何も見逃したくない 【猫とおばさんシリーズ】
今日は猫へのラブソングのお話を、かいぬしのおばさんから。
ミドル世代のど真ん中を生きている私は、悲しいかな、ラブソングなんてどれもピンとこなくなって、歌詞が熱すぎると「怖っ」「危なっ」などと思ってしまうほどに、恋愛の狂おしい気持ちからすっかり遠ざかっておりました。
が、猫たちと暮らすこと3年、ラブソングの相手が「猫」と思うだけで、途端に歌の世界が鮮やかに煌めきはじめて、今までスルーしていた曲にズキュズキュ胸を打たれるようになるのを知るのです。
「ずっと猫を見つめていたい。」
猫飼いのこの気持ちを見事に代弁してくれるのがエアロスミスの「I don’t want to Miss a thing」ではないでしょうか。
猫と暮らすまでは、ひねりのないド直球な歌とタカを括っていた愚かな私でした。
♪片時も目を離したくない、その寝息をずっと聞いていたい、一緒にいられることを神様に感謝したい…♪
シンプルでピュアな想い。これです。腕枕で寝てくれる猫の横で目など閉じたくない。可愛いく眠る姿、後から見たらどれも同じに見える写真であろうとも、何枚も何枚も撮ってしまう、この狂おしい想い。
これは猫好きあるあるかもしれないけれど、山崎まさよしさんの「One more time…」なんて、「君」が「猫」だと思うと胸がえぐられそうになりますよね…
これも、あれも、なんて素敵な曲だったのだ、
「この気持ちよ届け」とテレサ・テンの”別れの予感”を熱唱するわたし……
ん?最後に猫たちからも何か言いたいって?
「おばさんは歌詞がどうのこうのと語ってるようですけど、実際は歌いながらどんどん替え歌にしちゃって、大好きよ〜 可愛いね〜 ありがとね〜 のリフレインなんです。そんなおばさんてちょっと”危な”かったりするんでしょうか?」
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