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副業としての社会起業をする方法

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社会課題にビジネスとして取り組む社会起業を、副業で始めるための基礎知識を書いています。
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2018年2月の記事一覧

社会貢献のためのマイクロ起業はプラスにしかならない。

ビジネスの本質は社会貢献です。

そして、社会貢献のためのマイクロ起業は、どう転んでもプラスにしかなりません。

たとえば、あなたが電子書籍文化を広めたくて、電子書籍の表紙を1書籍500円で提供するサービスを始めたとします。

そして、その結果、うまく行かなかったとします。つまり、全く依頼がなかったり、全く採算が取れなかったりしたとします。むしろ、「そのような金額で依頼を受けたら、クリエイターの仕

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ビジネスの根底にあるのは「おすそ分け」であって、押しつけではない。

ビジネスの本質は社会貢献です。もし、社会貢献という言葉が胡散臭いなら「おすそ分け」です。もっと分かりやすく言うなら「これおいしかったので、もしよかったら食べてみてください」です。

自分にとって価値が高いものを、他の人々に「おすそ分け」をする。たとえば、私の場合、いじめ・嫌がらせに対抗する知識・技術は生きていくのに必須でしたので、それをおすそ分けしています。ビジネスに関する知識・技術も、生きていく

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ビジネスにおいて「共感」は目指すものではない。

ビジネスの本質は社会貢献です。人々への価値提供がビジネスです。

しかし、2018年現在ではビジネスは戦争を喩えるのが主流です。

ビジネス戦争論の弊害はさまざまありますが、その弊害の1つが「関心」を奪い合うマーケティング手法です。

その結果、”子供”、”動物”をSNSに投稿することで共感を得るというあざとい手法まで出てきています。気持ち悪いですよね。

しかし、そもそもビジネスをする上で共感は

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顧客にあなたの情報発信に気づいてほしいなら、するべきこと。

ビジネスの本質は社会貢献です。

それは人々が望む価値を提供する行為ですから、それを望む人全てに届くのが理想です。

この価値を届けるための努力と工夫が、マーケティングなんですね。

そして、マーケティング活動において大切となるのが「工夫」です。もちろん努力も大切なのですが、それ以上に工夫が大切となります。

この工夫のために覚えてほしいのが、「契機相関性」です。これは西條剛央先生という学者が提唱

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ビジネスは戦争ではないから、「戦略」なんぞは必要ない。

ビジネスの本質は社会貢献です。

その社会貢献をするのに、「戦略」など必要でしょうか?

社会貢献は戦争ではありませんから、戦略は必要ありません。

もちろん、社会が必要としている価値が何かを見極めることは大切です。そして、それを届けるための工夫や努力も大切です。ですからこれらを見極めるために戦略を学ぶのは無駄ではありません。

しかし、それに毒されてはいけません。クライアントはターゲットなどでは

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クライアントがつかないコーチにある「スコトーマ」

コーチングは社会的、経済的弱者にとって必須の心理技術です。

しかし、コーチがあまりにもマーケティングが下手なせいで、コーチングはまだまだ広まっていません。その証拠に「コーティング」と言われたりしますよね。

広まらないのは、コーチの中に大きな「スコトーマ」があるからです。スコトーマのせいでズレたマーケティング活動を行う人ばかりなので、なかなかコーチングが広まりません。

その大きなスコトーマを取

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クライアントの体験を設計する

ビジネスの本質は、社会貢献です。それは、社会に価値を提供することです。

価値は、欲望・関心・目的に応じて立ち現れます。

そして、関心は契機(きっかけ)に応じて立ち現れます。

つまり、なにかしらのきっかけに応じて立ち現れた欲望・関心・目的を、充足する体験を提供するのがビジネスです。たとえば、お腹が空いて、何か食べたいと思っている人に、お腹を満たす体験を提供するのが料理店や、ファストフード店、コ

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商品・サービスの軸が定まらないのは、クライアントの「状況」がイメージできていないから。

ビジネスの本質は社会貢献です。社会に価値提供をするのが、ビジネスです。

そして価値は、欲望・関心・目的に応じて立ち現れます。(「価値の原理」 西條剛央)

さらに、その関心は「契機(きっかけ)」に応じて、立ち現れます。

契機⇒関心⇒価値という流れで、価値は立ち現れます。

つまり、契機(きっかけ)から関心を通じて、価値は立ち現れるのです。

ものすごくざっくりいうと、何かしらの体験がきっかけと

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「差別化」はズレた考え方

ビジネスの本質は社会貢献です。それは社会に価値を提供することと言えます。

ですから、目指すことは価値提供であって、「差別化」ではありません。こんな当たり前のことが、なぜか忘れられるんですよね。

差別化は、自分が高い価値提供をするための活動を行った結果です。目指すところではありません。

顧客は差別化されているから、あなたの商品・サービスを購入するのではありません。あなたの商品・サービスが、顧客

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ニッチであることより大切なこと

ビジネスの本質は、社会貢献です。つまり、社会に価値を提供することです。

そして、価値は欲望・関心・目的に応じて立ち現れます。(価値の原理 西條剛央)

言い換えれば、ニッチであることが価値を生むのではありません。たとえば、適応障害専門コーチングと名乗っても、やっていることが一般のコーチングと同じなら、そこに価値は生まれません。名乗るだけの専門家って、たくさんいますよね。私はそういう人が大嫌いです

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なぜあのコーチは、クライアントに選ばれないのか?

ビジネスの本質は社会貢献です。それはつまり、社会に価値を提供することです。

また、価値は、欲望・関心・目的に応じて立ち現れます。(「価値の原理」西條剛央)

そして、関心は「契機(きっかけ)」に応じて立ち現れます。(「契機相関性」西條剛央)

ですから、ビジネスとは、クライアントが、あるきっかけによって生じた価値を提供する活動と言えます。

これを前提にして、「なぜあのコーチが、クライアントに選

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ビジネスは「与える」であって、「奪われる」ではない。

ビジネスの本質は社会貢献です。社会に価値を提供することです。そして、それは、”価値を奪われること”ではありません。

自分が「そうしたい」という気持ちがある限り、価値提供をするのはよいことだと考えています。「これをしたら、喜んでもらえる」という気持ちで楽しみながら、プレゼントを贈るのは微笑ましいとも思います。私も、当然ですがそういう人が好きです。

しかし、「しなければならない」という気持ちで価値

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与えよ。されど、奪うのを許すな。

ビジネスの本質は社会貢献です。社会に価値提供をするのがビジネスですから、「いい人」「与える人」こそがビジネスをするべきです。

しかし、「いい人」は1つだけ注意をしたほうがよいことがあります。それは「奪う人」への対応です。これは本当に大変なので、ぜひ読んでほしいです。

「奪う人」と「与える人」が出会うと、「与える人」は一方的に搾取されます。例えば、毎日のように夜遅くまで相談に付き合わされるような

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