東京の街は手を付ければ付ける程、劣化する。
2024年7月20日(土)
午前中から洗濯やら掃除やらを済ませ、昼から出かけた。
目白のTALION GALLERYに百瀬文 さんの個展「十年」を見に行く。
10年前の映像を起点に、百瀬さんが生きたこの10年のいくつかの瞬間がこぼれ落ち、言葉と絵として記録されている。
作品を通してしか触れることのない人のプライベートに触れることには、独特の緊張感やこそばゆい感覚がある。
そして、作品に照らして自分のプライベートのことを考えてしまう。
外はとても暑い。
でも、とても気持ち良い。
やっぱり夏が好きだなと思う。
久々に新宿駅の西口に行くと、大規模な工事をしていて迷路のようになっていた。
訳が分からない。
東京の主要駅はいつも工事をしていて、いつもぶさいくだ。
とりあえず今この瞬間のために取ったその場しのぎの対応が、かえって後々に問題を大きくすることがある。
東京の開発も、それと似ている。
長く、広く見通すことをせずに、目先のことだけ取り繕うことばかりして、かえって街全体を劣化させているように思える。
現在進行形で、加速度的に。
早くこの街を離れたい。
東京駅とか新宿駅とかにある、お土産用のお菓子を売るお店の店員はみんな似ている。
全員若い女性で、声が高く、独特の抑揚で商品を宣伝する。
「大好評の◯◯、今だけの限定販売です〜いかがでしょうか〜?」的な。
あの判で押したようなスタッフたちは一体どこでどうやってリクルートしてくるのか?
あのスタイルを養成する何かしらの機関(例えば専門学校とか)があるのか、あるいは生まれ持ったあの素質を持つ人をスカウトする人がいるのか・・・?
あれだけ統一性があると、何かしらの裏事情があるとしか思えない。
遅い時間にRF1に行くと、30%オフになってて、素晴らしいと知る。
僕以外のお客さんは皆女性だった。
僕がバリバリ働いてる30代の独身女子なら、残業して、帰りに30%オフになってるRF1で2、3品買って、帰って、風呂入って、音楽聞きながら、ワイン共に頂けたら、もう幸せで胸いっぱいだろうな。
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