分からなくても自分で考えろ〜成功と失敗と好奇心の はなし〜
『真夏の方程式』
小説家、東野圭吾の原作、
『ガリレオ』シリーズ第6弾。
シリーズ3作目の長編。
『真夏の方程式』
「容疑者Xの献身」に続く、
福山雅治主演「ガリレオ」シリーズ劇場版第2作目
今回は、その映画の紹介をしたいのではありません(^^;;
その中に出てくる状況、そしてセリフの数々から、結構学ぶ部分は多いと感じましたので、その一部を私の解釈を交えて紹介していきたいと思います。
"分からなくても自分で考えろ"
登場人物で、物理学者の湯川教授。
今回は、美しい海辺の町での海底資源開発の説明会に招かれるところからストーリーはスタートします。
劇中では、まだ海の美しさを知らない少年に、
先端に携帯電話を装着したペットボトルロケットを沖合まで飛ばし、海底を撮影するという実験を行います。
もちろん、
空気圧、傾き、風などの条件によっては、
上手く飛ばすことができません。
何度も何度も・・・
飛ばしては回収、
飛ばしては回収・・・
しびれを切らした少年は、湯川教授に、
「ねえ、博士。これでどうしたら海の底がみれるわけ?」
と聞きます。
すると、博士は、
「自分で考えろ」
少年「わからないよ」
博士「わからなくても自分で考えろ。答えを知った時の喜びは、より大きくなる。」
成功するまで何度も何度も・・・
計算して何度も繰り返して・・・
最後は、
海底をTV電話越しで見ることができるわけです。
好奇心は人を成長させる最大のエネルギー
なぜ、何度も何度もうまくいかないプロセスを我慢できるのか。
それは、うまくいくための仮説、方法、実践を自分が持っていると確信しているから。
そう考えています。
仮説、方法、実践のどれか一つが、
自分で考えたものがなければ、
一つが二つを試してダメだったら、
諦めてしまうと思うんです。
そもそも、
仮説を立てる、方法を導く、実践を積むと言ったことをしたことがないので。
それで結果が出なければ"失敗"と決めてしまう。
ペットボトルロケットの実験も、
20回目で成功したとしても、
仮に19回目で諦めていたら、
それは失敗。
もっと言えば、
1回目から19回目までは失敗。
20回目だけ成功。
結果的に成功。
19回の失敗を繰り返してもなお、
20回目にチャレンジする原動力として考えられるのは、好奇心だと思っています。
好奇心が直接人を成長させるというよりは、
好奇心によって、失敗しても次をチャレンジできることの方が大きいんじゃないかなぁと思っています。
そして好奇心が強い人は、
きっと20回目で成功したとしても、
もっと遠くに飛ばすには・・・という、
さらなるチャレンジをするのでしょう。
きっと、成功とか、失敗とかという概念は、
その時、一瞬の結果を表す言葉であって、
好奇心の強い人の気持ちは、
既に次を向いているのかもしれません。
今回は『分からなくても自分で考えろ〜成功と失敗と好奇心の はなし〜』について書かせていただきました。
また、あしたね😊✨