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DMM英会話日記

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広告ではありません! オンライン英会話で出合った異文化と心に残る英語表現を綴る国際交流日記。
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記事一覧

「片付けられない人」や、「ボーッとしている性格」を英語で言いたい時に便利な表現。【 #DMM英会話日記 】

「片付けられない人」や、「ボーッとしている性格」を英語で言いたい時に便利な表現。【 #DMM英会話日記 】

3,000円で買った、いつ使うかわからないものをしまい込むために3万円の収納を買う、みたいなことを繰り返している母が、今度はベランダを増築してまで収納を増やすと言い出したのでちょっとした口論になった。しまう予定のものを聞いてみると、どう高く見積もっても3万円相当(しかも捨てていいレベルにボロい)なのに、ベランダ増築には100万近くかかるという……。

母の性格は、他人からのアドバイスは、それがどん

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不透明な時代、あるいは中2的マインドに使える英会話フレーズをいくつか。【 #DMM英会話日記 】

DMM英会話のネイティブ講師は概ね世界を放浪中の若者であることは以前この日記に何度も書いた。DMM英会話の講師料は、彼らの母国の標準賃金にしては安すぎるが、世界のどこからでもノマドワークできる案件としては、主に旅人(あるいは物価の安い国に滞在中)には悪くないらしい。

なので、大まかにいって彼らは人生で何かを決めあぐねている場合が多い。旅はいつ終わるのか。次の仕事は決まっているのか。そもそも将来は

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デカダントはチョコレートケーキであり、マニアックはシリアルキラーなのだ【 #DMM英会話日記】

デカダントはチョコレートケーキであり、マニアックはシリアルキラーなのだ【 #DMM英会話日記】

もし政府が、日本人の英語力を本気で伸ばしたいと考えているなら、いますぐ和製英語にメスを入れるべきだと思う。中途半端にカタカナ英語が普及しているために、その知識が邪魔をして全く英語が通じないことがよくある。
たとえば、ヒエラルキーはハイアルキーが、ジャンルはジャンラのほうが実際の発音に近い。
ジョン万次郎の辞書では、Waterは「ワラ」であり、Sundayは「サンレイ」であった。こっちの路線のまま頑

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うっかり使うとレイシスト判定されるかもしれない危険な英語。【 #DMM英会話日記 】

うっかり使うとレイシスト判定されるかもしれない危険な英語。【 #DMM英会話日記 】

英会話日記がしばらく滞ってしまった。
というのも、英語の勉強にハマりすぎて、おいこら、日本語の日記を書いている場合か、書くなら英語で書け、という気持ちが高まっていたからである。

が、ちょっと最近のレッスンで「あ、これ、差別用語認定されているの!?」という気付きが続いたので、備忘録がわりにメモっておく。

ある時、イギリス人の先生と、アメリカの黒人差別デモの話をしていて、「黒人への差別はひどそうだ

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アイルランドの結婚式は派手らしい。【 #DMM英会話日記 】

アイルランドの結婚式は派手らしい。【 #DMM英会話日記 】

DMM英会話の先生は、政治や歴史に詳しかったり、日本人顔負けのアニメオタクだったり、わりと一芸に秀でている人が多くて、話していると楽しいのだけれど、時折自分の無知蒙昧が恥ずかしく思えたりもする。

そんな刺激的な講師陣の中で唯一癒し枠に入っているのが、今回紹介するアイルランド人先生のJさんだ。
もう見るからにいい人という雰囲気で、世界の不穏や地球温暖化、ウィルスの猛威など、彼と話している間はすっか

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イギリスの凄まじい不動産バブルの話。【 #DMM英会話日記 】

イギリスの凄まじい不動産バブルの話。【 #DMM英会話日記 】

今日の先生はイギリス南部の町に住む青年。彼は、イギリスで家を買うというのは、昨今若者にとっては無理ゲーになっているのだと嘆く。

「僕の住んでいる地域の平均住宅価格を教えてあげようか。£561,524だよ。
Average house price of my town is £561,524.」

ええと、日本円に直すと…74,985,084円…、な、7千5百万円! ちなみにもちろんイギリスなので

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今の世論と文化財返還問題がなんとなくリンクした話。【 #DMM英会話日記 】

今の世論と文化財返還問題がなんとなくリンクした話。【 #DMM英会話日記 】

BLACK LIVES MATTERのデモが盛り上がるつれ、アメリカでコロンブス像が倒されたり、イギリスで奴隷貿易を手掛けた資本家の銅像が海に投げ込まれたりと、こと欧米では過去の歴史を大いに反省する流れが加速しているようだ。

この流れを受けてか、今日のイギリス人の先生は、帝国主義時代の自国について複雑な思いを語っていた。
「イギリスのミュージアムは、かつての植民地だった国々の美術品や、モアイ像、

