見出し画像

読書感想:チョウはなぜ飛ぶか

この疑問を持つことがすごい:生き物が何を考えているかを知りたい思う心が生んだ

日高さんが物心ついた時は日本が第二次世界大戦で敗戦間近であり、学校の授業は軍国主義。
終戦末期は中学生ながら工場に勤める経験もしているが、時間がある日は山に出かけてフィールドワークをする。
昆虫に詳しい近所の歯医者さんと友達になる。
終戦後に歯医者と協力して、研究をしているストーリーがほっこりする。

研究成果:チョウ道、オスがメスを見分ける方法、メスが卵を産み落とす場所を探す方法などを研究して、チョウが何を考えているかに近づいていく

日本の生物学者で話題の「チョウ道」(ちょうどう)
幼虫の食べるエサの違いが原因となり、一定の規則性をもって飛ぶ道を決めている

画像1

画像3

オスはメスを追いかけて飛ぶ
同種のチョウかどうかを見分けるは、羽の模様の組み合わせであり、とても繊細(アゲハ)

画像4

メスが幼虫を産み落とす場所探し
特定の科目の植物を色と形で見分けているが、匂いや触る必要があるかは不明のまま終わる

読みやすい文章力:自分が考えたことや予想を書いて読者の頭を作ってから、実験で得られた予想外の結果を共有することでその先のストーリーを読みたくさせている(興味を持続させる)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?