瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり

筆先に降りてきたものを 墨で紙に紡いでいます。 流派も資格も肩書きも無し。 観てくださ…

瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり

筆先に降りてきたものを 墨で紙に紡いでいます。 流派も資格も肩書きも無し。 観てくださった方の心に映って 新しい息吹がゆっくりと…。 魂に届く何か…を描き続けます。 🕉️インドヨーガ講師としても活動中。

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最近の記事

如実知自心

欲望、願望も全て 我欲。 我欲は、放すがよい。 でも、その渇望が、 生き、前に進む原動力にもなり得る。 ならば、持つがよい。 欲を欲と知り、 ただ受け入れてやり過ごす。 経験するために 生まれてきたのだから。 欲を放せているなら、 生まれてこなかった。 善いもの、悪しきもの そんなふうに捉えるのではなく 欲がどんなものかを知ること。 ありのままを 何の評価も審判も置かず 知ること。 そこから始まる。

    • 浅い息

      呼吸。 意識すること どのくらい出来ているだろうか? ヨーガに出逢えて 自分との向き合い方 身体へ向ける意識が 変わった。 変わったからこそ 自分の息が 浅く、弱々しくなっていることに 氣づかされる。 原因は、なんだろうか? 考えると尽きない。 だから、 ただ 呼吸という行いに 集中して 感謝する。 浅い呼吸ひとつでさえ ままならない人もいる。 呼吸が出来ること。 この奇跡をまず、 しっかりと受け止めることから。 有り難いこの瞬間を 当たり前のことだと

      • 違和感2

        確かめている。 それでも、まだ 違和感がある。 苦しみが上回る違和感。 蝕まれる。

        • 違和感

          違和感が拭えない。 自分の至らなさ なのだと、 長い間、しのんできたのだけれど。 こんなにも 苦しみから抜け出せないのは 何か、違うのか。 とにかく、辛い。 タイミングなのかもしれない。

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        • 心の涙
          8本
        • 瞑書図書館
          24本
        • 【墨絵本】線のたび
          13本

        記事

          痛み

          久しぶりの耐え難い痛み。 記憶に残っている痛み。 何だっけ? 原因の記憶を辿る… 思い出せない…。 けど、 たぶん 必要なんだ、 かなり深い癒しと 休養が。 危ない痛み。

          満月のこと

          満月を迎えたのを思い出して 窓から空を見上げた。 雲間から覗く光。 ずぅ〜っと、 スッキリしない状態が 長らく続いていて 悶々としているけれど 月の光を少し浴びて 静かに自分を感じた。 答えは 見つからないけれど。 重たい身体を横たえた 視線の先に 書架に置かれた一冊の本。 反古紙で包まれた。 捨てるモノ。 墨の広がりに ひきこまれる。 自らの手で 描かれたモノに 癒される。

          笑うから

          楽しいから笑う のではなくて、 笑顔をつくれば 楽しくなるんだって。 私は、 そんなふうには できない。 こころが 先なんだろうな。 ずっと、 そう。 本当に、 何も考えずに 笑えたのは、 いつだったかな。 もう、ずーっと 笑ってない氣がする。 苦しさも 楽しめたら いいのに。

          声に出しても 無駄だと 抑え続けると 壊れていく。 出しても 抗えなくて 傷つくのが怖いから。 繕いきれない傷が 増える一方だから。 氣づき は、 傷氣。 氣が傷を負う。 膿が出る浄化の反面 必要のない打撃もある。 そうやって、 バランスを 保つものなのか。 #離

          声に出しても 無駄だと 抑え続けると 壊れていく。 出しても 抗えなくて 傷つくのが怖いから。 繕いきれない傷が 増える一方だから。 氣づき は、 傷氣。 氣が傷を負う。 膿が出る浄化の反面 必要のない打撃もある。 そうやって、 バランスを 保つものなのか。 #離

          決めつけない人③

          人生初めて書いた、小説めいた代物。 提出してホッとしたというより、 何かを言の葉に移すという事が こんなにもエネルギーを使い果たすもののか? という事に衝撃を受けていた。 振り返ってみて、 ずっと疑問が拭えない事があった。  そもそも、何故私に参加の打診が? そして、何の経験も知識も無い自分が 二次審査に進めたのか…。 モヤモヤしたまま数日が過ぎ、面接の日を迎えた。 10/9(月) 朝から冷たい雨の降る、善き日だった。  事前に届いた面接に際しての案内メールには、

