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『何が正しいかは自分で決める』

【ヤング・ウーマン・アンド・シー】

■アメリカ/2024
■監督:ヨアヒム・ローニング
■脚本∶ジェフ・ナサンソン
■出演:デイジー・リドリーほか

最近鑑賞した中では1番のお気に入りです!
史上初、英仏海峡を泳いで渡った女性スイマーの実話に基づく物語です。主役のデイジー・リドリーが凛としていて美しい!そしてストーリーも感動でした(^_^)

1900年代初頭、ニューヨークにトゥルーディ・イーダリー(演:デイジー・リドリー)という少女がいました。幼い頃は体が弱かったのですが、姉のメグと共に地元の海辺で泳ぐようになります。女性が水着を着て泳ぐことは一般的ではない時代でしたが、母の努力もあり、姉妹は水泳の女子チームに入ることになります。そこでトゥルーディは才能を開花させてオリンピックに出場しますが、結果が振るいませんでした。その後、彼女は英仏海峡を泳いで渡ろうと決意します。

当時、これを達成したのは男性のみで、しかもオリンピックで結果の出せなかったトゥルーディのこの計画に、スポーツ協会は協力的ではありませんでした。トゥルーディはこれをなんとか説得し、チャンスを得ます。しかし、英仏海峡を泳いで渡ることはとても危険で、死人も出ているほどでした。それでも迷いなくトゥルーディは挑戦するのでした。

女性の地位向上に貢献してきた方の物語は多々あるのですが、この作品はイチオシですね!
この手の作品は、恋人や旦那さんが出てきてその時代では珍しく、奮闘するパートナーの女性を支える場面なんかがよくあります。しかしこちらの作品は、主人公のトゥルーディの恋愛模様や男女関係の描写がほとんどありませんでした。ひたすら泳ぐことに邁進して、凛とししている感じが素敵でした!

サメに襲われたり遭難する可能性もあった為、本当に命懸けだったんですよね。しかも終盤に、トゥルーディが横断挑戦中に、夜の為泳ぐ方角がわからなくなるシーンがあります。想像するとゾッとしましたね、、、、怖い((( ;゚Д゚)))

ラストのニューヨークでのパレードのシーンは華やかで感動しました!こういった時代と戦った人達のおかげで、今の世界があるんだろうなぁと感じました。


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※記事の2つ目の作品です


〈一言メモ〉

伝記映画というのはおおまかな結末がわかっているにも関わらず、作品の世界観に引き込まれやすいです。それだけのストーリーがある人生だからこそ映画化されるんですよね!

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