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パリはすっかり秋の空、いよいよ私の新学期が始まります。

いつもと比べて、雨が非常に多く、とんでもなく冷夏だった今年のパリ。ワクチン接種が進んだせいか去年と比べると、たくさんのパリっ子たちがバカンス中は旅行に出かけて行きました。飲食店や様々なお店も夏季休業中でとても静かなパリの8月。

そして、バカンスに出ていたパリっ子たちはこんがり日焼けした肌で、旅行先から大きなスーツケースを引きずりながら自宅へ戻り、他のEU諸国やアメリカから、そしてフランスの地方から旅行でパリに来た人々は次々と姿を消し始めて、バカンスモードだった8月のパリは、少しずついつものパリに戻りつつあります。


さて、新学期からNYにあるパーソンズ美術大学のパリ校、パーソンズ・パリ(Parsons Paris)の新しい修士課程(MFA, Fashion Design and the Arts)のデザインスーパーバイザーに就任することになり、そのインタビュー記事です。英語で書かれていますが、もし良かったらお時間のある時にご覧いただけると嬉しいです。

さらにファッションデザイン学部(BFA, Fashion Design)の3年生と4年生にもひとつずつ授業を担当することになりました。

新たなページの第1章が始まります。

今までパリとニューヨークでデザイナー/デザインディレクターとして20年間活動した経験、そして20代の頃の日本での5年間の専門学校の教職の経験をパーソンズ・パリでも生かしていきたいと思います。

パーソンズ美術大学 (Parsons School of Design - The New School)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタンにある、1896年に設立されたファッション、デザイン、アートの私立専門大学で、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)や、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミー (The Royal Academy of Fine Arts Antwerp)と並び、世界で最も権威があるファッションの教育機関として知られています。

主な卒業生にマーク・ジェイコブス、アレキサンダー・ワン、ダナ・キャラン、トム・フォード、スティーヴン・マイゼル、アナスイ、ナルシソ・ロドリゲス、アイザック・ミズラヒ、デレク・ラム、ジェイソン・ウー、ジャスパー・ジョーンズ、エドワード・ホッパー、そしてノーマン・ロックウェルなど、数多くの著名アーティストや写真家、デザイナーを輩出してきました。

また、パーソンズは、世界中で放送されているファッションデザイナーを発掘するリアリティ番組『プロジェクト・ランウェイ』の舞台ともなり、それでも注目を浴びました。

ニューヨークのコーチ(Coach)でシニア デザインディレクターをしていた時に2度ほど、マンハッタンのパーソンズの1クラスでで講演をさせていただいたこともあり、今回のパーソンズ パリでのデザインスーパーバイザーの就任は何か不思議なご縁を感じます。


おととい、オリエンテーションで来ていた修士課程(MFA)の新入生たちと初顔合わせをしました。

パリにある学校だけど、もともとニューヨークの学校だからこのクラスにはフランス人の学生はおらず、アメリカ、中国、アルメニア、中東などからつい最近パリに引っ越してきた学生ばかり。授業も英語で行われます。

良かったのは学生たちがみんな新しい校舎と教室を気に入ってくれたこと、そしてオリエンテーションの期間でクラスのまとまりが既に出来ていたこと。

来週から授業開始。まだまだ慣れない環境での仕事はちょっとしんどいけど、学生や同僚たちからの新鮮な刺激を受けながら自分自身を見つめる良い機会になればと思っています。




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