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『Overflow』

ぴんと張りつめたまま
そこに留まり
震えて溢れるのを待っている

自由の色に目が眩み
それでも手放せないものを
しっかり腰にぶら下げたまま
もたつく足で生きている

(溢れて流れたこの水は
誰かのもとに流れる月よ

いつか美し花となり
目に鮮やかな色咲かす)

ああ帰ろうか あの子が泣くよ

ああもう行こうか 鴉が笑う

(二つの居場所の間では 心が揺れる
 揺ら揺ら揺れる

 溢れて流れたこの水は
 私の血であり こころの氷解)

泪が頬を濡らすなら
真珠に変えて飾りたい

それにしたって 嗚呼なんと
今日のお月さんの蒼いこと


“100 Days of Poetry” Day 95
『Overflow』


 

えっ、、、、神様ですか?