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戦争が普通の人を正当化の繰り返しで変化させていく

ロシア軍人による民間人への残虐行為はこれまでの戦争を紐解いても割と歴史的に繰り返されてきたことです。

記事を要約すると
西暦1800年くらいまでは戦争は貴族同士など戦争に参加している人同士が決着を付けて一般市民はどこの国の所属に変わったかどうかなどの違い以外あまり関係なかった。
1800年ごろから風潮が変わってきて国全体と敵国全体の戦いにシフトしていき第一次世界大戦ごろには敵地全般が憎悪の対象となるようになった。
最近は人権問題もあるので世界的に変わってきたけど、旧ソ連(現ロシア)の上層部は1800年ごろの敵国殲滅思想が根付いたままで戦地への扱いがひどいまま現在に至っている。

といった感じです。

人権意識の高い現在になぜウクライナ市民への攻撃が普通に行われ、民間施設を爆破し毎日上官が下士官に逃げる住民に銃を向ける命令を下し死体に地雷を仕込み暴行するなどどう考えても戦後に戦争犯罪として処罰されるような行動をしているのか。

これは戦地で敵地なら殲滅したり支配して監視したりといったことに正当性を見出しているからです。
戦いとなったからには相手を殺します。
ロシア兵は何のために殺しているのか、どこに正義があるのかを常に自分の行動が間違っていない為の根拠を探していることでしょう。
ウクライナがロシアを害そうとしたからやられる前にやる、やってやる、やらなきゃロシアがやばい、やらなきゃ自分も家族もやばいと洗脳され、むしろ洗脳されなきゃやってられないと引き返せなくなっているのでしょう。

でも現代では人権を大切にすべきという考えがSNSを通して浸透している世の中なのはロシア側も重々承知しているので、ロシア国内のメディア放送では民間人への攻撃はしていないとかウクライナの攻撃で民間施設が壊れたり攻撃が民間人に当たっているとか報道しているんですね。

元来 暴力性の高い性質の人間もいるでしょうが大半は普通の一般人だったはずです。

そのロシア軍人の頭の中にはたとえウクライナに投降しても殺されるか逆にウクライナ側からロシア軍に銃を向けると銃の方向が変わるだけで死地にいることに変わりはないしもう引き返せないと惰性でロシア軍にいるという人もいるでしょう。
プーチン氏の報復や核を使用されたらウクライナの一部地域が一発で吹き飛ぶからそれが怖くて投降も逃げることもできない人もいるでしょう。

もう2ヶ月以上ドンパチしているんです。
すでにフラッシュバックに苦しむ人も多数出てきていると思います。

フラッシュバックとは激しいストレスに晒されることにより何度もその悲劇の景色が目の前で幻覚として繰り返されることなどのことです。
戦争で銃で人を殺した時の血の臭いやグロイ光景が目に焼き付いて夢に出てきた話を第二次世界大戦を経験した方から聞いたことがあります。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


…何だか最近は世論的に戦争を遠い国の出来事で慣れというか風化してきてしまっているように思えます。

自分の生活に手いっぱいで日本と関係がない戦争のことなど考えたくもないという方も多いでしょうね。
コロナも徐々に落ち着いてきて6月から他国との渡航制限ももっと緩くなるような方向で進んでいます。
プーチンが癌の手術で一旦戦争の指揮を離れるという話も出てきていて戦争は続いているのに若干弛緩したような空気が漂っています。

まぁ指揮権が一時譲渡されるNo2の人物も強硬派みたいなのでロシア上層部を一新しないともう無理かもしれませんが。
何にせよプーチンにはもうこのまま戻ってこないでほしいと思っているのは自分だけでしょうか。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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