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私とテュルク世界

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2021年2月の記事一覧

Meは何しにトルクメニスタンへ!?

Meは何しにトルクメニスタンへ!?

自己紹介記事で私とテュルク世界との関係について書きました。

今日はその中でも私がどのようにしてトルクメニスタンに行きついたかについてご紹介したいと思います。

大学時代にトルコ語で書かれたトルクメン語の文法書を購入し、帰国後はぼちぼち勉強していたのですがどうにも気持ちが乗らない。私の語学学習は常にネイティブとの会話でモチベーションを高めていたので、周りにトルクメン人がいない環境ではなかなか進みま

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どうして自分がいわゆるマイナー言語ばかり勉強しているのか考

どうして自分がいわゆるマイナー言語ばかり勉強しているのか考

私が大学でトルコ語を専攻した理由は以前に自己紹介の文章でも書きました。いろいろきっかけはあったものの最終的には「日本語と似ている」というところが出発点でした。

大学では色んな外国語を学びたいと思っていたこともあり、トルコ語に関係のありそうな言語を片っ端から受講しました。

トルコ語に関係の深いテュルク諸語からは現代ウイグル語、カザフ語、ウズベク語、オスマン語、いわゆるアルタイ諸語と呼ばれる言語の

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ザクロ売りのおやじにサウナに誘われた話

ザクロ売りのおやじにサウナに誘われた話

私が20歳の時、トルコで遊学していた頃の話です。

日本でトルコ語の文法や購読ばかり学んでいた私は、トルコに行った当時はアウトプットに自信がありませんでした。そのため、せっかくトルコに来たのだからと積極的にトルコ語を使うべく、いろんな人と話をしていました。トルコ人の国民性もあり、その辺の知らない人と雑談することは特に違和感のないことでした。

ある日、寮からバス停の道すがら、ザクロを荷台いっぱいに

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「まそしゅ」って何?トルコ式ニックネームをつけてみよう

どうも。「まそしゅ」です。

プロフィールにも書きましたが、「まそしゅ」はトルコ時代のニックネームです。行く先々でニックネームを付けられ、アゼルバイジャンではMezayir(メザーイル)(意味は不明。知っている方教えてください。)、トルクメニスタンではMaksat(マクサット)(「目的」の意)、ウズベキスタンではMaksatjon(マクサットジョン)「マクサットちゃん」と呼ばれていました。

どの

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世界中で日本人以外に間違われる話

世界中で日本人以外に間違われる話

話が初めて行った海外は大学2年生のトルコでした。友人と2人で約2週間トルコの西半分を回ったのですが、友人はいつも「じゃぽん」(日本人)と言われていました。私はというと二回に一回はタタール人かと聞かれました。今考えるとこれが始まりだったのかもしれません。

トルコで日本人がタタール人に間違われるというのは、そんなに珍しくない話で、いわゆるタタールスタンに住んでいるタタール人と思っているわけではなく、

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テュルクか、チュルクか

テュルクか、チュルクか

最初の記事を書いてみて、そのまま放置しておくのが個人的に気持ち悪かったので、ここで断っておこうと思います。なぜ私が「テュルク」という語を使うのかを。

私の興味のある「テュルク」というのは、トルコ語、トルクメン語、ウズベク語、カザフ語、ウイグル語、トゥバ語、サハ語等の親戚関係にある言語を話す人々やその人々の住む国や地域なのですが、これらを日本語で「テュルク」、「チュルク」、「トルコ系」、はたまた、

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私とテュルク世界

私とテュルク世界



始めまして。「まそしゅ」と言います。「まそしゅ」というのは私のトルコ式のニックネームで、トルコ人の友人から呼ばれている名前です。

今日は初めての投稿なので、私自身とテュルク世界の関わりについて書こうと思います。

始めての出会いは、大学でトルコ語を専攻したことでした。きっかけは、英語以外の外国語を学びたいと思い、いろんな外国語や国について調べていたところ、偶然高校の担任の先生がトルコに旅行に

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