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GoodNotesをまだ使ってんの? 電子書籍歴10年、1万冊の電子書籍を持つ私のiPadで読む&書くアプリの2023年ベストアンサーは?

はじめに

今回の記事で特定のアプリを推奨しています。これはアフィリエイトでもなく、企業案件でもありません。いい方法だから書いています。アプリへのリンクは単なるリンクです。

また、iPad + アップル・ペンシルを所有しているものとします。iPadを持っていて、アップル・ペンシルを持っていない方は、安価なスタイラスペンペーパーライクフィルム、で、"iPadでペン生活"をはじめてもいいかもしれません。アップル・ペンシルを使っていないのは、もったいないiPadの使い方です。

iPadでPDFファイルを開く方法(通常モード)

タブレットでのPDFの使い方は、

  1. 読むためのビューアーとして

  2. Apple Pencilで書き込むため

です。

AppleストアにはAdobe Acrobat Readerが上位に来ます。
Adobe Acrobat Readerはホント使いにくい。
余計な機能がデフォルトでメニューに出るし(画面が狭っ!)、サブスクへの誘導が強くて、開くのも嫌になります。誰が使うのだろう?

書き込み用のアプリにはGoodNotesが有名です。

ほんとに、まだGoodNotesを使ってんの?

Adobe Acrobat ReaderやGoodNotesは、SEO対策やストアレビュー施策しているので、検索すると上位にでるようになっています。

GoodNotesもそこそこは便利です。
そう、そこそこです。

わたしもGoodNotesを持っています。使っていません。
使いにくい。

GoodNotesの問題点

1. 見開き表示ができない、右綴じPDFに対応していない。

GoodNotesでは、左綴じPDFでは問題ありません。理系文書は左綴じがほとんどです。

PDFは普通に作成すると左綴じPDF(Left Edge)で出来上がります。しかし、縦書き文書は右綴じです。日本の書籍は、縦書き&右綴じが多い。これはKindleであっても同じ。右綴じPDF(Right Edge)は特殊な方法でしか作れません。左綴じPDF(Left Edge)から右綴じPDF(Right Edge)へは、ほとんどの場合で、アプリなどでの変換を要します。
※ Abobe Acrobat Proを使う? やり方は下に書きます。

文系の方、GoodNotesが使いにくいと思っていませんか?

GoodNotesは見開き表示ができない ! 紙面が狭い!

大体、

  • 読むためのPDFビューア

  • 書くためのPDFビューア

を分けないといけません。

これ面倒です。

2. Google Driveとの連携が直接的でない

GoodNotesはクラウドストレージとの連携ができます。基本的にiCloudを対象にしています。これでは、PDFをiPadとPCで使用したいときに問題がでてきます。

Apple製品に統一しており、PCがMacな方ならば連携が容易です。それでもiCloudは無課金であれば容量5GB。大量にPDFファイルを置くには所狭しです。

Windowsメインの人だと不便。
「自動バックアップ」を使ってGoogle Driveに置くしかない。この方法では、GoodNotesでの編集にリアルタイム性が損なわれます。
※Windows版GoodNotesが2023年にリリース予定らしく、今後の動向次第です。

この2つの問題点を両方解決できます。しかも無料。

つぎの2つのアプリを使います。

PDF Viewer

めっちゃ使いやすい。
日本では、ほとんどレビューされていません。なぜだろう。

PDFビューアとしての使い勝手は随一で、PDFを読む&書くをPDF Viewer.appで1つで完結できます。

  • 一般的なPDFビューアの機能はすべて搭載。

    • 目次表示、見開き/1ページ表示/連続表示、上下/左右スクロール、画面縦・横フィット

  • Apple Pencilでの書き込み機能(無課金で可能)

    • サクサク書けます。

      • ただし、GoodNotesでの、領域を丸で囲んでコピー&移動はできません。

  • タブ機能あり

  • マルチタスク機能(アプリの複数起動)を搭載

    • タブ+マルチタスクを使えば、このアプリだけで複数PDFを開いて使い分けられる。

  • 右綴じPDFを開ける。

    • 左綴じPDFを右綴じPDFに変換(要サブスク)

  • アプリのアップデート頻度が高く、iPadOSの最新に対応している。

  • Files機能あり。iPad内のフォルダからPDFを選択できる。ファイルの移動・削除も可能。

    • PDFをアプリへのインポートしなくても、PDFを開ける。

      • それぞれのアプリにPDFをコピーしなくてもいい。

      • ファイルの一元化ができる。

    • 各種クラウドストレージに対応。

      • Google Drive, DropBox, Box からPDFを直接開けます。


つまり、

PCやタブレット、スマホで、複数の端末で同じPDFを使いたいときは、

クラウドストレージにファイル置いて、そのPDFを各端末から開きます。

クラウドストレージにPDFフォルダを割り当てておき、各端末でそのフォルダを開きます。Mac/Win/iPhone/iPad/Androidで開けます。Google Driveを使えば15GB使えて、容量に困ることはありません。

