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それを愛と呼ぶことについて
エレファントカシマシの名曲、「桜の花、舞い上がる道を」(2008)のカップリング曲である「それを愛と呼ぶとしよう」。
相当にリアルさが感じられるいわゆる「ラブソング」で、女性ファンがざわざわしたと聞くこの曲を遅ればせながら。
かなり覚悟して聴いたのだけれど、結論から言うと、思ったほど、というよりほとんど心はざわつかなかった。
どうしてだろうと思いながら繰り返し聴くうちに、この曲と表題曲に共通して
男とか女とか。(または「みんなのpassion」)
有名な話だが、エレファントカシマシには「〇〇男」というタイトルの曲が多数ある。
「男は」「女は」とうたう歌詞も多い。そのように性差をあからさまに示すことは、あまりいまどきではないと言えるだろう。
私は世間一般の人々よりはややフェミニズムとかジェンダー平等とかへの関心が高い人だ。「女だから」というジェンダーバイアスに抗って生きてきたことは否めない。
側から見るとめんどくせい女と思われてもいたしかた
笑いの神よ、人よ、高くあれ。
巷で有名なM-1グランプリ。
さっぱり興味がなかったのだけれど、今年は観ました。
なぜなら予告動画に、
宮本浩次の「昇る太陽」
が起用されていたから。
2年前に発表されて、何もタイアップがついていなかった曲。まるでこのために大切にとってあったかのように。
放送当日。
なんてたたかいだ。
みんな間違いなくおもしろいのに、点数と順位が付けられるシビアさ。
的確なジャッジに思い知るプロの凄さ。
「
宮本浩次という生き方
私の書棚に「校長という仕事・生き方」という本がある。校長という職がたんなる職業にとどまらず、その人の生き方と密接に関わっているとの考えから、私が住む自治体で活躍する小中学校の校長先生がたが書かれたライフヒストリーを基に、校長の在り方を模索した書籍である。
(なぜこれが私の書棚にあるかといえば、私がいずれそこに行き着くルートに乗っかっているから)
そして宮本浩次である。
職業、ロック歌手。
職業と
宮本さんと海老蔵さんと私〜shiningによせて〜
3月に市川團十郎白猿襲名記念特別企画ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」主題歌として発表、6月にCDがリリースされた宮本浩次の「shining」。
歴史ものに英語タイトル⁈とか、番組HPでのプロデューサー氏の熱のこもったコメント、海老蔵さんからの絶賛、番宣特番で一部が流れた折の「アモーレって言ってる⁈」などが放送前から話題に。ドラマでもとても大切に扱われていた。
私はとりたてて海老蔵さんの
“ROMANCE”という名付け
ロングヒット中の宮本浩次のカバーアルバム「ROMANCE」
「宮本が愛した、おんな唄」
女性ヴォーカル曲のカバー12曲を収めた作品集。
アルバムタイトルがいい。収録曲のひとつではあるのだけれど、それ以上に、ここにうたわれる彼女たちの12の物語をひとつにくくって名前をつけるなら、これしかないと思える。
愛や恋をあらわすことばはほかにもあるけれど、love affairは恋愛という事象だし、rela