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夫と2匹の猫との日常の中に転がっている大切なことや笑っちゃうこと。 右も左も分からない…

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夫と2匹の猫との日常の中に転がっている大切なことや笑っちゃうこと。 右も左も分からないけど、noteという場に出会えたことに感謝してとりあえずスタート! instagram @maruko.green

最近の記事

出待ち 【猫とおばさんシリーズ】

イヒヒ、今日こそはお風呂上がりのあの人を驚かせそうよ! いつもはね、おばさんがお風呂から出てくるのを廊下で待ってるんだけど、なんと内緒でおじさんがドアを開けてくれたから今日は洗面所の中で出待ちしてるんです。 わたしがすぐそこにいること、入浴中のおばさんは全く気づいてないの♫ 普段廊下で待ってる時って、わたし待ちきれずにニャーンて鳴いちゃうから、おばさんは扉のこっちでわたしが待ってること分かってるみたいなのよね。 それでも必ず「まさかお姉ちゃまが待ってるとは1ミリも思わ

    • グッモーニン♪ 【猫とおばさんシリーズ】

      おはようございます、お姉ちゃまにゃんこです。 突然ですがみなさんって早起きされてます? わたしは春頃からすっかり朝型になっちゃって。お日様が早く上がるようになったからかなぁ、「爽やかな朝だー!」って思って、それでウキウキしてカーテンの向こう側でお日様浴びたりして気持ちいい朝時間を満喫してるんです! 最初の30分くらいは。 そう、しばらくして、"あ、わたしはお腹が空いたから起きたんだわ"って、気がつくのよね。 それからが長くって。わたしの飼い主さんたちの、まぁ寝坊助な

      • 二股  【猫とおばさんシリーズ】

        チビ子です。今日はあたしの新たな一歩について誰かに聞いてもらいたくなっちゃって。よかったらお付き合いください! 実はあたしこれまで4年間もおばさん一筋だったんです。おばさんの方も「おばさんとチビちゃんは両思いなんだよね~」って言ってるくらいで。 ふふ、おばさんて馬鹿みたいでしょう。でもね、あたしもそのことは否定できないんですよ。おばさんの側にぴったりくっついて過ごす時間ってほんっと最高だから! ただ問題は、おばさんて掃除に料理にあれやこれやでなかなかどっしりソファに座っ

        • 映画「ブックセラーズ」

          その名の通り、『本を売る人』と『本』についての映画です。 ニューヨークを中心とした本のプロ達の世界、「本」に関するマニアックな人たちや、「本」を中心に育まれた古き良き?文化を追いながら、テーマは『本の未来について』へ移ります。 数十年前までは本や新聞、図録、年譜…何もかも出版物が主な記録媒体で情報源だったわけですが、今はWEB上で情報を得ることの方がうんと増えて、私のレベルでいうと辞書を開いて調べるなんてことは無くなったと言えるほどだし、電子書籍で本を読むということも特別な

        出待ち 【猫とおばさんシリーズ】

          映画 「EIGHTH GRADE 」

          この映画、観ている間中胸が苦しくて苦しくて堪らなかった~ 主人公のケイラちゃんは日本で言うなら中学3年生のいわゆるイケてない女の子。 本当の自分とイケてない現実。その葛藤がとても上手に描かれていて、それだけに、同じような思いや経験をしたことのある者にとってこの映画は、古傷が疼くような、なんとも言えない切ない想いに駆られます。 誰にとっても多感な中学・高校時代。 学校という限られた狭い社会ではトップのイケてるグループから始まる独特のカーストのような階層が出来上がってしまいま

          映画 「EIGHTH GRADE 」

          リチャード・クレイダーマン

           リチャード・クレイダーマン。(40代の)私以上の世代は何とも言えないノスタルジーに包まれる方も少なくないのではないでしょうか。  金髪に甘いマスク、そして奏でるメロディーはどこまでも優しく切なく。当時日本の女性の心を鷲掴みにしたフランス人のピアニスト、リチャード・クレイダーマン。若かった頃の母も、例に漏れずロマンチックな彼のピアノが大好きだったようでした。  久しぶりにYoutubeで名曲メドレーを聴いてみると、一気に昭和のあの頃へタイムスリップ。子供の頃住んでいた家、

          リチャード・クレイダーマン

          ネコ神さま、怒る。【猫とおばさんシリーズ】

          あぁ、私、このおばさんが許せない! 普段は私のこと、「ネコ神さま」とか「天使ちゃん」とか「宝物姫」とかって、メロメロ言い寄ってくるのよ? それなのに。 さっききから私ずっと訴えているんです‼︎ 「飢えそうなこの猫におやつをください」って。しかも私、可哀想に聞こえるように色々工夫して鳴いているんです‼︎ なのにこの人ったら、ずーっと気づかないふりしてるの。 しまいにはしれーっとソファに横になって本読み始めちゃったじゃない、だから私こうしておばさんの頭上から圧をかけてるわ

          ネコ神さま、怒る。【猫とおばさんシリーズ】

          「俺は子猫がいい」②【猫とおばさんシリーズ】

           お姉ちゃま猫を引き取るということで話がまとまったところに、遅れて登場したおじさんはいきなりこんなこと言ったの。 「この子確かに可愛いけど、でも俺としては子猫がいいと思ってたんだよね」 ”(え、今さら…???)” byおばさん おばさんだってこの譲渡会に来るまでにちゃんとお姉ちゃま猫の年齢も写真もおじさんに見せて相談してたらしいんですよ。あの2人。猫から見てても、会話が噛み合ってないこと結構あるから…こういう危ない局面が生まれがちなんですよね。  「子猫…?? え、じ

