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毎週誰かが新曲を発する。
毎週誰かが新曲を発する。ちゃんと良かったり、どこか良くなかったりする。
果たして、作られた物に生命一個体として全身全霊で向き合えているか?と、毎週水曜日に必ず思う。まるで研究者が恐る恐る顕微鏡を覗くように。マウンドのピッチャーがキャッチャーのサインに首を振るように。
およそ一年前に世界を模ったあのアルバム。もう誰もあの曲の話をしなくなった。奪われ続ける心と裏腹に、トップソングという名前の山から滑
liner note___「遠吠え」
朝方の淡い水色と、夜去の群青。
何かを作ること、そこに渦巻くはかりごとと意志。
背後にある大好きな80s、汲んでオマージュして受け継がれてきた鮮やかすぎる愛。
作ることの途中に生じる副次的な苦しさ。
街にまとわりつく退廃、いけ好かない空気、地獄みたいな雲。
誰かからもたらされた譲れないもの。
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かってえ言葉でニュアンスを伝えさせてもらいました。音
へらへらと石橋を叩くような。
最近気づいた事だが、フォーマルな場面や固い空気の中で、くだけた発言をする事が多い。そしてその後にへらへらする。この自分の笑い声に気づいた時には寒気がした。なぜだろうかと深化していく。
主張ではなく、その人の自信。多くのステージに立つ人間は胸を張って大きな声で真面目な事を真面目な顔で話す。随分と立派そうである。
もちろん褒められるべき事だが、そこにある大きな違和感にいつも複雑な気持ちになる。どうし
信じていた音楽は効力を失った
耳の聴こえないあの娘の事を思い出して嫌になったり、僕が座る岬にはもう何も無いのかもしれない事に落胆したり、「誰もが自分勝手だな」と思った自分が
、その最たるものだったりする。
信じていた音楽は効力を失った。ずっと頼りきりで、プレイリストの一番初めにあったあの歌。僕らの天井を切り裂いた傷みたいなあの詩。
結局そうなってしまうなら、くだらないと思う。全てを捨てて意識だけの存在にでもなりたい。今なら、