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「しあわせはいつも自分のこころがきめる」(相田みつを)

私がいつも心に留めている言葉の一つです。

私は「双極性障害」という精神疾患のため、通算5年間休職をし、そのまま定年退職しました。

4年前のことです。

現在も通院、服薬を続けています。

今は障がい者雇用でのパートとして働いています。

この病を発症して以来、「何故、こんなことに」と思い、体調がすぐれず動くこともできない時には「もうこんな人生は終わりにしたい」と思うことが何度あったことか。

危険なこともしました。

しかし、元気なとき、自分に問い直しています。

「果たして自分は不幸なのか」と。

働いているとはいえ、特に毎朝辛くて、今日は休んでしまおうか、と迷いながら自分を叱咤激励しながら家を出ています。

仕事を休みがちの私ですが、今のところそれが理由で解雇されることもなく、周りの若い社員たちと仲良く仕事ができています。

この歳になっても働いていられる。

この生活のどこが「不幸」なのだろうか。

気分の落ち込みがひどい時を除けば、むしろ、とても有意義な生活ができているのではないか、幸せな生活をしているのではないかと思い直しています。

確かに将来のことを考えると不安でいっぱいです。

いつまで働けるのだろう。

わずかな年金だけで生活してゆけるのだろうか。

生涯治らないと言われているこの双極性障害という病気。

この病気のおかげで失ったものがたくさんあります。

趣味、友人。

一方でこの病気に罹っていなかったら経験できなかったかもしれない時間を過ごせているのではないか、と思うこともあります。

この病気に罹ったからこそ出会えた人、知ることができた世界。

もちろん、病気や障害はないにこしたことはありません。

しかし、病気や障害があるから不幸、無いから幸福とは言えないのではないか。


「しあわせはいつも自分のこころがきめる」(相田みつを)

この言葉を忘れないように生活してゆきたいと思います。

元気なときだけでなく、気分が落ち込んで辛いときにも。