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『愛を ありがとう』

【デッドマン・ウォーキング】

■アメリカ/1995年
■監督・脚本:ティム・ロビンス
■出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペンほか

海外ドラマ、ウォーキング・デッドとタイトルが似ていたので、似たようなのかな?と軽い気持で鑑賞しました。あらすじもろくに読まず再生スタート、、、全くそういうのじゃなかったですね。。。


修道女のヘレンは、死刑囚のマシューからの手紙を受け取り面会します。マシューは、10代のカップルの2人を殺したうえ、強姦した罪で死刑判決を受けています。マシューは、被害者を殺したのは相棒であって自分は無実であるのに、相棒が無期懲役なのは不公平だと主張しています。ヘレンはマシューの特赦を得ようと奔走しますが、すべて上手く行かず、死刑執行の日が訪れるのでした。

死刑制度に賛成か反対か、今この瞬間も、世界の何処かで誰かが考えているテーマだと思います。
個人的には答えはでていません。
しかし、答えは出なくとも鑑賞中はずっと考えさせられました。
監督が、「ショーシャンクの空に」で主演を努めたティム・ロビンスのため、この作品も冤罪モノかな?と思いました。視聴者にそう思わせる場面もありましたしね。しかし、、、そのような意外な展開や奇跡的な展開はなく、ひたすら人間の尊厳や愛について考える作品でした。


この映画で、おぉ!と思ったのは音楽です。バックで流れる、いわゆるサントラですね、これがないシーンが非常に多いです!!役者さんのセリフだけの場面が長いです。私は、主題歌やサントラは映画の質を左右する大事な要素だと思ってましたが、こういう見せ方もありなんだなぁと気付かされました。
作品のテーマから当然ではありますが、とても丁寧に創られている作品だと感じました。そして、メインの2人の演技は素人から見ても素晴らしかったです!!

楽しい作品ではないし、派手なシーンがあるわけでもなく、鑑賞後は気持ちが重たくなるのですが、“良い映画”  でした!


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〈一言メモ〉

社会派作品は、爽快なものやポジティブなものもありますが、こういう作品もありますよね。大切です!


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