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いつかの世界一周旅行記

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2016年に一年かけて世界一周旅行をしていた当時の日記を掲載します。 「深夜特急」やブログの旅行記などを読んだ後、実際体験してみた印象は「アジア諸国も全然安くない!」「良くも悪…
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#旅日記

101日目 地中海のグランブルーをご覧あれ

101日目 地中海のグランブルーをご覧あれ

子どもの頃、水は透明なのになぜプールは水色に塗られ、あの色は水色と呼ばれるのだろうと思っていました。

大人になって見つけたと思った答えは、地中海の青。ああ、水は青いのか。でも、水色という概念ができた時の日本の水はこんなに青かったのだろうか?やはりピンとこない。

あまりに魅惑的なブルーとの出会いでした。

2016年7月10日(日)

昨日は早めに寝て、今日は遅く起きた。疲れが着実にたまっている

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92日目 ベネチア街歩き

92日目 ベネチア街歩き

イタリアはパスタとピザが本当に美味しかった。映画の登場人物みたいな気持ちになれる美しい街並みも楽しいし、いつか深掘りしてみたい国の一つです。今回はベネチア、ナポリ、なぜかシチリア島一週間車中泊で回るというど根性なチャレンジをしました。

2016年7月1日(金)

部屋の子が寝ているので、外でコーヒーとパンをほおばる。チーズとチョコの入った甘いパン。

バスでベネチア本島まで行く。夢見た通りの美し

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86日目 マリナとイスタンブール街歩き

86日目 マリナとイスタンブール街歩き

ロシア人のマリナは、トルコで英語の先生をしていた。旅への憧れが強く、この時私たちの世界一周の話を聞きたがるので、予算なんかも話したら「あ、それならいけるかも」とスイッチが入ったらしく、この数年後にはバリを経てニュージーランドに移住した。マリナがわたしの人生にいることが誇らしい、パワフルで明るくてかわいい友達。

2016年6月25日(土)

朝起きるとマリナが美味しい朝ごはんを用意してくれていた。

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80日目 イランから陸路トルコへ

80日目 イランから陸路トルコへ

陸で他国と接している国の国境の近くに住むってどんな感覚なんだろうと、旅の間よく想像した。その国との関係にもよるだろうけど。

茫漠とした最果てに住んでいる感じにも、絵本味があります。あの空気感味わいたい。

2016年6月19日(日)

朝5時半にバスがタブリーズに着く。

まとわりつくタクシー運転手を払いのけて、ターミナルまで歩いてしまったのが運のツキ。タブリーズからワン行きのバスは9時で、8時

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79日目 さよなら運命の友達よ

79日目 さよなら運命の友達よ

最後の日まで私たちにぴったりのムハンマ。本当に私たちが不思議で面白く興味深かったらしい。よくいる日本人の私たちは、そんなに想われることはなかなかないので、貴重な経験だった。

今も時々メッセージをやりとりしつつ、会いに行けるタイミングを探ってますが、なにせ遠い!!一ヶ月とか休める日が来たら家族で行きたい。冬は雪が降るらしいよ。

2016年6月18日(土)

タラタラと起きる。パーニャンとエルノー

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77日目 シーラーズ街歩き

77日目 シーラーズ街歩き

この綺麗で安全な国のことを、アメリカはテロ支援国家と指定した。一週間滞在しただけでは表面的なことしか分からないことは百も承知だけど、指定したアメリカ政府からは、普通の国民たちの姿は見えてないということは分かった。

2016年6月16日(木)

朝7時に起きてバラ園へ。

ここも20万リヤルで事前情報よりだいぶ値上がり。どこもかしこも20万リヤル=600円以上、アジアからずーっと事前情報より値上が

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52日目 コロンボでもギンギンギンギラフィーバー

52日目 コロンボでもギンギンギンギラフィーバー

仲良くなったキャンディの宿のおばあさんジェニー。打ち解けて話してくれた身の上話に、返せることばを私は持ち合わせていなかった。

2016年5月22日(日)

