一田憲子さんのWEBサイトで連載が始まります!&ここに至るまでの裏話
雑誌「暮らしのおへそ」を手掛け、
数々の書籍も出版されている編集者・フリーライターの一田憲子さん。
そんな一田さんのWEBサイト「外の音、内の香」の中のコンテンツ
「ライターズマルシェ」で、
今日から連載をさせていただくこととなりました。
第1回は、プロローグ。
自己紹介と共に、今回の企画に対する思いを綴りました。
多くの読者が、"一田さんの文章”を楽しみに覗きにくるこのサイトで、
「はじめまして」の私が書かせていただくのは、身が引き締まる思い…。
でも、私ができるのは、真摯に心を込めて文字を連ねることだけ。
一人でも多くの方に、
「この文章に出会ってよかった!」と感じていただけるような
そんなお話をお届けできたらいいなぁ、と思っています。
次回からの本編では、
様々な方へお話を伺っていきます。
更新の際は、こちらでもお知らせできたら・・・。
(掲載のタイミングは、一田さんのご都合にお任せしているので、
更新頻度などは未定です)
細く長くお付き合いいただけると嬉しいです!
秋の意識の変化から、すべてはスタートした。
さて、この連載に至るまでの裏話を少し
(いや、少しで終わる気がしませんが)
お話したいと思います。
私、昨秋、マインドがガラリと変化しました。
40歳を迎え、それまでは「これからどうしようかなぁ・・・」だったのが、
「いや、これ人生の折り返しじゃない?
どう生きるかより、どう死にたいかまで考え始める時期じゃない?」と。
その瞬間、
「どうするかなんて言っていられない!動きだそう!」と思ったのです。
気づきの秋
そこで始めた、「気づきの秋」プロジェクト。
前から続けていた読書もその一環。
noteを始めたのも、音声配信を始めたのもこのころでした。
仕事以外のアウトプット量を増やし、
言葉にしていく中で気付きが増えた時期。
コーチング資格も持つナカセコエミコさんにセッションをお願いして
話を聞いてもらったのもこのころ。
その時にもいろいろ気づきを得ながら、
「これまではたまたまお仕事を頂けることが続いていただけれど、
一度自分で仕事を取ってくる。
そういう経験をしてみたら、世界が変わると思うんです」
と自分の口で発したのを覚えています。
実は、それまで気が向いたら覗くという感じだった一田さんのサイトも、
このころあるきっかけで毎日拝読するのが日課になっていました。
そこで出会ったのが「オンラインライター塾を開催します」という告知。
いつもなら「またそのうち・・・」「どうしようかな・・・」と
迷っていたと思うのですが、
ちょうど「気づきの秋プロジェクト」の真っ最中だったので、
「このタイミングでの開催は導かれているに違いない!!!!」と
ビビッときて、申し込むことを決めました。
でも、こちら、朝の7時にポチって申し込むのですが、
倍率がすごい(恐らく)。
秒の勝負の世界。
「ぜひご参加ください」とメールが来たときは、嬉しかったなぁ!
▼申し込んだ当時の意気込みは、こちら。
一田さんに会いに行こう!
ライター塾の2日間、それはそれは濃い時間でした。
そのあたりはこちらを読んでいただくとして・・・▼
このライター塾の直後、
一田さんが編集ディレクターを務める雑誌「暮らしのおへそ」のイベントが
日本橋三越で開催されることとなっていました。
ライター塾の最後に「○○日にお邪魔するつもりです!」とお話ししたら、
「ちょうどその時間帯は取材でいないのよ!初日ならいるんだけど!」と。
そうか~残念!と思いながら手を振りつつライター塾は終わりましたが…
なんだか気になる。
私、一田さんにお礼を言いたい。
会いに行かなくちゃいけない気がして仕方がなかった。
もともとお邪魔しようと思っていたのは平日でしたが、
初日は11/3(祝)。
夫に「午前中だけ時間をちょうだい!」とお願いして、
朝いちばんを狙って会場に乗り込む計画に変更しました。
そして、ミラクルが・・・
会場に向かう電車の中、一田さんのサイトをこの日も覗くと、
その日の更新されていたコンテンツは「ライターズマルシェ」。
それまでは読者として読んでいましたが、
一田さん以外の方が書いた文章が表示された画面を目の前にして
「そうか、読むだけでなく、私書く立場でもあるんだよな、
こういう場で書くっていうのもあるんだなぁ・・・」と
ぼんやりした気づきを得ながら文章を眺めていました。
そうして、開店時間に、運よく最初に動き出すエレベーターに乗れた私。
フロアについたら、一田さんのもとへと一直線に走りました。
まだ誰にも囲まれていない一田さん発見!
