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備忘録

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日々を忘れないために、毎日書いてます。
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#毎日

健康診断の合間に

健康診断の合間に

噂によれば、25分程度で終わるとのことである健康診断。

既に何も測定しないまま25分が経過した。

これは小説など暇つぶしを持ってこれば良かったと後悔している。流れるように終わると耳にしていたため、イヤホンをも持ってこなかった。ラジオも音楽も聴けない。知り合いは居るが、密対策で喋るのもいけないらしい。正確に注意されたわけではないが、会場中がそんな空気を漂わせている。

今読んでいる本を持ってきて

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どうしよう

どうしよう

土曜日に初のお笑いライブに出るけど、
どうしよう。

すべるかな。
セリフとちるかな。
そんな事は意外とどうでもいいんだけど。

制限時間来ちゃったらどうしよう。
暗転来ちゃって最後まで見せれずにふにゃふにゃ終わったらどうしよう。
デハケでこけちゃったらどうしよう。

そもそも、そのライブには常連の芸人さんがいるわけで。

めちゃめちゃコミュニティ出来上がってたらどうしよう。
輪に入って行けずに気

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節目

節目

死ぬまで永続的に続いていくのが時間なのですから、節目なんてものは迎えるというよりか作り出すもののような気がします。

ここまでにこうするんだとか、ここで一区切りつけようとか。それは人それぞれが作り出すもので、そういう意味では、人は皆、それぞれ自分の人生の節目を作るクリエイターなのかな、なんて。今星野源さんの『創造』を聴きながら書いているもんですから、なんか作り出すかと考えた時、人は生きている時点で

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修行からの一時帰還

修行からの一時帰還

やっと、やっとの事で帰って来られました。
ここはもう、何年経ってしまったのでしょうか。

私が修行に行く前は、たしか2021年の2月ごろだったかと記憶しております。ああ、それすらも記憶に確かではないほど、苦しい時間を過ごして参りました。

それはもう、想像を絶しました。
長く、繰り返し行われる笞刑のような苦行で、この世の悪を煮詰めたものを丼一杯に喰らわねばならないような気色の悪さです。

ああ、思

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眠れない夜には

眠れない夜には

眠れない。

どうにもこうにも眠れない。
明日は8:00に起きる。
その予定なのに眠れない。

最近朝活を始めた。
8:00に起きて柔軟をして、
お白湯など温かい飲み物を飲んで、
読書か創作かをする。
これが意外と楽しくて、
続いている。

明日も朝活をしたい。
そう思っているのに寝られない。

思いつく限りのことはとりあえず一通りしてみた。五十音を一つ決めてその音から始まる単語を永遠と連想したり

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約13年ぶりN回目

約13年ぶりN回目

何か不思議な気持ちだ。
男性公衆トイレの中に入ると、
小便器が薄緑色の陶器のようなもので
作られていて、それは立方体で、
半分より上に四角く穴が空いていて。
薄緑の郵便ポストのような小便器だった。

上の方にある四角い穴に、
うまく小便を入れなければいけなくて、
うんしょ、よいしょと
一生懸命に背伸びしながら、
どうにか用を足すと、
すごく不思議な感覚に包まれた。

そしてなんだか、どうにもこうし

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しんのすけの歳を超えて

しんのすけの歳を超えて

しんのすけの歳を超えて
カツオの歳を超えて
のび太の歳を超えて
若さを超えて来たろう

ケツを出すほどおちゃらけた子供じゃないし
野球するほど活発でもない
射的みたいな特技もないし
超えた若さの自信はどこへ

同い年のAV女優ほど美しくないし
同い年の俳優より演技は下手で
同い年のタレントよりしゃべれないし
同い年の芸人よりウィットに富まず
同い年のバンドマンより声も小さく
同い年の就職者より所得

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怠惰か愛だか

怠惰か愛だか

それは無駄だとわかっていて
案外好きな時間だったり、
無駄だとは気づいていなくて
後から実感の湧く虚無感だったり、
そこかしこに愛おしい無駄がある。
のかな。

Twitterのトレンドを見漁る時間。
関連動画を見続ける時間。
YoutubeのTikTok転載を見る時間。
布団から出られずに超える12:00。
出発準備の携帯休憩。
洗濯かけて干さずに翌日。
無駄に煽るYoutubeの広告を
惹きつ

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素敵な生活

素敵な生活

朝日に照らされて
目が覚めて
鳥のさえずりを耳に
空気を吸う

まずコーヒーを入れて
体を伸ばし
胃を温めながら
パンを齧る

マグカップはフリマで買ったっけ
ブサイクなキリンがこっち見てる
朝はパンしか食べるものないな
また買い物に行かなきゃなあ

ベランダで育てたきゅうり
が浸かったピクルスの瓶
好きなレコードが並んだ棚
読みかけの小説に手をかけた
遅れて起きた君が「おはよう」

何にも欲しく

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父への謝罪

父への謝罪

若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
キューバ編を読み終えた。

大幅なネタバレがあることを先に述べておく。

ここはひとつ、何か写真でも載せよう。

※父が撮ったスカイツリーの景色を眺める自分

キューバ編を読み終えて、
今父は何をしているだろうかと思った。

平日の18:00頃。
仕事終わりで帰宅してきた頃だろうか。
コップにお茶を入れて、テレビでもつけただろうか。

ああもう

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PARK

PARK

愉快に生きよう
どうでもいい
恥を晒そう
ああもうどうでもいい

髪の毛を伸ばしたら毛先はズッ友大親友
優しすぎるのがダメな世の中ってなんだよ
全力でブランコ漕いだらタワマンよりも高く飛べそう

比べるもんじゃないのに、
気にする必要がないのに、
右とか左とか前とか後ろとか
今立ってるのはここなのに

未来を考え過ぎず
やりたいことは何?

Ready to die.
どうせ死ぬまでの暇つぶし

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アルコホール

アルコホール

人類初
味先行、アルコール後攻で
ビールに追いついた私の舌

浴びるほど飲むこともないまま
その世界からは足を洗いました

何が正しくて楽しくてやってるか
わからないことばっかり
そんなことを食いしばって飲み込んで、
遅くても終わらせたのだから

そんな後味悪さを
俺だって流し込んだっていいでしょう?

そんなことで人生の半分を損するのなら
人生の50パーがケミカルってことかな
そりゃ化学物質の分

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彼氏が関西弁を使い始めた

彼氏が関西弁を使い始めた

彼氏が関西弁を使い始めた。

と言っても、彼の母語が関西弁になったわけじゃない。
その語りの節々に、関西弁がアラザンのように散りばめられているのである。

良かれと思って振りかけているそのアラザンの食感や味が気になって、お菓子全体の味が入ってこない。
その粒、一つ一つが気になって仕方がない。

彼は埼玉出身である。
私は静岡。関西弁が移る要素などどこにもない。
じゃあどこからそれが?

別に浮気を

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開封タイムカプセル

開封タイムカプセル

タイムカプセルが届いた。
そんな話があるのかと思ったが、
本当に届いたのだ。

2005年に、ボーイスカウトで林に埋めたものだった。

それを2020年冬に掘り起こしたらしい。
15年間土に埋まっていたものが、今届いた。

すごく不思議な感覚だ。
これを土に埋めてから、
小学校へ通い、
中学校へ通い、
高校へ通い、
今は大学3年生である。

部活をして、
先生と喧嘩をして、
受験をして、
縄跳びが

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