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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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#双極症

パラダイムシフト

パラダイムシフト

知り合いに教えていただいたEMI(作者)の「パラダイムシフト」という漫画を読みました。

https://ameblo.jp/e3-noguchi/theme3-10104044959.html

いろいろな意味でとても参考になり、読み応えのある漫画でした。

最も印象に残っているのは、依存もうつ病も過食も原因は一つ、「不安」である、ということ。
私が悩んでいることにあてはまります。

では、私の

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精神疾患と薬

精神疾患と薬

「精神疾患は薬が作り出している。だから病院に行かない方がいい」

近年、うつ病を始めとする精神疾患に罹る人が増えてきており、様々な考え方が出てきています。
その中の一つが「薬」の功罪です。

もう20年近く服薬を続けている私にとって、薬無しということは考えられません。
しかし、過去にはだいぶ薬に振り回されました。

精神疾患には今のところ療法も含めて「特効薬」がありません。
風邪をひいたらこの薬、

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傾聴

傾聴

人の話を聴く。
特に悩みごとや相談ごとを聴く時には「傾聴」の姿勢が大切です。
「傾聴」とは相手の言うことを否定せず、相手の気持ちになって聴いて差し上げること。

よくいるのは、人の話を聞いているようで全然聞いていない人。
それどころか、「実は自分もね...」と自分のことを話し始める人。
結局こちらが聞き役になってしまう。
或いは聞いてくれても
最後には「よくあることだよ。」で終わってしまうこと。

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始まりのバラード

始まりのバラード

アンジェラ・アキの「始まりのバラード」。

この歌にこんな一節があります。

「世界一長い夜にも必ず朝は来る」

「世界一長い冬にも必ず春は来る」

病気が酷かった時には「自分には朝も春も来やしない」と思っていました。
でも、心の片隅にこの歌詞を持ち続けていました。
そして、今、休みがちながらも働けるようになり、和太鼓を楽しめるようにもなりました。

この言葉を信じて良かった。
今はそう思っていま

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関わること

関わること

私は前職を定年退職後、現在の仕事に就く前に、約半年間、主に知的障がいのある方たちの支援をする仕事に就いていました。

知的障がい者の施設でボランティアを続け、このようなブログを書き、仕事もした。
そして、今は障がい児・者と一緒に和太鼓を楽しむ「仁の会」を作り、運営しています。
このようなことをするのは、自分が障がい者だからというだけでなく、ボランティアを始めたことが大きな要因になっています。
今は

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双極性障害のこと

双極性障害のこと

元気になったりひどく落ち込んだり。
これの繰り返しのこの病気。

いくつかの精神障がいも同じだと思いますが、
他人には解ってもらえない。

少し元気なときに知人と会うと、
帰り際に「元気そうで良かった」
「どこも悪くなさそう」などと言われる。
それはそうでしょう。
元気な状態だから外へ出られたのだから。

落ち込んでいる時には外へも出られない。
「身体が動けなくなるほど気分が悪くなることがある」と

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両手の世界

両手の世界

両手を合わせる
両手でにぎる
両手で支える
両手で受ける
両手の愛
両手の情
両手合わしたら 喧嘩もできまい
両手に持ったら 壊れもしまい
一切衆生を
両手に抱け

私が好きな詩人、坂村真民(さかむらしんみん)の詩の一つです。

両手を合わせて手が空いていなければ、喧嘩はできません。
両手を合わせて相手のことを思いやれば、喧嘩はできません。
大切なものを持つとき、壊れないように丁寧に両手で持ちます

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「普通」とは?

「普通」とは?

現在の社会福祉の世界では「ノーマライゼーション」が一つの合言葉のようになっています。
「誰もが普通(ノーマル)の生活を送る」。

では、「普通」とはどういうことでしょうか。
何を以て「普通」というのでしょう。
さまざまな障がいを持つ障がい者。
どうすれば「普通」の生活ができるのでしょう。
精神障がい者である私は「普通」ではないのでしょうか。
私はこの障がいのために前職では5年間休職しました。
この

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