キャンディ最後の朝。ジェニーから身の上話やスリランカの金持ちたちへの嫌悪感について話を聞き、心が深みにはまる。

子供の頃一家でマレーシアからスリランカに渡ってきてずいぶん長いけど、帰ろうにももうスリランカ政府が帰してくれないという。集団移住

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50日目 相棒を殺した奴らは皆殺し

50日目 相棒を殺した奴らは皆殺し

バスで流れまくっていた、あのスリランカミュージックビデオ界は今どうなっているんだろう。そもそもあれはスリランカポップ、スリランカ歌謡?どんなジャンルの音楽だったのか。隣国インドのものだった可能性もある。誰かに聞けたら良かったな…

2016年5月20日(金)

朝、また海へ行くも朝陽は見れず。太陽のことは朝も夕方も難しいねえ。

lのんびりWi-Fiしながら朝を過ごしていたら、オーナー家族が今日の

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49日目 ただ同じ場所でそれぞれ生きてるだけ

49日目 ただ同じ場所でそれぞれ生きてるだけ

とにかく平然と動物と人が共存している。これで事故や怪我に発展することもあるのだろうけど、「ちゃんと管理しろ!」と自治体が言うこともなく暮らしているのかな。「このフンどうにかしてください!」と文句言う人もいないのかな。同じ時代に生きていても、ところ変わればいろいろ違うよなぁ。

2016年5月19日(木)

朝日を見に5時おきで海へ。五分もかからず行けるって素晴らしい。犬が寄ってきた。かわいい。雲が

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48日目 トリンコマリーにてHP回復

48日目 トリンコマリーにてHP回復

トリンコマリーはポルトガル、オランダ、イギリスと占領されまくってきた歴史のある港町。

2009年までは内戦もあったとか。ビーチで牛と人が共生してる様子からは想像し難い。時が押し流すもの、押し流されてはいないけど外側からは見えないものに想像を巡らせる。

日本は辺境にあったから占領されなかったけど、占領されていたら私はナニジンと名乗っていたのだろうな。そもそも存在しなかったのかな。

2016年5

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26日目 手持ちの服に怒るなよ

26日目 手持ちの服に怒るなよ

ここからまたバンコクへ戻ります。移動はワクワクするけど神経も使う。なにせ全部行ってみないとわからないことばかりなので。その度蓄積される経験値が、活かされる機会は少ないよな〜と何年も経って思う。「なんとかなった」という記憶が私を楽天的にしてるという点以外は。

2016年4月26日(火)

鉄道移動の日。

6時に起きてパッキング。そんな持ってないのに、手持ちの服が邪魔でムカムカする。

ソンテウに

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17日目 タイの離島サメット島へ

17日目 タイの離島サメット島へ

シュノーケリングアイテムを持参して、あちこち潜ってみるのも旅の目的のひとつでした。それでも沖縄の慶良間諸島を超える海には出会わなかった。あそこは天国だ。

2016年4月17日(日)

朝からタイの離島サメット島を目指す。

港へ向かうバスの中で「かもめ」を読了する。タブレットひとつあればkindleでいくらでも本が読める幸せよ。

若い木がたくさん植えてある地域を通る。工事中エリアも多い。ここで

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2日目 九份ではしゃぐ

2日目 九份ではしゃぐ

無事に台湾に到着。早速友人と会い、うきうきしています。

2016年4月2日(土)

調べていた「チンゲイウォ ヨウヨウカー」の一言でわっちゃんが交通用easy cardをゲットした。これであちこち便利に移動できる。

すごい階段だらけで足がくたくた。荷物持ってくれるわっちゃんに少し申し訳ない。が、持ってもらう。ありがとう。

今日は九份エリアの観光。岩と山の形がいかつくてカッコ良い。元々鉱山の村

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1日目 手始めは台湾

1日目 手始めは台湾

2016年4月。当時29歳と30歳の私たち夫婦は夢だった世界一周旅行に出発しました。

予算は約250 万円、期間はできれば一年間、西回り。ルートは①秋にメキシコの死者の日の祭りに合わせて行く②各地の友達のもとに寄る。

この二つ以外は特に決めず、流れに身を任せることにしました。

2016年4月1日(金)

寒い部屋の中ダンボールを敷いただけの上に寝袋で寝るという修行行為を、二日連続したおかげで

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