第四回 ブータン首都ティンプーで腹ごしらえ。ここは唐辛子を野菜として食べる国!
こんにちは。
前回の記事はこちら!
第三回 ブータンの道をゆく。伝統建築とカラフルな建物たち!(助手席からの景色)
そろそろ食べ物の話題。
ブータンの食べ物・・・テレビなどでもしかしたら見たことがある人もいるかもしれません。彼らは唐辛子を野菜として食べます。
唐辛子をチーズで煮込んだエマダツィは、ド定番。日本でいうところの味噌汁的ポジションです。緑色の唐辛子も、赤い唐辛子も、エマダツィになります。どんな野菜もトウガラシと一緒にチーズで煮込むことが多く、シチューのような見た目が多いです。ご飯にかけて食べます。
ちなみに、エマ=唐辛子、ダツィ=チーズです。
また、乾燥唐辛子(大きめ)を炙って塩を付けて食べたり、生の唐辛子をチーズやトマトなどと敢えてサラダにして食べたりします。これが慣れると美味しいんです!
これが私が初めてティンプーで食べたレストランでの食事です。
いつも主人が家で作るので、既に食べ慣れています。私がどんな反応をするのか楽しみにしているブータン人の方々には毎回申し訳ないです。
手前のナンの様なものは、ロティといいます。小麦粉で作った・・・ナンの様なものです。これにおかずを乗せたり、はさんだり、浸したりして食べます。インドが近いので、インドの食事スタイルにも近いです。
そしてブータンの人はお米が大好きです。
辛いものを食べたら、水が欲しくなりますよね。でも彼らはそんな時、水ではなく「ごはん」をかき込みます。辛さでごはんが進むのです。だから毎回大量のご飯を食べます。
基本的にごはんは赤いお米です。昔日本人がブータンに農業を教えたことがあるため、白米も出回っています。
これはブータンで食べたある夜のごはん。男3人+私。
センターを陣取る赤いごはんの山。
横から見ると結構な山具合でしたが、美味しくいただきました。脇を固めるおかず、どれもよく見ると唐辛子が入っているのが分かりますか?
白い飲み物は牛乳ではなくて、チーズを作る時にとれるヨーグルトドリンクの様なもの。これが薄くて臭みがあって私は無理でした。でも辛さを中和するためには良いんだと思います。このドリンクはまた出てきます。
ご飯の手前にあるサラダは、私の大好物フレッシュエゼ。紫たまねぎ、青唐辛子、オイル、塩、チーズ、トマトを混ぜて作るサラダです。サラダですがご飯と相性抜群!ぴりっと辛くて、さっぱりしていて最高。チーズ味のこってりとしたおかずが多い中、このフレッシュエゼには助けられました。
どのレストランへ行っても、エマダツィやフレッシュエゼは大定番。必ずあると言っても過言ではありません。
はぁ、お腹が空いてきました。
■ブータン人の唐辛子目利き力!
唐辛子を沢山食べるブータン。一口に唐辛子と言ってもサイズはもちろん、辛さも様々。
レストランやマーケットでは唐辛子を一目見ただけで、一緒にいるブータン人が
「このチリは辛くないよ」
「このチリは辛いから気を付けて」
と教えてくれます。
確かに、もう狂いそうになるほど辛い唐辛子がある一方で、「あれっ、いける!」という控えめな辛さの唐辛子もあるのです。
生や丸ごと乾燥された唐辛子だけではなく、チリパウダーも食卓では欠かせません。
ブータンのチリパウダーは大好きで、うどん・ラーメン・チャーハン・鍋などに入れて食べています。黄色くて丸い種も入っています。どこかトマトのような味があって、美味しいのです。
実は今チリパウダーを切らしていて、写真はブータンに居る義理の弟から写真を貰いました。わざわざお皿に出してくれたようです。ありがとう!
彼らはこれくらいの量はすぐ使い切ってしまうのです。
先日主人と日本のスーパーで買ったチリパウダーを使ってみたのですが、全然違くてしみじみ驚きました。早く送ってもらわないと。
次回はブータンで見つけたスイーツと老舗ベーカリーをご紹介します!
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