右綴じPDF変換を課金ナシで行うには、つぎのPDF Proを使います。

PDF Pro

このPDF Proも完成度が高く、普段使いのPDFビューアとして使えます。
機能は上のPDF Viewerとほとんど同じです。

このアプリも、日本ではほとんどレビューされていません。

  • 一般的なPDFビューアの機能はすべて搭載しています。

    • 目次表示、見開き/1ページ表示/連続表示、上下/左右スクロール、画面縦・横フィット

    • PDFを閲覧するにあたって、問題点ありません。快適すぎます。

  • タブ機能、マルチタスク機能あり

  • 右綴じPDFを開ける。

  • アプリのアップデート頻度が高く、iPadOSの最新に対応している。

異なる点は

  • Apple Pencilでの書き込み(要サブスク)

  • 左⇔右綴じPDF変換を課金ナシで可能。

  • PDFは、基本的にアプリにインポートして使う。

    • Files機能もついています。

      • PDFをアプリへのインポートしなくても、PDFを開ける。

        • それぞれのアプリにPDFをコピーしなくてもいい。

        • ファイルの一元化ができる。

      • 各種クラウドストレージに対応。

        • Google Drive, DropBox, Box からPDFを直接開けます。

PDFを左⇔右の綴じ変換する方法

画像のようにします。

変換は、PDFファイルとして綴じが変わります。変換すると、別のPDFビューアでも変換された状態で表示されます。

PCで右綴じPDFを開く方法

Macでの、デフォルトPDFビューアである、Apple Preview.appでは右綴じPDFに対応していません。

右綴じPDFを開くには、Mac版 PDF Viewerを使います。無課金(無サブスク)でほとんどユースに対応できます。

わたしは、MacでPDFに(手書き)書き込みをしないので、Mac版手書きアプリを知りません。Mac版GoodNotesもインストール済みだけれど使っていません。

Winでの方法はわかりません。ごめんなさい。

GoodNotesの使いみち

Goodnotesで方眼紙を開いて書く、この使い方では右に出るアプリがありません。Apple公式アプリ「フリーボード」でさえ、使いやすさはGoodnotesが上です。

iPadを書き込みスケジュール帳として使う。

Printable Schedule Planner(日本語サイトです)で、さまざまなパターンのスケジュール帳がアップロードされています。「ほぼ日」風からヴァーティカルやマンスリー、年間スケジュールなど、があります。それらPDFをDLして、Goodnotesへインポートする。

でも、結局、メモや計算は紙でやってしまいます。コピー用紙は最強!

電子化すると記憶に残らない。

iPadの進化にあわせて、電子書籍を使ってきました。
電子化媒体では、紙媒体の2~3割減の定着具合です。

記憶は、脳内で場所細胞に関連されてマッピングされています。
くわしくは、この本が参考になります。

電子媒体での書き込みは、ホワイトボードに書き込むようなもので、それはキャッシュ化に近いと感じています。すぐに上書きされてしまうのです。

言い方を変えれば、電子媒体でのメモは短期記憶的です。それは、ポストイットに書き込まれたメモであり、記憶のメイン領域に連結されていません。

脳内に、無限に広いホワイトボードがあり、永続的に書き留めて、瞬時にフォーカスを移動できればいいのですが。。。

凡人のわたしは、もちろんできません。

この一種のメタ化された情報を、メインの記憶領域へのリンクを作ってあげなければなりません。

つまり、場所細胞を多重にマップする必要が出てきます。

わたしにとっては多重ステップが面倒で、「記憶して置きたいそのもの」が脳に残りません。

電子書籍での単なる読書でも、感触や物理的な感覚がないままに読み進みます。このとき、視覚的にストーリーの記憶は残ります。でも、それらは位置に結びついておらず、場所細胞は介在しない。単一的な記憶なのです。

コミックでさえ、読後にシーンを改めて探すときに、どの巻なのかわかりません。ストーリーの展開を思い出して、該当する展開から、あれこれページを巡り、どうにか見つけることができます。

一口いえば、探すのに「物理的距離がなく」「記憶として定着しない」です。

だから、GoodNotesを使っていません。

紙への手書きって、楽すぎません?

わたしは、A4かB5の紙を、10枚ほどクリアファイルで持ち歩いています。

紙がお手軽すぎるんです。

ノートでもいいですし、印刷用紙でもいいです。

紙に書き込んだあとは、捨ててもいいし、スキャンしてもいい。

わたしは、ホームセンターでノートをまとめ買いしています。一冊100円を切ります。

クリアファイルには無印ルーズリーフを10枚ほど入れています。

家やオフィスでは、A4の印刷用紙に書いています。

時系列ノート

社会人の方は、分野別にノートを所持することはほとんどありません。

わたしは、時系列ノート(一冊のノートにまとめる) + ルーズルーフ をやってます。

  • 読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 奥野宣之

    • この本の方法をすべて適用するのは非効率かもしれません。筆者さんにカスタマイズされた方法だからです。ヒントにはなると思います。

    • これ以外の情報は各所で書かれています。

      • キーワードは

        • 「1冊のノートにまとめる」「時系列ノート」「ノート1冊方式」

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