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いつかの世界一周旅行記

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2016年に一年かけて世界一周旅行をしていた当時の日記を掲載します。 「深夜特急」やブログの旅行記などを読んだ後、実際体験してみた印象は「アジア諸国も全然安くない!」「良くも悪…
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120日目 思い出もこころの木陰となる

120日目 思い出もこころの木陰となる

毎日昼寝をした木陰。ここは今でも、私の心の中に木陰を作っている。風が気持ちいいのなんの。湿気もなく、蚊もおらず、適温で、ひらけていて、人は来ない。こんな場所といつか出会えますように。

2016年7月29日(金)

●27日のメモの続き
something born from human pride and the quest for pleasure can not be considered

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119日目 古い教会と曇り空、そしてネギマシーン

119日目 古い教会と曇り空、そしてネギマシーン

家の周りに何もないとはよく聞く言葉ですが、ここは本当に何もないです。広大な土地が広がってる。好奇心旺盛な旅人の歩く気すら失せさせるような…いつもならすぐ周辺を確認しにいくのに、この日になってようやく散歩に出たのは、そういう理由でしょう。

2016年7月28日(木)

●26日のメモの続き
“Whether autumn will bring wind or rain, I can not kno

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118日目 WWOFERのなんて事ない日常

118日目 WWOFERのなんて事ない日常

ここでの暮らしがすっかり生活になっていることが、写真が減ってることから分かる。暮らすような旅をまたしたい。

2016年7月27日(水)

早朝から起き出し午前中農作業、午後昼寝とのんびり、食事は自家製オーガニック野菜がメインのベジタリアン食。

この生活をしていると、ものすごく体の調子が良い。便通もばっちり、眠りも深く気分が良い。
大阪で働いていた時はやたらとお腹が空いていたけど、今それがないの

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117日目 南フランスの小さな町歩き

117日目 南フランスの小さな町歩き

写真はあるが、日記の記述がない。この日は仕事だったようなのに、どこに行ったのだろう。

2016年7月26日(火)

●借りた本からのメモ
The one straw revolution
An introduction to natural farming

人里離れたところにある木々を見てみると、肥料も与えられず水も与えられずしっかり育っているのが分かる。その力が自然にはあるのに、人が手を入

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116日目 この朝陽があれば何もいらない

116日目 この朝陽があれば何もいらない

朝キャビンから出たらこれなの。言葉いりますか?人生、これで良いって、今でも思うのです。

2016年7月25日(月)

朝から豆の収穫。プチプチいっぱい獲る。
バッタをはじめ、色んな虫たちと友達みたいな気持ちになってくる。

クレート三杯分たっぷりとってお昼。

2時半から「急ぎだから助けて〜」と頼まれた仕事をする。ぶどうの木の横に杭を打って、そこにワイヤーを張るなかなかの力仕事。人を殺せそうな力

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115日目 サンテミリオン街歩き

115日目 サンテミリオン街歩き

この日去ったオランダ人のロバートは禅僧みたいな雰囲気で、独自の世界を生きていた。私は夫より英語が分かるので、夫が人に話しかけられている時に出しゃばって訳そうとしたり代わりに答えようとしたりするところがあったのだけど、そんな時に「俺はワタルに聞いてるんだよ」と感じよく諭してくれたのが印象的だった。

それはそうだよね。答え方考えたりちゃんとコミュニケーションできてるのに、邪魔してたわ。この時気づかせ

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114日目 アジャン街歩き

114日目 アジャン街歩き

目に眩しい野菜たち。目に優しいハチミツ色の街。マイルドなポルノ写真。郵便屋さん。住民にとっての日常が、旅人にとってのご馳走。

2016年7月23日(土)

5:45発でマーケットのお手伝い。車の中でゆっくりヨークさんと話せて楽しい。

街に着いてからセッティングなどバキバキして、フランス語でのあいさつを楽しくしながら簡単なお手伝い。

途中で街の散策。

戻ってからも野菜の補充とかやれる範囲でや

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113日目 テマキズシパーティー in 南フランス

113日目 テマキズシパーティー in 南フランス

この日で最後のケイトとは、この後の旅程で再会は叶わなかったのだけど、インスタでずっとつながっています。デザイン系の仕事をしてうちと似た白い犬と暮らしているみたい。いつか会いに行きたいな。

