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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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2020年12月の記事一覧

和太鼓・仁の会(2)

和太鼓・仁の会(2)

先週、今年の練習をすべて終え、会員の皆さんからいただいたメッセージの一つ。

A君のお母様から。
『思いもよないコロナ禍の中ですが
学校生活残りの1年
社会人に進むにおいて
Aの余暇の過ごし方を模索
していた時に
仁の会のお誘いをいただき
入会させてもらい
Aの楽しんでる姿に
皆さまとの出会いに感謝の年と
なりした

親としては皆さんにご迷惑
ばかりでハラハラと見ている
状態ですが
暖かく見守って

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できない / しない

できない / しない

上達を求めて太鼓の稽古に励んでいたころのある時期、稽古に向かおうとすると気が重くなり、電車に乗れなくなりました。
好きな太鼓の稽古に行くのに何故「行けない」のだろう。
自分でも不思議でなりませんでした。
当初は持病(双極性障害)のせいで電車に乗れなくなったのだろうと思っていました。
そんなとき、ハッと気づいたことがあります。
それは、「行けない」のではなく「行かない」のではないか、ということです。

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和太鼓の稽古

和太鼓の稽古

私は約20年間、和太鼓を習っていました。
週末はもちろん、平日にも仕事帰りにあちこちの太鼓教室に通っていた時期があります。
それだけ好きだった和太鼓ですが、自分が上達を目指す太鼓はやめました。

理由は2つあります。
1つの理由は、まったく上達しないことに嫌気がさしたことです。
2つ目の理由については、明日書くことにします。

稽古をしても、しても、ちっとも上手くならない。

そんなことを考えずに

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いるだけでいい

いるだけでいい

五代目古今亭志ん生。
昭和の大名人と呼ばれた噺家の一人。
私を落語の世界に引きずり込んだ人。
この人の有名な逸話。
高座で居眠りをしてしまい、前座さんが起こそうとすると、
客席から「寝かしといてやれ!」と声がかかったと聞きます。
志ん生がそこにいるだけで客が喜ぶ。
残念ながら私は高座を見たことはありませんが、
とても魅力のある噺家だったのでしょう。

そして、その息子さんの古今亭志ん朝。
私が見に

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友人のこと

先日、親しくしている友人が死に直面していることを知らされました。
ずっと元気で接しているだけに驚きました。
元気そうに振る舞っているのに、今、この瞬間もその人は病と闘っています。
このところ浮き沈みの激しい私の気持ちがさらに激しく揺れ動いています。
どうしたらいいのだろう。
自分には何をすることもできない。
でも、何かしたい。
居ても立ってもいられない気持ちです。
この心の揺れをどうやって鎮めたら

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週5日勤務達成!

週5日勤務達成!

5月に現在の会社に就職してから7ヶ月が経ちました。
持病の双極性障害のおかげで休みがちですが、昨日、初めて週に5日間の勤務ができました。
1週間、休まずに働くことが、私には大変なこと。

私と親子以上に歳の離れた社員ばかりの若い職場。
私が休んでも嫌な顔一つせず、励ましてくれたり、応援してくれたりするありがたい同僚たちです。
当初は庶務的な業務ばかりでしたが、今は正社員と同じ重要な業務を任されてい

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和太鼓・仁の会

和太鼓・仁の会

私が地元で始めた和太鼓・仁の会。

最初の練習は2017年5月。

あれから約3年半が経ちました。

現在の会員数は12名。

ボランティアで指導にあたってくださっている方と私を加えると14名の会になりました。

会員は、障がい者ご本人、その保護者、障がい者施設職員など。

障がいの種別も年齢も様々。

皆さん、太鼓が大好きで毎回ほとんどの方が参加されています。

あるとき、重度の知的障がいを持つ

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私を救ってくれたメール

私を救ってくれたメール

今から約2年前。

双極性障害が一生治らない病と知って、絶望し、命を断つことまで考えていたとき。

それを知った友人からメールをもらいました。

『〇〇さん(私)、この話をするのはすごく悩みましたが、

私もずっとある病気にかかってます。

私の病気も一生直ることはありません。

最近は特にひどくて睡眠もほとんどとれてません。

何度も死のうとしてお姉ちゃんたちや他の人にも迷惑をかけてきました

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都鄙問答

都鄙問答

ここ数年、自分の生き方を探るうえで関心を持っているものの一つに「心学」があります。

その教えの一つ。

「まことの商人は先も立ち、われも立つことを思ふなり」

「正しい商人とは、相手のためになり、自分もためにもなる者をいう」という、お客さまとともに喜び、ともに栄えていこうとする共存の関係を示した言葉です。

これは商売に限ったことではありませんね。

心学は、江戸時代に商家で奉公人をつとめた石田

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「しあわせはいつも自分のこころがきめる」(相田みつを)

「しあわせはいつも自分のこころがきめる」(相田みつを)

私がいつも心に留めている言葉の一つです。

私は「双極性障害」という精神疾患のため、通算5年間休職をし、そのまま定年退職しました。

4年前のことです。

現在も通院、服薬を続けています。

今は障がい者雇用でのパートとして働いています。

この病を発症して以来、「何故、こんなことに」と思い、体調がすぐれず動くこともできない時には「もうこんな人生は終わりにしたい」と思うことが何度あったことか。

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