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もしもおにぎりに『アイデア作成の5つのプロセス』を加えたら?

この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。


【まえがき】
この記事の内容

『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?

※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。


【おにぎりのご紹介】

色々な具材を入れて楽しむおにぎり。

今回は、この自己啓発を加えてみましょう。


【加える自己啓発はこちら】

【アイデア作成には5つのプロセスがある】

ジェームス・W・ヤング

(1886-1973)アメリカ

最大の広告代理店・トムプソン社の常任最高顧問、アメリカ広告代理業協会(4A)の会長などを歴任。広告審議会(AC)の設立者で元チェアマン

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

ヤングは「アイデアのつくり方」を五つの段階に分けている。

①データ(資料)集め、②データの咀嚼、③データの組み合わせ、④ユーレカ(発見した!)の瞬間、⑤アイデアのチェックの五段階である。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

①データ(資料)集め

五つの中の第一の段階は資料を収集することである。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

②データの咀嚼

第一段階での仕事を実際にやりとげたと仮定して、次に諸君の心が通りぬけねばならない段階は何か。

それは、これらの資料を咀嚼する段階である。
ちょうど諸君が消化しようとする食物をまず咀嚼するように。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

③データの組み合わせ

諸君がここでやることは集めてきた個々の資料をそれぞれ手にとって心の触角とでもいうべきもので一つ一つ触ってみることである。

一つの事実をとりあげてみる。
それをあっちに向けてみたりこっちに向けてみたり、ちがった光のもとで眺めてみたりしてその意味を探し求める。

また、二つの事実を一緒に並べてみてどうすればこの二つが噛み合うかを調べる。

諸君がいま探しているのは関係であり、ジグソー・パズルのようにすべてがきちんと組み合わされてまとまるような組み立てなのである。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

④ユーレカ(発見した!)の瞬間

諸君は問題を全く放棄する。
そしてできるだけ完全にこの問題を心の外にほうり出してしまうことである。

〜中略〜

ここですべきことは、問題を無意識の心に移し諸君が眠っている間にそれが勝手にはたらくのにまかせておくということのようである。
〜中略〜

諸君はシャーロック・ホームズがいつも一つの事件の最中に捜査を中止し、ワトソンを音楽会にひっぱりだしたやり方を記憶されているにちがいない。

実際家で融通のきかないワトソンにとってはこれはひどくいらだたしい手順であった。

しかしコナン・ドイルはすぐれた創作家で創造過程というものがどんなものかをよく知っていたのである。

〜中略〜

問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺するものに諸君の心を移すこと。

音楽を聴いたり、劇場や映画に出かけたり、詩や探偵小説を読んだりすることである。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

どこからもアイデアは現われてこない。

それは、諸君がその到来を最も期待していない時ーひげを剃っている時とか風呂に入っている時、あるいはもっと多く、朝まだ眼がすっかりさめきっていないうちに諸君を訪れてくる。それはまた真夜中に諸君の眼をさますかも知れない。

〜中略〜

アイデアの訪れてくるき方はこんな風である。諸君がアイデアを探し求める心の緊張をといて、休息とくつろぎのひとときを過ごしてからのことなのである。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

⑤アイデアのチェック

この段階において諸君は生まれたばかりの可愛いアイデアをこの現実の世界の中に連れ出さねばならない。

〜中略〜

ほとんどすべてのアイデアがそうだが、そのアイデアを、それが実際に力を発輝しなければならない場である現実の過酷な条件とかせちがらさといったものに適合させるためには忍耐づよく種々たくさんな手をそれに加える必要がある。

多くの良いアイデアが陽の目を見ずに失われてゆくのはここにおいてである。発明家と同じように、アイデアマンもこの適用段階を通過するのに必要な忍耐や実際性に欠けている場合が多々ある。

しかしアイデアをこのあくせく忙しい世の中で生かしたいのなら、これは絶対にしなければならないことなのである。

引用: アイデアのつくり方/出版社: CCCメディアハウス/著者: ジェームス W.ヤング/解説: 竹内 均/翻訳: 今井 茂雄

【恐らくこうなる】

午前6時。
エンジン音の代わりに、朝日がリビングの窓から差し込む。温かく両手を照らす。

今日も小学3年生の息子のために、愛情を込めておにぎりを作る。

ママは張り切っている。
なんたって、おにぎりを作るのが一番好きだから。両手を合わせて愛情を確かめた。

STEDIAのシステムキッチンでマルマンの黄色いB5のスパイラルノートを開く。

そこには、おにぎりの具材のアイデアがびっしりと書いてある。

「具材は何にしよう?」
鮭、たらこ、ウィンナー、おかか。それとも、ハム、メロン、バナナ…やりすぎかしら。

私がおにぎりの具材を決める習慣がある。

まず、ヤオコーでおにぎりの具材になりそうなものを『収集』する。

そして、その食材の特徴を自分なりに『咀嚼』する。

おにぎりの具材は何が良いか?を、ノートに書いて『組み合わせる』。

そして、『発見』。すなわち、ひらめくまで待つ。ジャズが好きだから、YouTube Musicで聴く。

ある日突然ひらめいたら、最後に、美味しいか?『チェック』する。口に合わなければ、調味料で味を整える。

あ〜!
やりたいこといっぱい!この想い、はごろもの海苔じゃ巻ききれないわ!

次の日、息子が笑顔でこう言ってきた。

「ママ!ボウリングみたいなおにぎりの中に、鮭とかハムとか人参がたくさん入ってたよ!」

そう。
私はやりたいアイデアが多すぎて、遂には、おにぎりをお弁当箱代わりにしてしまった。


🅿️アイデアを生み出す5つのプロセスは、『収集』『咀嚼』『組み合わせ』『発見』『チェック』です。

ほとんどのアイデアは、このプロセスを経て生まれています。

おにぎりもアイデアも、実にシンプルな工程。愛情込めて両手で握れば、簡単にオリジナルになる。美味しくもなる。

もしもおにぎりに『アイデア作成の5つのプロセス』を加えたら、恐らくこうなる。

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