言葉にできないこと

めねんみき

2020年2月21日 00:18

結婚式のために誓いの言葉を考えていたんだけど、

旦那さんがめちゃくちゃ難航していて、ずっと唸ってたものだから、

旦那さんから言葉を引き出すために、

「旦那さん私のこと好きなの？
ほんとに結婚するの？なんで結婚するの？なんで私なの？
私といて何が幸せなの？どういうときに幸せを感じるの？」

っていう感じで質問攻めにしていたんだけど、

その時の旦那さんの答えが、

「わからないけど、
僕の人生で一番幸福だった瞬間は、遠距離の末に東京でやっと再会できた時で、
人生で一番安心したのは、事故に遭ったかと心配していた時に無事だったと分かった時で、
この特別な気持ちとグッドフィーリングは家族に対してさえも人生で一度も感じたことがないことで、
僕にとっては、存在自体が価値があって、存在してくれているだけで幸せを感じられる。
この気持ちは言葉にできないんだよ！！！」

という返事で、

結局、言葉にできなかった、、！！！！

でも、

この「言葉にできない」事実を言葉にしてくれたことがめちゃくちゃうれしくて、

旦那さんは言葉にできない直感的なフィーリングで、直感的な愛で、野性的な本能で私と一緒にいてくれているのだな、、、！最高にうれしい！！

となった。

最近読んだ本の中に、

”「言葉にできない」は、圧倒的な心理である。言葉にできないことのほうが絶対に価値がある。”
”言葉にできないものこそがいちばん大事だ”
　　　　　　（「言語化力」By 三浦崇宏）

という節があったのだけど、

直感っていう言葉にできないものって、

その人の人生経験とか、生きてきて感じてきたこととか、価値観とか、センスとか、世界の見え方とか、人との関わりとか

ありとあらゆるものが総出して、

その人のすべてが集約されて出てくるもの(=圧倒的心理、、！！！）だと思うから、

だからこそ直感ってめちゃくちゃ尊い。

唯一無二のセンスだよなあと思う。

私も俄然直感を信じて生きていきたい。

私が引用してる節には続きがあって、

”しかし、それでも僕たちには言葉しかない。”
”言葉にできないことを、言葉にすることが、ぼくたちが生まれながらに背負った使命だ”
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（「言語化力」By 三浦崇宏）

というふうに続いていて、

言葉にできないことたちを、それでもどうにか言葉にして伝えようとするための本になっている。