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怒れるイギリス人青年の、カラフルすぎる罵倒英語。 【 #DMM英会話日記 】

怒れるイギリス人青年の、カラフルすぎる罵倒英語。 【 #DMM英会話日記 】

実はこのレッスンを受けたのは、アメリカでジョージ・フロイドさん事件に関するデモが激化する直前だったのだが、結果的に今思うとこの日のイギリス人先生の話は予言的であったなと思う。

この日彼はとても怒っていた。イギリスがヨーロッパの中で突出してコロナの死者数が多いことに、というか世界でもトップレベルに多いことに、心底腹を立てていた。 "I am angry." と言ってから、一呼吸おいて、" I am

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バンクシー展に行った話をしたら、アメリカのデモと政治を熱く語られた。【 #DMM英会話日記 】

バンクシー展に行った話をしたら、アメリカのデモと政治を熱く語られた。【 #DMM英会話日記 】

やっと美術館が開き始めたのでバンクシー展に行ってきたんだよ、という話をしたら、文化系オタクでアートにも関心の高いアメリカ人の先生からどの作品が良かった? と聞かれた。

「この"Stop and Search"が結構好きだった。オズの魔法使いのドロシーが警官に職質されているの、笑ってしまう」というと、「ああ、彼は警察や軍隊に対して常に批判的だからね。しかし、これは今の御時世にぴったりだな。」と笑

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スキニーって人にも使うんだ。【 #DMM英会話日記 】

スキニーって人にも使うんだ。【 #DMM英会話日記 】

細長いという言葉がうまく出なくてジタバタしていたら、アメリカ人の先生が「skinny(スキニー)って言うことができるよ」と教えてくれた。
「へえ、スキニーってジーンズのジャンルかと思ってた」
「いやいや、人にも使うよ、たとえば、She's so skinny.(彼女はすごく痩せているよね)とか。」
「それは一般的に褒め言葉?」と聞くと、意外にも長い返事が返ってきた。

「まぁ、一般的にはね……。

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死んで天国に行くだけなんて退屈そうだ。 【 #DMM英会話日記 】

DMM英会話で話したことをTwitterよりちょっと長く書こう、というつもりで始めたこのnote,毎回思ったより長文になり続けられなくなってしまった。これは英語勉強のログブックなのだ。もっと短くぽんぽん行くぞ、と心を入れ替えて、今回からは本当に自分用にメモ。

パワースポットという言葉はいわゆる和製英語(Japanglish)で、欧米ではなかなか伝わらないのだが、そのコンセプトに関してはなんとなく

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山男にゃ惚れるなよアメリカ版【 #DMM英会話日記 】

山男にゃ惚れるなよアメリカ版【 #DMM英会話日記 】

今回は雑談メモ。
あるアメリカ人の先生のお姉さんの破綻した結婚のエピソードがちょっと興味深かったのでログっておく。

そのお姉さんは、リッチな投資銀行社員と結婚したのだが、蓋を開けてみれば彼は常軌を逸した山好きで、コロラドのスキーリゾートに、セカンドハウスとして建てた山荘に家族全員で引っ越すはめになるほどだった。

「neglectって言葉知ってる?」
「ネグレクトでしょ。日本だと育児放棄とかによ

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井の中の蛙のほうがいいのかもしれない、と気づかせてくれたアメリカ人との対話。【 #DMM英会話日記 】

井の中の蛙のほうがいいのかもしれない、と気づかせてくれたアメリカ人との対話。【 #DMM英会話日記 】

真面目で負けず嫌いで優秀な人ほど、往々にしてタフな人生を歩んでしまうものである。日本トップクラスの難関大学を出て、日本トップクラスの難関大学を出た人しかいないような企業に入り、過酷な競争と重圧に揉まれて、心を病んで倒れていく……といったケースを、私はそれほど短くもない人生で何度も見てきた。

今回はそんなケースにはまりかけて、うまく抜け出した、あるアメリカ人の話。彼はニューヨーク郊外で生まれ育ち、

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困っている老人を見ても助けられないのが辛い、とイギリス人は言った。【 #DMM英会話日記】

困っている老人を見ても助けられないのが辛い、とイギリス人は言った。【 #DMM英会話日記】

今回の新型コロナウイルスの世界的パンデミックで、こと欧米がひどい状況になっている理由のひとつに、彼らのボディタッチ文化があるとも言われている。

ハグや握手は当たり前で、エリアによっては頬に軽くキスをする「チークキス」の文化もある。それをしないと失礼とさえ思われる社会で、接触感染が基本のウイルスが広がったのも、まぁ無理はなかったのかもしれない。

「日本にはそういうボディタッチ文化がないから、実際

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