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#海外旅行

イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

久しぶりの「イタリア旅。」、今回の旅先は、イタリア中部のトスカーナ州。

秋にピサ、冬にフィレンツェを訪れた時に撮った写真を眺めながら、イタリアの街並みの美しさについて、想いを馳せたい。

大学時代、イタリアで暮らしていたとき、私は肌身離さずに一眼レフを持ち歩き、ひたすら写真を撮っていた。

日本を出発する直前に、「美しいイタリアの街並みを撮るのに、良いカメラじゃないと勿体無い!」と思い立ち、勢い

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視覚を閉ざした食事体験 〜シンガポールのブラインドレストラン”NOX”

視覚を閉ざした食事体験 〜シンガポールのブラインドレストラン”NOX”

今年の9月にシンガポールを旅した中で、最も印象に残っている出来事。

それが、ブラインドレストラン「NOX」でのディナーである。

「ブラインドレストラン」とは、人間の五感のひとつである「視覚」を完全に遮断し、真っ暗闇の中で食事をするレストラン。

視覚がない状態で料理をいただくことで、嗅覚や味覚、触覚など、その他の感覚が研ぎ澄まされ、普段とは全く異なる食事体験をすることができる。

NOXの暗闇

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シンガポール旅。 |マリーナベイサンズに学び、水と飲茶に圧倒された

シンガポール旅。 |マリーナベイサンズに学び、水と飲茶に圧倒された

2023年、夏。

私はシンガポールへと飛び立った——。

長かった自粛期間を経て、とうとう海外へ。

大学時代のイタリア留学以来の海外。実に5年ぶりだ。期待に胸が膨らむ。

今回、高校時代の親友とふたりで、シンガポールを旅した。

高校を卒業してからずいぶん経つが、今でも一緒に海外旅行をしてくれる友人に出会えたことに感謝しかない。

シンガポールはかねてから気になっていた場所ではあったけれど、彼

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イタリア旅。 |断崖絶壁に築かれた絶景 〜チンクエテッレ編〜

イタリア旅。 |断崖絶壁に築かれた絶景 〜チンクエテッレ編〜

今回の「イタリア旅。」は、北イタリアの知る人ぞ知る観光名所、チンクエテッレを旅したことについて書く。

季節は冬、12月。

ボローニャで知り合った日本人の友人と、鈍行列車に揺られ続けること約4時間。ようやくチンクエテッレに到着したとき、私たちは満身創痍だった。

イタリアの鈍行列車は、一見すると綺麗だが、実はオンボロであることが多い。

座席はカチカチでクッション性ゼロ。そして私たちが乗った列車

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イタリア旅。 |夕景の離島を巡る 〜ヴェネツィア旅 後編〜

イタリア旅。 |夕景の離島を巡る 〜ヴェネツィア旅 後編〜

先日の”イタリア旅”では、ヴェネツィア旅の前編と題して、ヴェネツィア・カーニバルを観たことについて書いた。

今回はヴェネツィア旅の後編として、ムラーノ島・ブラーノ島という、なんともよく似た名前の離島を巡ったことを書く。

ヴェネツィアを訪れる際は、ぜひ本島だけではなく、水上バスに乗って離島にも訪れてほしい。離島ごとにそれぞれ個性があるので、きっと旅の幅が広がるはずだ。

ヴェネツィアを旅する。

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イタリア旅。 |カーニバルを観に行こう! 〜ヴェネツィア旅 前編〜

イタリア旅。 |カーニバルを観に行こう! 〜ヴェネツィア旅 前編〜

小学生の頃、劇場版ポケットモンスター作品「水の都の護神 ラティオスとラティアス」が大好きだった。

アルトマーレという街を舞台に、サトシとピカチュウが謎の少女を追いかけるシーンがあり、特にそこがお気に入りで、何度も繰り返し観た。

このアルトマーレ、実はイタリアのヴェネツィアがモデルになっている。私のイタリアに対する憧れは、思えばこのときに芽生え始めたのかもしれない。

今回は、北イタリアの人気観

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イタリア旅。 |時が止まった古代都市 〜ポンペイ編〜

イタリア旅。 |時が止まった古代都市 〜ポンペイ編〜

どこで読んだ文章か忘れてしまったのだけれど、イタリア人に「人が集まる観光地を作るにはどうすればよいか」と聞いたら、次のような答えが返ってきたという。

歴史的景観を大切に保存・管理するイタリアらしい、含蓄に富んだ言葉だと思う。

特別なものは何も要らない。今あるものをそのままの姿で100年間保てば、それは人々を惹きつける、特別な場所になる。

今回は、南伊のポンペイを旅したときのことを書く。

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サンマリノ旅。 |1700年独立を保ち続けた国

サンマリノ旅。 |1700年独立を保ち続けた国

イタリアの国土には、ふたつの独立国家が存在する。

ヴァチカン市国と、サンマリノ共和国である。

先日は、ヴァチカン市国を旅したときのことを書いた。

続いて今回は、サンマリノ共和国を旅したときのことを書く。

ヴァチカンよりも少しマイナな旅先かもしれないが、サンマリノも、見所が詰まった素敵な場所だ。

サンマリノ共和国を旅する。

世界で5番目に小さい国

サンマリノ共和国は、総面積約61㎢、総

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ヴァチカン旅。 |「もう一度来るために、今は行かない」

ヴァチカン旅。 |「もう一度来るために、今は行かない」

イタリアの国土には、ふたつの独立国家が存在する。

ヴァチカン市国と、サンマリノ共和国である。

いずれも非常に面積の小さな国で、サンマリノ共和国は十和田湖と同じくらいの大きさ(約61㎢)、ヴァチカン市国に至っては東京ディズニーランドよりも小さい(約0.44㎢)。

今回から2回続けて、両国を旅したときのことを振り返りたい。

ヴァチカン市国を旅する。

早起きのすゝめ

ヴァチカン市国は、総面積

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イタリア旅。 |陸の孤島へ 〜チヴィタ・ディ・バーニョレージョ編〜

イタリア旅。 |陸の孤島へ 〜チヴィタ・ディ・バーニョレージョ編〜

大学生の時、イタリアのボローニャという街に留学していた。

滞在期間はおよそ10ヶ月。留学生として、ボローニャ大学の講義に忍び込み、好き勝手に勉強して過ごしていた。

これほど長く海外に滞在する機会は、おそらく二度とないだろう。この機会に、思い切り旅行しなければ損だ。そう考えるのは必然だった。

私の前には、ふたつの選択肢があった。

ひとつは、EU圏に滞在している利点を活かして、ヨーロッパの国々

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2023年に行きたい場所

2023年に行きたい場所

今年私が行きたいと思っている場所(既に行ってきた場所も含む)をリストアップしただけの記事です。

noteに書いておけば、きっと行ける。そんな気がする。

①大阪(USJ)1月、新年早々に行ってきました。小学校高学年の時に行って以来、実に十数年ぶりの再訪でした。

当時はまだなかった、ハリー・ポッターエリアに感動。クィディッチのアトラクションは酔いました。

②岡山こちらも1月に行ってきました。岡

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