マガジンのカバー画像

アレコレ楽書きessay

392
はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

らせん階段とカタツムリ

らせん階段とカタツムリ

人が生きる道のりは
らせん階段にそっくり。
季節の変化のようにぐるぐると
似ている感じの現象をめぐり
少しずつ立ち位置を変えて
階段をあがっていく。

たまには少し下りてみたりする。
らせん階段の中心部分から
将来を見上げてみたり
過去を見下ろしてみたり
自分の階段周りをみまわしてみたり。

嗚呼なんだか似たようなこと
いつかもあったなあ。
あのときはどうしたっけ?
などと考えてみたりもする。

もっとみる
待ち時間にこっそりホロスコープとふくらはぎ鑑賞を楽しんだ話

待ち時間にこっそりホロスコープとふくらはぎ鑑賞を楽しんだ話

昨日イタリアの滞在許可証の
変更手続きのサポート事務所へ行った。

これまでは直接準備していたけれども
今回は離婚・引っ越し・法改正など
いろいろな要素が絡んでいるので
確認のためにもこのサービスを
利用してみることにした。

ご多分に漏れずイタリアでの
各種待ち時間は長め。
約束の時間を大幅に回ることは
珍しい出来事ではない。

職場の知人が誰かを連れてくれば
平気で横入りさせるのも定番。
目く

もっとみる
「誰」がやったか言ったかわからない【主語がなくても成り立つ日本語による共感】

「誰」がやったか言ったかわからない【主語がなくても成り立つ日本語による共感】

イタリア語・英語・日本語で
インスタグラムに詩を書いている。

大きな違いに気がついた。
日本語は主語がなくても
文章が成立する。

「誰が」を明記しなくても
文法的に変じゃない詩や歌詞が
自然に成り立つ。

むしろ「私は…私は…私は…」を
連発すると幼い感じの表現になる。

全く同じ単語の繰り返しを
意識的に避ける書き方は
他の言語でも共通の
「美しい文章」のコツではある。

けれども根本的な違

もっとみる