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エルカミーノのはなし。
一歩踏み出したおぼつかない足元が、ぬかるみでずるりと滑る。酸素を、酸素をもっとくれ、と欲しがる喉と肺が呼吸を荒くする。
ちょうど一年前のこの日、わたしは背中と肩にのしかかるバックパックの重さにひいひい言いながら、9時間かけてフランスのピレネー山脈を越えていた。しかも雨の中。
と言ったらえっ!?何それいきなり?となるかも知れないが、ちょうど一年前の今日5月10日、(日本は11日ですね。)スペイン
ゆうばり映画祭@Huluにて映画『Submittan』公開中の巻。
ものすごくお久しぶりの更新でございます。
そしてぎりぎりのお知らせになってしまい、ごめんなさい。
2022年7月28日〜8月1日(今日)の期間、Huluにてオンライン映画祭を開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて、映画「Submittan」公開されております!
https://www.hulu.jp/submittan
こちらの記事でも紹介させていただいた木村晋さん監督による、20
『Overflow』
ぴんと張りつめたまま
そこに留まり
震えて溢れるのを待っている
自由の色に目が眩み
それでも手放せないものを
しっかり腰にぶら下げたまま
もたつく足で生きている
(溢れて流れたこの水は
誰かのもとに流れる月よ
いつか美し花となり
目に鮮やかな色咲かす)
ああ帰ろうか あの子が泣くよ
ああもう行こうか 鴉が笑う
(二つの居場所の間では 心が揺れる
揺ら揺ら揺れる
溢れて流れたこの水