父への謝罪
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
キューバ編を読み終えた。
大幅なネタバレがあることを先に述べておく。
ここはひとつ、何か写真でも載せよう。
※父が撮ったスカイツリーの景色を眺める自分
キューバ編を読み終えて、
今父は何をしているだろうかと思った。
平日の18:00頃。
仕事終わりで帰宅してきた頃だろうか。
コップにお茶を入れて、テレビでもつけただろうか。
ああもうそれだけで、心が狭くなる。
父は決して、完璧な人間ではない。
というか完璧な人間など、この世に存在しないのだけれど。
それは父自身も、「僕は出来損ないだ」とか、
「こんな人間性だから」とか、
そのアイデンティティに苦しむようなセリフを、
よく聞いたのを覚えている。
かといって、父は自分の目標のうちの一人だ。
それはもちろん、力強くて、立派で、楽しくて、
ただ唯一の父親であるから。
姉とは大分「父」という認識が違う。
それはそうで然るべきだ。6年も差がある。
受けてきた扱いにも大きな差がある。
年齢の上下もある。同じ家族とはいえ、
誰しもが父親を同じには捉えていない。
その認識が違うことは当たり前だ。
だがあえて、その認識の差を無視して、
俺個人の認識で話す。
これは俺と父との、
いや俺から父への、
謝罪のようなものなのだから。
お父さんへ。
体が強くない俺は、どうやらもう少し、
人生をゆっくりと歩むつもりです。
その間は、自分の体に慣れて、心に慣れて、
どうか僕一人でも生きていけるように、
訓練を積んでいこうと思います。
その間のご迷惑をどうかお許しください。
強気に何もなさそうに電話した僕を、
見抜いて駆けつけてきてくれたのは父親の勘でしょうか。
若い時そういう心に潰されたと、その後教えてもらった時には、
じゃあどうして今そんなに元気なのかと、
疑いたくなる気持ちでいっぱいです。
今は大学3年。
この間課題が終わったのでもう3年も終わりました。
21歳。世間は就活です。
パートナーがコロナ禍の就活に奮闘する中、
僕は体の言うまま昼寝をしたり、
心の向くまま文字を打ったりしています。
正直、この先の生に、期待できる証拠がありません。
時代は不況に陥り、分断が進んでいます。
雇用は減り、経済は打撃を受け、
その波はアルバイトにまで波及するほどです。
教授が言うには、先人が作った借金が僕らの肩に乗るそう。
そのことについて謝られました。
僕としては、謝られてもと言う感覚です。
教授からは、ただ、生きろと言われました。
それがどうなろうと何だろうと、生きることがいっぱいの価値なのだと、世界は苦しいように見えて、とんでもなくちっぽけで、それでいて広いのだから、生きていればいいと。
すごく力強くて、それはもはや言葉と言うよりは祈りでした。
現代病とでも言うのでしょうか。
退廃的な未来しか描けません。
金はなく、夢もなく、何か虚な世界。
澄んだような信じる心が取り柄だった自分は、
疑いの目、不安の気持ちに支配されているように思います。
岐阜にいた頃の自信に満ち溢れていた人間は、
都会の空気を吸って肺を汚してしまったのでしょうか。
いくつになっても孤独に暮らす。
そんな妄想さえしてしまいます。
ああまた、コントロールできないことを考えて、
不安に苛まれてしまいました。
僕の今年の抱負は、
「コントロールできることに集中する」です。
コントロールできることに集中し、それを着実に積み上げる。
これが要らない不安を避ける術だと知りました。
今コントロールできるのは、目の前のキーボードと、
パートナーが帰ってきた時の夕飯と、それから、
睡眠時間ぐらいでしょうか。
すごくセンチメンタルですが、
死ぬ気は毛頭ありません。
自分を切り詰めてやっと気づきました。
真理は「生きていればいい」というだけだと。
こんなに自分を傷つけてやっと気づけた真理なのですから、
懐に大事にしまって、たくさんあっためて、
大切に大切に仲良く暮らそうと思います。
豊かさとは、その暖かさだと、
僕はそう思います。
どうにもならなくても、
そこに紙と鉛筆があれば、
何かどうやっても楽しむ力をつけます。
そこに草があれば、
何がどうやっても美味く食う力をつけます。
そこに水があれば、
体を洗って気持ちよく生きる力をつけます。
謝罪とは、その力がつくまで、
どうか僕にその筋肉がつくまで、
お世話になること・心配をかけること・迷惑をかけることをどうかお許しください。
今は貴方の名前で契約した部屋に、貴方のお金で買った机と椅子で、貴方に買ってもらったパソコンでこれを打っています。
これに関しては、母も同じ。
貴方に産んでもらった体で、貴方に支えて貰った心で、そして貴方に援助してもらっているお金で生きています。
この部屋にあるもの全てが、
あなた方のお世話になっていると思うと、
当たり前ですが、申し訳ないし、
感謝でいっぱいです。
〜〜〜
以上の文章を書いてから
少し日が経ちました。
勢いで書いたから、
読み返してとても恥ずかしく思います。
これを世界へ発信して、誰が喜ぶのかとも思います。
自分を整理するための文字列ですから。
でもこの記録は、自分を整理するため、
または自分を記録するために始めたもの。
それでいい、これも自分なのだと、
受け止めて、またあっためています。
創作者になりたい。
表現者になりたい。
アーティストになりたい。
胸を張って追いかけてみようと思います。
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14:00起床。
最近の昼夜逆転と言ったら甚だしい。
早く戻していきたい。
体調も悪くなるし、朝起きて夜寝るほうが完全にパフォーマンスがいいし。
昼ごはんを食べる。
カルディで買ったパクチー焼きそば。
作ってる時の匂い最悪。
ほんとにもう頭がおかしくなりそう。
換気扇なんて効いたもんじゃない。
ただ、一口食べたら、美味い。
なにこれ。臭いんだけど、美味い。
新ジャンル。クサウマ。
その後桃鉄。
1位に少し差をつけられる。
由々しき事態。どうにか差を埋められればいいが。
桃鉄に疲れて少し寝る。
起きて21:00。
お風呂に入って、夜ご飯。
豚こま白菜の梅蒸し。めちゃ美味い。
あったかくて優しくてご飯が進む味。
白菜また買おう。
そしてまた桃鉄。
みらいファンドの投資に気づくのが遅かったせいで、一位と圧倒的な差をつけられる。まずセカイツリーを奪還し、とっかえっこカードか乗っ取り放題かで物件や現金を確保しないことには進まない。
厳しい戦いになりそうだ。
そんで洗濯。
この季節の部屋干しは、
加湿器がわりになってくれる。
洗濯物を干すと部屋が潤う。
そんで寝た。
寝てゲームして寝てゲームして寝た。
20210116
〈食事〉
朝:なし
昼:パクチー焼きそば
夜:豚こま白菜の梅蒸し
〈エンタメ〉
ゴッドタン マジ歌未公開
桃鉄
気まぐれクック
霜降りチューブ
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