「つらい」の正体
不幸だと思った
傷ついた
苦しかった
辛かった
落ち込んだ
そんなネガティブな気持ちの時に、
ひとつ、心に置いておいて欲しいことがあります。
あなたが、辛かったり、苦しかったりしたのは、不幸を感じる体験だったということは、確かに事実なんでしょう。
でも、あなたの苦しみや不幸は、あなたが「生き残る」こと選んだ結果、通り過ぎて来た出来事の「足跡」なんです。
あなたは、そのネガティブな出来事に出合ってしまったかもしれませんが、
そのネガティブな出来事に飲まれることなく「自分の「生存」」のために必要な選択が出来たからこそ、あなたは、「今」「ここ」で生きているんです。
確かに、ネガティブな出来事の余韻が心に残り、今、尚、落ち込んだ気持ちでいるのかもしれません。
でもそれは、落ち込んでいる「今」がネガティブだということではなく、
今思い返しても「ショック」を受けるくらい、「あなたにとって」シビアな状況で、あなたは「生き残る」こと選べたという、「あなたのサバイバルの歴史」を体感しているだけなんです。
あなたの「今」の「苦しみ」は、
あなたにとって困難なシチュエーションに直面し、あなたは、それを受け止め、(生き残るという意味で)乗り切ったという「成果」、
つまり、「生き残った証」なんです。
生き物は「生き残る」ために、万象に立ち向かい続けるしかありません。
そして、次々と押し寄せている「万象」の中から、自分が「生き残る」ための選択をし続けなければなりません。
その「選択」の過程で、あなたが、
「「あなたが生き残るためのベクトル」に反する」
と感じた出来事が、あなたが「不幸だ」と感じる出来事の正体なんです。そして、
あなたが乗り越えた「あなたに不幸もたらすと感じる出来事」
が、あなたにとって大きければ大きいほど、あなたはその後に「不幸の余韻」を強く感じるんです。
つまり、「過去」の出来事に対してあなたが感じる「不幸」は、不幸そのものではなく、
「余韻」であり、
「あなたが生き残ったという「成果」の大きさ」
なんです。
……話がダイナミックになり過ぎてしまいました。
まあ、簡単に言えば、
「過去に対して「不幸」を感じられる
なら、あなたは十分頑張って生き残ったということですよ。」
と言うことです。
だから、「今」不幸を感じているのであれば、頑張って生き残った「自分」に感謝し、いたわってあげるといいのかもしれん。
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