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WILLFESTIVAL 感想 #3 -新しい問い-

今日は「新しい問い」、「新しい課題」について。

主催者であるNEWPEACE Inc.の代表取締役CEOである高木さんが直々に出演されている。

私たちは、さまざまな社会課題をどのようにインプットし、向き合うべきなのか?


メモ
・見るメディアが世代によって違うことにより社会課題の見え方や着眼点、語り方が大きく変わってくる。
意識的に世代やメディアを横断していかないと自分の世界の偏りが見えてこない。

・What?を思い浮かべがちだし 最終的にそれ行き着くが、Why?のほうが重要だと考える。この「Why?」が生まれるのは、世の中に感じる違和感があるからこそ。将来の見立てやこうあってほしいという欲望や願いがあることが前提。

仮説を自分なりに立ててみたり、ビジョンを言語化したり.....。
こうあってほしいという願いのもとに未来がある。

・Whyはイシューに立ち向かっていることから生まれる。Whyを探ると今までとどう価値観が違っているのかに気づけたりする。
認知の多様性の重要性。

・さまざまな角度から問題を考えてみると、いつしか感情が芽生える。ここから自分ごとにできるようになる。(怒り、違和感、、、)感情から問いが生まれる。
大人になると「そういうものだ」と納得できるようになってしまうが、そんな大人にならなくて良い。子供の方が「問い」がうまい。「なんか違う」が次のムーブメントを生む。

誰かから聞いた言葉だけで理解したつもりになると、対岸の火事以上の態度が取れない。
多様な角度から見た方がさまざまな解決策も出てくるし、自分ごとになるし、感情が揺さぶられる。
自分がやらなくても良いのに、「自分がやらなきゃ」と思うきっかけが生まれる。


・全部言葉の定義をして説明しなくても分かり合えるチーム、"黙考"ができるチームこそ働いていく上で理想の環境なのか。こういうメンバーこそ仲間。
自分でも整理がつかなかったり曖昧になっていたりすることをめちゃくちゃシェアできる人たちが深い仲間。


谷本さん
・転換期にふさわしいイシューを。
現代は近代を引きずり続けて 今があり、近代を終焉させないといけない時期に差し掛かっていると思っている。経済合理性のみ追求する時代は終わり。
欧米が作ったような近代のモデルに乗っかっていたけれど.....。それで本当に良かったのか(?)。体系化されていない(言語化されていない)資本主義にフォーカスすべき(?)。

高木さん
・アイデンティティがイシュー。
大きいものから個の物語へ(自分で選ぶ時代へ)、と思ってはいるけれど、ついていけてない人も多い。誰もが強い意志で選択はできない。自由は増えるけれど、メンタルがやられたり。。。。
だから孤独が問題。目に見える30~40人のコミュニティ(体感できるサイズ感のコミュニティ)がたくさんできるようになってほしい。
SNSは大きくなりすぎてつながりの実感が希薄になった。アイデンティティロスが深刻になり、体感できる繋がりが求められているはず。


塩瀬さん
・その課題は本当に「問題」なのか?解決したいことが世代によってずれることがある。ある人にとっては問題だけど、別のある人にとっては問題ではなかったり....。
一緒に解決したいと思ってもらえるまでのコミュニケーションを抜きにして、勝手に課題解決を焦ってしまうことがあるのでは?問題を課題にするまでの対話がずれているのでは?
・世代間の情報の違い、メディアの違い。違う世界を見ている。スタートラインとしての情報のずれ。言語の分断やズレが起きているということ。メディアを横断してメッセージングしていかないといけない。世代間の距離が開いてしまうと、取り残される世代が出てくる。
もっと縦に繋いでいく人が必要。





特に前半の内容がグサグサ刺さってきたなぁ。。。
「当事者意識」ってよく聞くワードだし、個人的にも意識している部分ではある(物事を自分ごと化して捉えるようにしてはいる)けれど、メディアの横断は確かに足りなかったかもしれないなぁ。
若者向けメディアみたいなものによく目を通すし それを読むと(わかりやすく書いてあるので当然なわけだが)かなり理解できたように感じるのだけれど、もしかしたらそれは「分かったつもり」なだけだったのかもしれない....。

メディアが制作される(記事の内容が決められる)時点で視点が若者寄りになってしまっていて、本来知るべき情報が案外知れていなかったのかもしれないなぁ。。


「感情から問いが生まれる」というのはかなり共感できる部分であり、何かに対する"怒り"というのはその人を突き動かすものだと思っている。自然と行動せざるを得なくなる.....みたいなね。

てか実際そういう「これっておかしいよね?」という考えから起業した人って多そう。




もう1つ考えたのは「アイデンティティロス」について。
これは実際のところどうなのかね(?)SNSが肥大化しすぎて「サブ垢」を極める人が増えたし、インスタのストーリーで「親しい友達のみに公開」を重宝している人を見たりすると「繋がっているようで繋がっていないSNS」が数多く誕生して(広まって)いるような気もする。

大人になるにつれて何かまた別のコミュニティが欲しいってなるのかなぁ。
というか社会人になると人間関係ってどう変わるんだろう。私からみると社会人同士のFacebookでのつながり、Messengerでの連絡って何だか不思議なんだよな(笑)。

あと多分インターン先の社員さん達がプライベートでもかなり仲良い感じなのもあって、自分が働く時のギャップにならないようにせねば.....。(今の環境が贅沢すぎるので、これ以上を期待しすぎることが怖い。)




長くなってしまったのでこの辺で。