2016年7月22日(金)

アフリカに行くの、行くのはなんとか行けても動物を見たりアクティビティにすっごいお金がかかりそう。こっからの旅をどうすれば…というミーティングをした午後。

テント生活に体が慣れてあ

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112日目 キャンプファイヤーの夜

112日目 キャンプファイヤーの夜

みんなどうしているのかな。二度と集まることはない仲間たち。でもどうしても、大抵のグループは散り散りになるものね。この儚さが人生だ。

過ごした時間が宝物。

2016年7月21日(木)

良く寝て元気になった気がする。
朝目玉焼きのせパンを食べたのも良かった。

ヨーロッパのナプキンは薄くて頼りなくもれる…品質…

きゅうりの植え付けをしながら、ジョスがnatural farmingについて教えて

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111日目 ここにきて労働の喜びを知る

111日目 ここにきて労働の喜びを知る

「働くこと」を重く受け止めて苦しんだ20代だったけど、こういう労働なら楽しいし、自分は働くこと自体が嫌いなわけではないと知れたのは収穫でした。誰と、どんな環境で、何をするか。だからといって農家になる!というわけではないんですが…目線が増えたことが大事。

2016年7月20日(水)

午後、ポルトガル人のティアゴとweedingをしていて、彼がもう時間だし終わるよ〜と言った時のこと。私らがここ終わ

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110日目 天使と行く南フランスの小さな村の夏祭り

110日目 天使と行く南フランスの小さな村の夏祭り

地元のお祭りが素敵でたまげた。丘の上なので景色が最高。踊る人々がラフでナチュラル。そんな中旧友とダベる内容は、キャンピングカーで暑い中赤子連れで旅行してたら夫に苛立ちがつのって「I’ll kill you」と言ったとか、そんな話で大笑いしてた。

2016年7月19日(火)

アンジェラファミリーが来てくれて、幸福な一日だった。彼らのキャンピングカーの滞在も軽ーく受け入れてくれるヨークさんにもとて

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109日目 フランスオーガニック農家のお手伝い開始

109日目 フランスオーガニック農家のお手伝い開始

Wi-Fiもほぼない、近くに店も民家もない環境で、朝早く起き、肉体労働をし、そこでとれた野菜をシンプルに調理して食べ、母語が違う仲間たちで英語を介しておしゃべりをし、空き時間は好きに過ごす。

あんな時間の過ごし方をする場所にまた行けるだろうか。

2016年7月18日(月)

朝早起きして草原の中ヨガをした。かなり気持ちが良い。ここは「気持ちが良い」がいっぱいの土地だ。

朝ごはんはパンにジャム

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108日目 クライラック街歩き

108日目 クライラック街歩き

WWOOF初日はいきなりお休み。結構遠い近くの街まで歩きました。高校生の娘さんはスケボーで降りていくという。土地が広い。日本にいて感じる田舎の広さよりもっと、はるかに茫漠としている。

2016年7月17日(日)

鳥の声で気持ちよく目覚める。

朝ごはんは置いてある材料を自由に使って各自で食べるスタイル。卵とトマトでオムレツを作って、パンと食べる。コーヒーシステムはイタリア製。

ロバートは走り

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107日目 南フランスにてWWOOF初体験

107日目 南フランスにてWWOOF初体験

ネパールで旅人に教えてもらったWWOOF。オーガニック農業をしている人たちがホストになり、ゲストはお手伝いをすると食事・宿泊が提供されるというシステムです。これがあったから広がった私たちの世界一周。そう、人々の暮らしが見たかったんだ。

2016年7月16日(土)

3つ星ホテルでがっつり寝たらなんだか気分が良くなっていた。

電車の旅は久々の2階建て列車、目の前は仲の良い10代の男の子とお母さん

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