          決めつけない人②

          次世代を担う小説家を発掘する 深く考えずにエントリーしてしまった私。 青天の霹靂 という言葉が、これ以上ピッタリと あてはまる出来事は、 人生初めてかもしれない。 全くもって予想外に、二次審査に 通過してしまった自分が、まだ信じられず。 嬉しいという感情よりも、 目が点になったまま呆然としていた。 どうしよう…。と。 だって、確か、二次審査は、 自作の小説を書いて面接だったはずだから。 いや、無理でしょう、書いた事ないから。 落ち着いて現実を受け入れる時間を与え

          決めつけない人①

          昨年末だったかな… コンテストに参加しませんか?と インスタグラムのダイレクトメールが届いた。 よくある釣りメールかと思った。 当時、公私共にいろいろとハードな状況下にあった私は、殊更、警戒心もMAX。 それでも、綴られた文面に何か引っかかりがあった。 何が?と問われても説明出来ない何かが。 流れを変えるのもいいかな?と、 深く考えずにエントリーした。  参加することに意義がある! 的な 勝手な理由で自分自身を納得させて。 そうそう、何のコンテスト?って 次世代を担う作

          西ネパール・ヒマラヤ最奥の地を歩く        稲葉 香 著

          "植村直己冒険賞受賞" Twitterのニュースが、なんとなく氣に留まり珍しく記事を読んだ。 日本人の女性なんだぁ!しかも、私と年齢も近い。そして、同じ名前。 単純だけれど、なんだか嬉しくなった。 わたしは、本格的な登山経験は無いけれど、幼少期にテレビや映画で観たドキュメンタリー番組の記憶が去来した。 著者の稲葉さんは、若い頃に難病を患い、今もまだ向き合っていらっしゃる。 体力も充実し、体格にも恵まれている屈強な男性でも、ヒマラヤ最奥の山に挑むのは、そう簡単ではな

          西ネパール・ヒマラヤ最奥の地を歩く        稲葉 香 著

          線のたび(12)

          美しい碧色に囲まれた何処かから来た 天の子との出逢い。 自分もその憧れの場所へ辿り着いた 宙の子。 ただ、居心地が良かった其処は、何故かずっと居てはいけないと感じた。 そして、また再び、自分が来た"宇宙"へと、帰ることに。 「なんだか、あっという間だった。 もっと長く居たかった氣もしたけど、ずっと居たくないなぁ…とも感じたしなぁ。何故だろう?」 宙の子は、帰りながら、高く昇りながら、 ぼんやりと考えた。 居心地が良い場所。 ずっと居たいという思い。 居てはいけないという

          菩薩たちのパーティー

          伊藤マヤ 著  "もしもブッダと居酒屋で   お酒がのめたなら?" ワクワクする投げかけで始まる一冊。 興味が加速して、サンスクリット語で いろいろな作品を読む講座に通い出してか一年以上経った。 本論の知識は、遅々として進まないが、 それでも懲りずに続けていると、何かしらの繋がりが自然に訪れるものだ。 今年初の講座が終わって、帰り支度をしていたら、生徒さんの一人が、 「本の紹介をさせて下さい!」と。 講師の先生も 「あ、そうでした!ご本人からお声がけされた方がよろ

          『六波羅蜜』

          BUN庫堂 作 一年に数回、しかもほんの数分だけ 短い会話を交わし、笑顔を交換する。 そんな彼女がまた、作品を届けてくれた。 "六波羅蜜" 布施……親切 持戒……言行一致 忍辱……忍耐 精進……努力 禅定……反省 智慧……修養 波羅蜜は、サンスクリット語の パーラミター(पारमिता、Pāramitā)の音写。 ちっとも身につかないサンスクリット語。 ようやく、真面目に辞書を引くことを少しずつ、習慣にするようになった。 今年は、般若心経をサンスクリット語で 読み解く

          線のたび(11)

          果てしなく広がる宇宙の何処か奥深い場所から、まだ行った事のない憧れの何処かへと下へ下へと降りてきた宙の子。 途中で出逢えたちょっぴり気になる子は、自分が居た宇宙を目指して昇っていくと言っていた、天の子。 天の子が住んでいた場所は、 遠くから、ぼんやりと浮かんで 柔らかく暖かそうな色に包まれていた心地良いところだった。 碧や緑や翠色が混ざって、 ずっと留まりたくなるような、 不思議な場所。 それでも、なんだかやっぱり、 じっとしていられなくて。 宙の子は、また来た軌道を