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私のぽんこつ新入社員研修時代「国歌」

「卒業後、結婚✨👰✨」という勝手な思い込みは
呆気なく崩壊。予期せぬ茨の道へ。(←あいかわらず大げさ。)

※思い込みの詳細はコチラをご一読ください😳↓

仕方なく就活再開に打って出たアユミ。
就職相談した職員の方がお勧めしてくれた企業を受けてみたら、なんと就職が決まった。
大学生が終わる頃、確か3月25日辺りだった。
内定の連絡が来て、担当者からすぐさまこう言われた。

「もう既に入社前研修が始まっているので
 できるだけ早めに合流してください。
 いつから参加できますか?」

28日に姉とショッピングに行く約束をしていたから、29日から参加すると返事した。
       ↑あいかわらずマイペース👍

ショッピングはキャンセル不可🙅

研修場所までは社員の方が車で送ってくれることになっていた。待ち合わせ場所は、自宅最寄り駅から
3つ先で一度も降りたことない駅だった。
乗り換えもなかったから、無事到着。
ご挨拶を済ませ、知らない男性(←社員の方)の運転する車の後部座席に乗り込む。
どのくらい乗っていたか覚えていないけど、みるみるうちに山奥の風景に様変わりしてゆく車窓。
一言も発しない男性の後頭部を見つめていたら、どんどん不安になってきた。


山奥で捨てられたら…😱(←んなわけない😒)
この人、ホントに社員?(←そうに決まってる😒)
何で私の顔知ってたの?(←採用したからね😒)
知らない男の人と二人きりのせいか、恐怖でアホみたいな妄想を繰り広げる私の脳みそ。

そんなことしてるうちに、古くて大きい建物の前に到着した。
車を降りると、山奥特有の香り。
晴れ渡る空。360度見渡すところ、やはり山。
頭上では鳶(とんび)のつがいがぐるぐる旋回し🌀、ぴーひょろ鳴いている。

山、さっぶ。

なんてこった。。
こんな山奥で何をする気だろうか。
はぁ〜😮‍💨気が重い。
小5で体験した悪夢の自然学校を思い出す。
…とゆーのはコチラ↓

建物に入ると、財布と携帯電話を没収された。
これと同じ状況を、私は過去に2時間サスペンスの
留置所のシーンで見たことがある。
これは、えらいこっちゃ。
私は今からここで働くのか😱
いっそスーッと抜け出して家に帰るか……
いーや、こんな山奥から私のあんよで下山できるはずもない。てゆーか、ここどこ。地名も分からぬ。
29日からにして正解😱 
私って、あいかわらず天才😏✨

*

早速、研修カリキュラムの時間割どおり、皆がいるところに案内してくれると言う。
連れて行かれた先は、山が切り開かれ、だだっ広い運動場みたいなところだった。近づくにつれ、誰かの叫び声が聞こえてくるからイヤな予感はしていた。

到着。
固まるアユミ😃
そんな私に女性先輩社員はこう言った。
「明日からこれに参加してもらいます」
何が行われていたかと言うと、、
国歌斉唱ならぬ、国歌絶叫

「きーみーがーあーよーおーはー
ちーよーにーいぃ やぁーちーよーにー
さーざーれぇーーいぃーしぃーのぉーー
いーわーおーとーなぁーーりてぇーー
こぉーけぇーのぉーー 
むーうーすーうーまーーああでー」


新入社員らは運動場の両サイドに分かれ、向かい合い、罵声にも似た歌声で君が代を絶叫している。
ちなみに運動場が驚くほど広いせいで、両サイドに分かれた社員の距離がゆうに50mはある。
なんだこりゃ😃 夢?

鬼教官(女)が「そんなちっさい声じゃ聞こえなーい👿!」と叫んでいる。
んなことは当たり前😒 反響するための壁が無い。ここをどこだと心得る。山だぞ。
鬼教官の顔も、絶叫する新入社員の顔も、私の位置からは遠すぎて見えない。

本来、入社前研修は2週間。
だから全員、君が代を絶叫する声がつぶれている。
こんなの1日でつぶれる。当たり前。
頭がおかしい。
皆、頻繁に音を外したり声が裏返ったりしている。それに構わず絶叫する姿から、羞恥心など2週間前に捨て去った境地に見てとれる。
もう一度言うけど、君ら頭おかしいよ。

カルチャーショックどころの騒ぎではないけど、
翌日から私も「頭がおかしい」仲間入りをした。
もちろん声は即座につぶれた。
よりによって、なぜこんなにも右寄りな会社に入ったのだろう。いや…体育会系と言い直しておこう。。
もう…、どっちでもいい😮‍💨
あぁ…帰りたい。
誰もいないところでぼーっとしたい。
3日が3年に思えた。

ー*
ちなみに新入社員時代↓

家に帰してもらえないまま4月1日ホテルで入社式。
配属先も決まり、おじさんたち(←取締役や役員)と
一緒に昼食会に参加。話が合わない😒
へとへとで数日ぶりに帰宅した。
自分なりにすごーくがんばったけど、全身にじんましんを発症して10ヶ月でギブアップ(退職)。
その後は数ヶ月間、人生の休息をいただいた。

国歌はこの時に覚えて以来、忘れることはなかった。しかもその後、日本語や日本文化、そのルーツに興味を持ち、これほど我がNIPPONにのめり込むことになるとは…。人生において、どの点と点が線につながるかホント分からないもんだね。
不必要な経験って一つもないんだ。

水面下で着々と情報が創られるのが「人生の休息time」
ただただ焦らず悲観せず、ゆーっくり休むべし。

Ayumi☽


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