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瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり
2021年11月24日 12:38
宙の子は、懐かしく心地良さに身を委ねたまま、眠りに落ちた。しばらくして、深いところから鳴り昇ってくる音に目を覚ました。おぉ…ぅん…、おぉ…ぅん…おぉ…ぅん体の奥底、深い深いところから湧き出てきて、天に向かってゆっくりと上へ上へと響ながらキ〜ンという軽やかで果てしなく広がる音。「何処から聴こえてくるんだろう?」宙の子は、自分の体がくるくると渦を巻きながら、ゆっくりと上へ
2021年11月11日 13:58
宙の子は、今から向かおうとしている、遥か下に観える碧色らしき何処かから、真っ直ぐに昇ってくるモノに驚いた。な、なんだろう…。向かってくるモノは、深く濃い暗いような、重たい、真っ黒な塊のようにみえた。宙の子は、動きを止めて、じっと、それが勢いよく昇ってくるのをじっと眺めていた。それが近づいてくると、真っ黒ではなくて、なにか、たくさんの色が織り混ざっていることがわかった。そし
2021年10月27日 16:57
天の子は、宙の子に訊いた。「あなたは、何を見たいの?」「う〜ん、その、綺麗な碧色が何か?確かめてみたいな。君は、それが何か知ってるんだろ?」天の子は応えた。「…そうねぇ、私はずっと、その中で過ごしていたから。一体、それが何なのか、見たことないの。」「ふぅん…そうかぁ。でもさ、君みたいな子が居たところなら、きっと、優しい素敵なところだね!?」「そうかしら?そうだと