけれど、大事なミッションをかかえたプロジェクトでもなければ、もっとスマートに私は働きたい。
すごくドライで冷たい考え方かもしれないけれど、
私は自分の家族と暮らしに重点をおいているので、それでいいと思っている。
それと、仕事でも趣味でも生きがいでもなんでもいいけれど、
何か別のことに没頭するものがでてきたら、トラブルを抱えた人間関係がもしあったとしても、波長が合わなくなってきて、
わりとどうでもよくなっていったりもすると思う。
あまり、引きずられない、重く考えない。
物理的にむりなら気持ちだけでも距離をおく。
私はだいたいこのやり方でうまくいっている。
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