          「俺は子猫がいい」②【猫とおばさんシリーズ】

          「俺は子猫がいい」①【猫とおばさんシリーズ】

           今回はあたしチビ子がどうしておばさんのお家に来ることになったのか、お話しさせていただきますね!二本立てなんですけど、よかったらお付き合いくださいね。 もう一匹のお姉ちゃまがおばさんにいたく気に入られてこの家に来たってお話はもうお読みいただいてましたか?  (こちらがその記事です→ https://note.com/maru_green/n/n120cb4e97cb9) 猫を飼うのは初めてだから、おばさんは子猫じゃなくて大人の猫1匹を迎えようと思ってたんだって。それで推

          「俺は子猫がいい」①【猫とおばさんシリーズ】

          何も見逃したくない 【猫とおばさんシリーズ】

          今日は猫へのラブソングのお話を、かいぬしのおばさんから。 ミドル世代のど真ん中を生きている私は、悲しいかな、ラブソングなんてどれもピンとこなくなって、歌詞が熱すぎると「怖っ」「危なっ」などと思ってしまうほどに、恋愛の狂おしい気持ちからすっかり遠ざかっておりました。 が、猫たちと暮らすこと3年、ラブソングの相手が「猫」と思うだけで、途端に歌の世界が鮮やかに煌めきはじめて、今までスルーしていた曲にズキュズキュ胸を打たれるようになるのを知るのです。 「ずっと猫を見つめていたい

          何も見逃したくない 【猫とおばさんシリーズ】

          if you met you, would you like you?

          ネット上で出会って気に留めた言葉。 ”あなたに会ったら、あなたはあなたを好きと思いますか?” みたいな意味でしょうか。 なるほどー。どうかな。 少なくとも「誰かに害を与える人間」だとは思わないけど、実際私は私みたいな人に会ったら好きと思うのかな。   ここでも散々書いているけれど、色々気にして、人からどう思われるのか、私の行動を人はどう思うのか、相手のことを考えて行動を決めてしまうところが私にはあるから、ヤキモキ「自分らしさ」が見い出せてなかったりもするわけだけど、

          if you met you, would you like you?

          スミレにくちづけ

          「ありがとね」   春一番、道端に咲くすみれの花を見つけるといつもそう呟いている。   私にとってスミレは小さな春の神様、どうしてこんなに惹かれるようになったのか分からないけど、スミレが静かに咲いているのを見つけた瞬間「ありがとう!」ってお礼を言いたくなるし、その姿を見れたことに幸せを感じるのです。  私のスミレ好きは子供の頃からずっと。 夢みがちで理想が高くてさらに神経質。よくここまで陽気な大人になったなと自分で感心するくらい、とっても気難しかった幼少期の私。一見お友

          スミレにくちづけ

          膝の上  【猫とおばさんシリーズ】

           わたしが膝に座ると、おばさんは時々こう聞いてくるの。 「お姉ちゃまはおばさんと初めて会った日のこと覚えてる?」  わたしは猫ですから正直そんなには…。でもその時のことをよくおばさんが話してくれるから、そうだったかもねって、もはや記憶を刷り込まれちゃったわ。  譲渡会ってところで、とにかくじろじろわたしのこと見てたのがおばさんだったの。相当下調べをしてわたしのことを「この子!」って決めて会場に来たそうで、他のケージには目もくれずわたしとわたしの赤ちゃんが入ってるケージの

          膝の上  【猫とおばさんシリーズ】

          春の空気 【猫とおばさんシリーズ】

          おばさん、今朝のこの空気、何か違うわよね? この前までは空気がヒューンと冷たくって、こうしてベランダに出てみたって匂いも感じないし、お鼻が乾燥するくらい冷たかったじゃない。 ま、その前にわたしは冷たい風を感じた時点でお部屋に引っ込んでいたけど。あら笑わないで、猫なんてみんなそうだと思うわよ。  それにしても今日のこの感じは、いいわねぇ。 すこーしの湿気に色んな匂いが乗ってきてる。草や土、みんな動き出してるって感じね。  え? ジ、ン、チョ、ウ、ゲ? おばさん何言ってるの

          春の空気 【猫とおばさんシリーズ】

          「量は質になる」

           お花や植物にまつわるセンスがある人に実は心底憧れています。  最近はブログやInstagramなどSNSが行き渡って、他所様のお宅のお花事情を拝見する機会が格段に増えました。                      何とも言えない色合いのブーケだったり、さりげないのに溜息が出るほどおしゃれだったり… お花のある素敵な暮らしをされている方のなんと多いこと。    こんな風に、知り合いではないどなたかの美しい生活の一部を垣間見る機会なんてちょっと昔までは無かったですよね。

          「量は質になる」

          本を買取っていただくまで②

           気が小さい私の話の続きです。  その本屋さんで買取をしていただこう!と決めたのはいいですが、 今度は、そのお店がちょっと個性的な古本屋さんだったことが気になり始めます。 ”私の持ってく予定の本のラインナップは店長さんのお目鏡に適うだろうか?” ”お門違いな客で変な雰囲気になりはしまいか?” ”そもそも一度もお客として行ったことがないのに買い取ってもらいに行くなんて失礼すぎるか!?”(これは事実失礼だったと思う) ならば客として一度行ってみようと思って自転車を走らせるもの

          本を買取っていただくまで②