「行動力があるのね~!朝一番よ!!」
私はライター塾を思い出しながらウルウルしつつお礼を伝え、
一田さんからは音声配信についての質問をされ、
私は手帳にサインをお願いし・・・と、
だいぶあっちこっち忙しいコミュニケ―ションを重ねつつ・・・
「私もいつか、ライターズマルシェで書けるように、がんばります!」と
口にした次の瞬間・・・
「あら、ちょうどいま書いてくださってる方が連載残すところあと1回で、次の人探さなきゃって思ってたのよ~!
書きたい企画、出してみて!」
え?秒で動いてますけど、この話。
「私がですか!?書けますかね!?」
「書ける書ける~!」
ひゃ~!!!!!
1分前には想像もしなかったこの展開!!!!!
どこの馬の骨ともわからない私に、
ライター塾の文章しか見ていない私に、
こんなチャンスの扉を開けてくださるなんて!!!!
一田さん、懐が深すぎる!!!!!!
そして、タイミングがハマりすぎる!!!!!!
企画を出すぞ。
おへそのイベントでお忙しい一田さんですから、
それが終わるころに企画を出そうと決め、
そこからグルグル考えました。
いくつか筋のよさそうな案は浮かんで、
何としてもこのチャンスを手にしたい私は、
それをすべて一旦提出してみようかとも思いました。
けれど、ここで下手な鉄砲を数打つって、
何かが違う気がする。
強い思いをまっすぐにぶつけるべきな気がする。
そうして、今一番興味があること。
私が迷っていること。
私が聞いてみたいこと。
それが凝縮された一本の企画に絞り込んで提出することにしました。
前職は人事スタッフだったので、
経営陣が並ぶ会議の場に持ち込むプレゼン資料とかは
たくさん作ったことがあったけれど、
今回の「企画書」ってどう書いていいのか、お作法も書式もわからない。
でも、形にこだわるのではなく、思いと筋を伝えるのが大事だと思い、
実はワードでまとめてお出ししまして・・・
(このあたりも手探り感あふれている・・・)。
そして行きついた企画が、
今回の「はじめの一歩の踏み出し方。」でした。
ドキドキしながら、勢いに任せてポチッと朝イチでメールを送信。
すると、午前中のうちに一田さんから「いいですね、やりましょう」と
もうお返事が届いたのです!
動き出した・・・!
「これまで」が、すべてつながる瞬間
「写真撮影もお願いしますが、大丈夫ですか?」
―上手ではないけれど、一眼レフで撮ることは好きです!
「UPするときはワードプレスで入稿してもらいます」
―書く仕事のきっかけを最初にくれたりょうこちゃんのお仕事で
ワードプレス触っていたから、多分イケます!
インタビュー自体は不慣れ…と不安に思っていたけれど、
話すことは好きだし、面接に明け暮れた日々を送ったこともあるから、
考えながら耳を傾ける経験自体は豊富なはず。
プロフィール写真を
タイトなスケジュールの中準備しなくてはいけない中、
協力してくれたのはインスタで知り合ったまゆちゃん。
▼その時の話はこちら。
インタビュー対象者も自分で探すわけですが、
それも私のこれまでの出会いから手繰り寄せて。
・・・と、本当に、これまでの経験と出会いが、すべてつながった。
そして形になったのが、今回の「ライターズマルシェ」でした。
40歳から、どこまでいけるか。
40歳になるまでの私は、
なんだか焦る気持ちや迷いがあって、
でも何から始めたらいいのかわからない。
ところが、「40歳」という節目を迎えた瞬間に、
自分を「実験する」ような、「使い込む」ような、
「ここからどこまでできるか、何ができるか、やってみちゃおう!」
という・・・
そんな感覚で進みつつ、
それを「フォッフォッフォ、まぁやってみなさい」と
ちょっと面白がりながら客観的に眺める自分が現れました。
「もっと早く始めていれば…」というのも正論。
でも、「40歳からどこまでいけるかチャレンジ」で
なにか一つでも誰かに勇気やきっかけを与えることができる、
そんな生き方も面白そう!というのが、今の素直な気持ちです。
これまでまいた種があったから、
私はそれで、いま順番に花束を作りはじめました。
とっても小さなものかもしれないけれど、
誰かの心を「ふっ」と軽くしたり、
受け取ってなんだか嬉しいな、と思ってもらえるような・・・
ささやかでも清々しくて瑞々しい花束を
束ねていけたらいいな、と思いを込めて。