記事一覧
とある外資企業が社員に当事者意識をもたせている方法(前編)
はじめに当事者意識を持っているとは、会社と社員の利益が一致している状態であるとの記事には納得がいく。 https://blog.tinect.jp/?p=68623 その“利益”が、自分自身の…
旅客数の見通しデータ
航空会社の決算資料の分析をしていて、旅客数の見通しは横着して分析していませんでした。
別の株式関連ニュースで、航空会社2社の決算見通しが情報修正されたという情報を見て、なにかしら見通しデータがあるのではないか、と感じて今回追加で調べてみました。
https://x.com/comedandy/status/1703294472359182507?s=20
インバウンド、アウトバウンドの月次実
Chat GPTの企画職・コンサルでの活用例
はじめにChat GPTの登場により、一般論として経営コンサルの仕事の仕方がどのように変化するかについて3月に考察しました。
当時はまだまだ浅いものでしたが、その後に発表されたChat GPTの新しいAPIや関連するサービスを使ってみて、具体的にできそうなことも見えてきたので更に活用方法について整理してみました。あくまでもこういう使い方ができそうという案ですが、実務での使い方の参考になればと思い
学校教育にIT業界ができること(後編)
前回の続きである。
2)ICTの活用例
②渋谷区のケース
私が一緒に活動する、"シンニホン"アンバサダーズコミュニティの仲間には、元高校教師や学習塾経営者がいる。渋谷区の高校にいた元先生の方から聞いたことだが、ICT活用の一番の効果は、先生の効率化により子供に使える時間が増えることだという。
先生にとっては、出席簿や採点の管理など紙管理や紙配布するものも多く、これらをPCに打ち直すなどはチリ
学校教育にIT業界ができること(前編)
はじめに
個人的に教育分野に関心を持っていることをこちらの記事に書いてみた。教育については世間一般的にも関心が高いことだと思っており、何人かの方に反応も頂いたので、このテーマについてもう少し掘り下げてみたい。
教育というテーマは広いが、私が特に関心があるのが、通信教育・ITを使って地方や田舎での教育をより楽しくするということだ。地方移住する際に、もし子供がいたら教育面は心配事として大きいと妻とも
日本の経営者は悪代官なのか?
はじめに
日本人の給料の低さをまとめてある記事を読んだ。
OECD調査の最新の平均給与のデータを紹介し、大企業での内部留保を問題視するような記事だった。
内部留保自体は問題なのだろうが、ここに書かれたデータだけで、給料を上げない経営者が悪いと論じるのは結論ありきに思えた。
日本全体の稼ぎが多い(1人あたりGDPがそれなりに高い)のに給料が低いなら、経営者が溜め込んでいると言えそうだが、果たし
外資コンサルに入社する理由
## はじめに2021 年も、いわゆる経営コンサルが新社会人に人気のようだ。
[【大学院生・文系】2021年卒 就職希望・人気企業ランキング | キャリタス就活2021 | 新卒・既卒学生向け就職活動・採用情報サイト]
https://job.career-tasu.jp/2021/guide/study/ranking/3_2.html
上記のサイトでは、トップ10のうち3社(1.アクセンチ
ルールだらけの大企業と、ルールの無いベンチャー企業の違い(後編)
## はじめに前回の記事では、NETFLIXという大企業(社員規模でいうと博報堂並)でありベンチャー企業の意思決定の仕組みを解説した。
NETFLIXは次々と新しいプロダクトや仕組みを生み出しており、優れた意思決定ができていると言えよう。
ルールだらけの大企業と、ルールの無いベンチャー企業の違い(前編)
その意思決定の仕組みを簡単に言うと、
1. 新しいアイディアに対する様々な意見を集め
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ルールだらけの大企業と、ルールの無いベンチャー企業の違い(前編)
はじめに
私がとある某大手インフラ会社を支援したときのことである。
数十億円を超える大型のシステム開発案件を担当していたが、その会社ではシステム一つを開発するために経営会議の承認が必要であり、その最終的な承認のためには2ヶ月前には会議にかける資料を準備しなければならないと言われてしまった。
担当の方と話していて、“各レイヤーに意見を聞いて資料を直す“官僚的なプロセスは、世の中のベンチャー企業(
ワークライフバランスが取れているコンサルの実態(仕事の紹介編)
はじめに
仕事の激務さは、都道府県の違いよりも職種の違いに依存するように感じる。
先日のアド街ック天国で兜町が特集されており、しきりに証券マンの忙しさが語られていた。私の妻は新潟出身だが、その高校の友人で、地元で証券会社に就職した女性は激務すぎて辞めてしまったという。
私自身は経営コンサルといういかにも激務な職種についている。同僚や友人は確かに長時間労働している人が多いが、実は私自身は今はワー
とある外資企業が社員に当事者意識をもたせている方法(前編)
はじめに当事者意識を持っているとは、会社と社員の利益が一致している状態であるとの記事には納得がいく。
https://blog.tinect.jp/?p=68623
その“利益”が、自分自身の成長と会社の成長、であろうと、自分自身の給料と会社の利益、であるかは会社によって異なるが、私の過去の経験ではそれを体現していると言える。
私は現在4社目の経営コンサルティング会社に勤務しているが、長い順で
読書感想:チョウはなぜ飛ぶか
この疑問を持つことがすごい:生き物が何を考えているかを知りたい思う心が生んだ日高さんが物心ついた時は日本が第二次世界大戦で敗戦間近であり、学校の授業は軍国主義。
終戦末期は中学生ながら工場に勤める経験もしているが、時間がある日は山に出かけてフィールドワークをする。
昆虫に詳しい近所の歯医者さんと友達になる。
終戦後に歯医者と協力して、研究をしているストーリーがほっこりする。
研究成果:チョウ道、
書評:未来に先回りする思考法
Amazonレビューに書かれていた、以下の2点は新しい視点だったが、これ以上の学びはなかった。・「1番になれるか?」を問いにしてる事業は既に誰かがルールを作っている。プレイヤーは逆立ちしてもルールにはかなわないので新事業をするならルールメーカーがいない領域を攻める
・有名なGoogleの20%ルールも、モチベーション等のマネジメントではなく、不確実性のリスクヘッジという側面がある
書評:ジェフ・ベゾス 果てなき野望
期待したこと、読む前に予想していたこと1) ベゾス自身はどの程度Amazonの仕組みや技術面に関わり、意思決定をしていたのか?
・イーロン・マスク同様に、ある程度は技術的にできることを理解しつつ、どちらかというと顧客が求める機能や方法をエンジニアに伝える立場であった
・仕組みの原型は設立メンバーの古参エンジニアが作ったが、更なる技術的な改良などは思想に感銘を受けて入社した若い技術者が作った
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