子育てを経験するとこれからの時代グーンと生きやすくなる話
これを改めて感じたのが、先日お招きいただいた、乳幼児玩具メーカーのピープルさんのインスタライブでお話しした時。
育休中のみなさんを元気づける「子育てでキャリアアップ」というテーマでしたが、キャリアアップというよりも、「子育てを経験すると、これからの時代に大切になる力がめちゃくちゃ身につくなあ!」と話しながら気がつきました。
子どもが乳幼児でも、もっと大きくなっても、いろんな悩みが次々にでてくる子育て。そんな日々楽しく格闘中のみなさんに、声を大にして伝えたいのが「子育てをするとこれからの時代生きやすくなる力がつく」ということ!
そんな、子育てを通じて身につく3つの力について書きます。
複数のことを軽やかにやってみる「マルチタスク力」
まさに今!この記事を書き始めてから「お茶入れて!」「お腹へった!」などなど、すでに10回以上、子どもに中断させられています(汗)
こんなたび重なる中断にもめげずにnoteを書いたり、家事をしたり、仕事をしたりと、子育てをするみなさんは自ずとマルチタスクの達人ですよね。
このマルチタスク力は子育てにとどまらず、もちろん仕事にも活かせます。
特に、これまでのように、決められた成功ルートのないこれからの時代、自分で考え、試行錯誤して未知を切り開くことが大切です。ひとつのことに24時間365日専念して磨き上げることも素晴らしいですが、子育てで培ったマルチタスク力をいかして、軽やかに複数のことを試してみることでグーンと可能性が広がるのです。
時代背景については以下もご参考に🔽
チームでなしとげる「リーダーシップ」
リーダーシップって、管理職や起業家の話じゃないの?と思われるかもしれませんが、そんな大げさなものではありません。リーダーシップとは「チームで何かを達成するために必要な力」です。マネジメント力にも関係があるかな。
一人でやるより、みんなでやるほうが圧倒的に楽(ラク)で楽しい子育て。子育てに巻き込む人は、パートナーや祖父母などの家族を始め、保育園や学校の先生、ママ友、ご近所さんから、シッターさん、家事代行さんなど・・いろいろな人が含まれます。
このような様々な人を巻き込んでの子育てに欠かせない役割、それは、チームを組んで子育てというゴール達成へ導くリーダーの役割なのです。こんなに重要な役割ですが、子育てをしているみなさん、普通に毎日やっていますよね。
偉くならないとなかなか経験させてもらえないという会社も少なくないリーダー経験ですが、いろんな人を巻き込み子育て中のみなさんは、リーダー経験を毎日繰り返し、リーダーシップが身についているのです!
そしてこのリーダーシップ、これまでは一部の人にしか必要ないと思われていました。しかし、ヒエラルキー組織が崩れてフラット化するこれからの時代、リーダーシップは誰にでも必要になるのです。(詳しい説明はこちら🔽)
このチーム育児で身につくリーダーシップ・マネジメント力は、研究者の浜屋祐子さんと、立教大学の中原淳教授が書かれたこの本から、なるほど!と気付かされました。ぜひこちらもご参考に!
新しいことを生みだす「クリエイティブ力」
子どもが生まれてからは、子どもができる前と全く別の生活を送るようになったと思いませんか?
私の場合、子どもが生まれる前は「自分の世界=仕事」だったのが、出産をきっかけに、子育てという世界が広がり、さらに産婦人科からスタートし、保育園や幼稚園、今では学校やPTAなど、これまで見たことのない環境に出入りするようになって、世界がぐんと広がりました。同時に、保育園や学校、ママ友など仕事の利害関係のない人間関係もでき、視野がめちゃくちゃ広くなりました。
さらに、大人と違って理性より本能で動く小さな人との毎日の触れ合いは、いろんな社会の当たり前について「本当にそう?」と考えるきっかけになります。
このように、子育てによって自分の世界がグーンと広がり、仕事だけでは経験できないことをめちゃくちゃ体感していると思いませんか?
これはまさに、経営学でのひとりダイバーシティと言われる、イントラパーソナル・ダイバーシティーが高い状態です。つまり、一人の人間が多様な、幅広い知見や経験を持つ状態である、イントラパーソナル・ダイバーシティーが高い人は、イノベーションを起こしやすい人材になると言われているそうです。
(参考:「世界標準の経営理論」/ 著:入山 章栄)
イノベーション=新しいことや変化を生み出す力。これからの時代、個人でも役立つことは間違いありませんが、チームなど組織を率いる管理職には特に求められる力。イノベーションの大号令をかけている大企業では、このような人材がいないことが課題になっています。
子育てで得られる力が活きる時代
思うようにいかなかったり、時にはしんどいこともある子育て。そんな子育てに翻弄されていると、「今日一日おむつばかり変えていた。何も生産的なことできてない・・」というしょんぼりする気持ちになる日もあるでしょう。
でも、そもそも「人を育てる」子育て自体、人間の営みの中で最高にクリエイティブなことをなのです。そしてさらに、その中で、マルチタスク力・リーダーシップ・クリエイティブ力といった力も身についているのです。
これらの力は、特にガラッと大きく変わるこれからの時代にすごく大切になるものばかり。そんなわけで、子育てという経験から、これからの時代をグーンと生きやすくなる力が身につくのです。
ワーキングマザーも、子育てに専念するみなさんも、毎日いろんなことがありますよね。今しか感じられない日々の手触り感を味わいつつ、子育てから得られる力をいかせる時代が来たと思うと、これからのライフキャリアもとっても楽しみですよね!
ここでは、自分や「子連れMBA」に集う100人ほどのワーママの経験をもとに書きましたが、経験論だけでなくなんと、これらの力は経営学でも証明されているのです!(実証されていた!子育てが仕事力をアップする)
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#子どもにおしえられたこと #オープン社内報 #子連れMBA
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