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【生きづらさ】自分とは何か?「自分」という謎の存在について

私は、「自分とは何なのか」について、人よりも多く考えてきたと自覚しています。学校にうまくなじめず、体が拒否反応を示すことが多かった10代。社会人になっても仕事が長続きせず、自分が自分でコントロールできない状況に直面してきました。そんな中で、私はいつも仏教の言葉を思い出していました。

この世の中は諸行無常であり、その無常という意味の中には「自分自身」も含まれている。

最近、私は改めてお釈迦様の教えを説かれた本を読み直しました。その中で、次のような一節にハッとさせられました。

「私には子がある。私には財がある」と思って愚かなものは悩む。しかし、すでに自己が自分のものではない。ましてどうして子が自分のものであろうか。どうして財が自分のものであろうか。

改めてお釈迦様の言葉を読んで、私は自分というものが確固たるものではないことに気づかされたのです。

アーティストとして曲を書くとき、私は「俺はこう思う」「俺はこういう風に育ってきた」と、自分を中心に強く表現してきました。しかし、その「私」という存在自体が、果たして本当に確固たるものなのでしょうか。

さて。そしてもう一つ重大な疑問が湧きます。

もし「自己」が自分のものではないとして。この自分の感情や感覚とは一体何なのでしょうか。

怒ったり、悲しんだり、喜んだり。音楽を聞いて心地よかったり、映画を見て感動したり。この感情や感覚は、一体なんなのか?

私は今でも生きづらさを感じながら、こんなことを考えています。

読者の皆さんは、この問いについてどのように考えますか?ぜひコメントで教えてください。


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