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『世の中には 不必要な人間なんて いないんです』

【ラストマン-全盲の捜査官-】

■日本/2023年
■TBS/日曜劇場
■脚本:黒岩勉
■出演:福山雅治、大泉洋ほか

久々に民放のドラマを全部観ました!!めちゃくちゃ面白かったです✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧この作品はミステリーの1話完結もので見やすいですし、現代の社会問題に問題提起をしている社会派作品であり、そして福山雅治のイケボが生かされているという大変素晴らしい(私好み)作品となっております。


大泉洋さん演じる護道心太朗は、正義感が強く、悪を叩くためには非合法な捜査も厭わない警察庁の警部補です。ある日、アメリカのFBIと日米刑事共助協定が締結されたことにより交換留学生として1人のFBI捜査官が日本に期間限定でやってきます。

その捜査官はどんな事件も解決へと導く全盲の捜査官、福山雅治さん演じる皆実広見氏でした。最新のAI器具を耳に装着し、人離れした嗅覚、高い頭脳、人たらしのコミュニケーション力を有した皆実捜査官は心太朗と最初は折り合いが悪い状態でした。しかし、皆実捜査官の捜査能力と人柄により、心太朗を含め日本の捜査官達も皆実と心を通わせていきます。

皆実と心太朗はバディを組み、数々の難事件を解決していきます。一方で、皆実には日本に来た別の目的がありました。40年以上前に日本で起きた、とある事件調べるためだったのです。


基本的に1話1事件の構成になっています。どのお話も、現代社会の問題を事件を通して考えさせられるような作りになっています。各話、ラストに皆実捜査官がその問題提起に対して彼なりの意見を言って事件解決という流れです。

主人公の皆実捜査官は全盲なのですが、FBIの最新技術と、明晰な頭脳と、人心掌握の技術を持っているので、全盲なのにこんなにもいろいろ出来るのか!と驚きでした。もちろんドラマなので“お芝居”ではありますが、すごい!!と素直に感動しました。また、こんなにすごい皆実捜査官なのですが、やはり目が見えないことでたくさん大変なことがあったようで、社会に貢献したいという想いが強いようでした。そんな皆実捜査官が、各話ラストに犯人や被害者にかける言葉は心に響くものばかりでした。
一部羅列致します!!↓↓


まったくもって人間というものは弱くて複雑なものすね

あなたはあなたの正しいと思うことをやりなさい


真実を突き止めることは正しいことです


人が人を好きになるとき
そこに理屈なんてありません
年齢も性別も人種も国籍も一切関係ない
どんな2人にも愛情が生まれることがあります
そしてそれはすべてが素晴らしいことです


本当の親子だとか家族だとか
そんなことはどうでもいいんです
人が人を想う気持に理由なんてありませんから


ツールが変化しただけで
人は昔から何も変わってはいません
嫉妬や妬み 
いつの時代も人間が2人以上集まれば必ずそこに競争が生まれます


残酷で理不尽なことばかりですが
ある日突然目の前に虹がかかることがある
人生というものはやはり素晴らしいものですね


確かに今の社会は弱い人はいらないという考え方です
でも排除された人達にもやれることはあります
それを見つけ出すのはとてつもなく大変なことですが助けてくれる人は必ずいます
私は 多くの人に助けられて生きてきました
世の中には不必要な人間なんていないんです



〈一言メモ〉

久々に民放のドラマをしっかり観ましたね!!最終回の終わり方から、映画やシーズン2に期待です(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

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